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【FX】伊勢志摩サミット

配信日:2016年04月15日

2016年5月に日本でサミットが開催されます。
「伊勢志摩サミット」という名前からわかるように、三重県の伊勢志摩地域でメインの会合が行われます。

サミットのような大きなイベントがあると、為替相場への影響を考えておく必要があります。
では、サミットが為替にどのように影響するのでしょうか?


■サミット前は為替介入しづらい
サミットなど、国際的な会合を控えた時期になると、「為替介入」をしづらくなります。
それは日本が他の国や人物から通貨安競争をしているとの批判を受けるからです。
この批判に対しては賛否両論ありますが、アベノミクスによって、日本が円高に苦しむ状況から、円安の恩恵を受ける状況に変わったことは否定できません。

したがって、サミットの場で日本が名指しで主要各国から批判を浴びないよう、サミット直前期には為替介入は極力控えると考えられます。
日本が円安方向の為替介入がないとわかれば、投機筋が円高方向に相場を動かす可能性が高まります。

通常であれば過度な動きに対抗する為替介入が行われつこともありますが、サミット前には介入に踏み切りづらくなっている日本の様子を見て、大きく円高に振れる可能性もあります。
ただあまりにも急な円高になれば、さすがに国際的にも為替介入が容認されやすくなることもあります。

「投機筋」の動きが激しければ、勢いよく逆方向に為替介入する可能性があるのです。
したがって、この時期はリスクのあるトレードは控えるのが無難ですね。


■通貨安競争への懸念が示されている
以前から、通貨安競争に対する懸念は世界各国で示されています。
日本でも、韓国がウォン安によって業績を伸ばしている中、円高に苦しむ日本企業は長い間利益の縮小を余儀なくされていました。
日本の輸出企業の多くが最も苦しい時期を脱し、黒字転換や利益の拡大に成功したことには、円安に振れたことの影響が大きいと言わざるを得ません。

こうした事情は、輸出産業が発展している多くの国に共通しています。
どの国も自国企業の業績が拡大したほうが、税収の増加や国内雇用の拡大につながるからです。

そのため、どうしても自国通貨が安くなってほしいと考えがちで、今後も、通貨安競争への懸念は示され続けると考えられます。
サミットでは、通貨安競争についても議論が交わされるかもしれません。


■テロ発生にも注意
サミットでは、主要先進国の首脳をはじめ、重要人物が多数来日することから国際的に日本の注目度が高まり、テロの標的とされやすくなります。
日本ではあらかじめ多くの訓練をするなどして、テロ対策を万全にしていますが、日本国内でサミット期間中やその前後にテロが発生する可能性はゼロではありません。

テロが発生すれば為替レートにも不安定な動きが出てくると考えられます。
サミット期間中のトレードは、テロの発生にも注意を払わなければなりません。


■為替の変動幅が大きくなりがち
サミットやその前後の期間は、為替の変動幅が大きくなりがちです。
為替介入がしづらくなることや、サミットで重要な方針が示される可能性があることなどが理由です。
また、サミットを控えて為替の変動幅が大きくなることを嫌うトレーダーが増えれば、為替取引の量が減少し、「投機筋」が相場を動かしやすくなります。
サミットや前後の期間の取引は、普段以上に急激な変動に注意が必要です。

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執 筆 Tsuji

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