ベトナムとアセアンと
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特集―「ベトナムでは高校人脈が重要です!-高校ランキング」
配信日:2010年10月18日
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▼Vol.006
ベトナムとASEANと
今週号の特集:「ベトナムでは高校人脈が重要です!-高校ランキング」
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今週の目次:
[1].ピックアップ――――最近の出来事
[2].特集「ベトナムでは高校人脈が重要です!-高校ランキング」
[3].おわりに
発行元:tnaru@vietnam
URL:http://tnaru21.blog23.fc2.com/
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[1].ピックアップ――――最近の出来事
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●チュングエン・コーヒーがビナミルクからコーヒー工場を買収
(http://www.viet-jo.com/news/special/101016105540.html)
VIETJOの特集記事
今年9月、コーヒー大手チュングエングループがベトナム乳業株式会社(ビナミルク)からコーヒー加工工場を買収した。多くの人が「チュングエンの時代はもう終わった。」と思っている。しかし同社のダン・レ・グエン・ブー社長は7年間で「中部高原地方ダクラク省をコーヒーの世界首都にする」ことを目指している。
チュングエンは既に世界の約50カ国に進出し、ベトナムのコーヒーブランドと
して知られてい。米国のコンサルタント会社を雇って戦略を練り、彼の地での
会社設立に向けて動き出した。チュングエン社の世界戦略は米国とシンガポー
ルのオフィスが描くことになる。
チュングエン社はまた、ドイツでブルク・コーヒー焙煎博物館を買収した。こ
の博物館の史料約1万点がダクラク省に運ばれ、「その日」に備えるという。ジェンス・ブルク所長は40年にわたって同博物館を運営してきたが、ブー社長に会いその夢を聞いて譲渡を決めたという。
====コメント=====
街のあちらこちらで見かけるチュングエンコーヒー。しかし、ベトナム人を主
要ターゲットとしているのか、店舗のデザインがダサい。ライバルのハイラン
ドコーヒーは、外国人とベトナム人であんなに賑わっているのに。
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●米フェイスブック社、ベトナムで責任者を採用へ
(http://www.viet-jo.com/news/economy/101015035901.html)
SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)世界最大手の米フェイスブック社がベトナムでの事業を拡大するため、ハノイ市に勤務する幹部社員を募集している。募集要項によると、募集しているのはハノイでの事業ポリシー・開発責任者。
応募者には、地元当局や技術者仲間に幅広い人脈があり当局との折衝経験が
あることが求められる。当局側との交渉を含め、事業の開発方針を策定できる
能力と経験が必要とされる。採用されれば、フェイスブックのベトナム事業の
責任者となり、同社の代表として当局との交渉にあたることになる。
フェイスブックの福利厚生には、従業員の診療費全額負担、従業員扶養者の
診療費半額負担、スポーツジムの利用費半額負担、女性の場合は4カ月の産休
(給料全額支給)、5歳児までの子供を持つフルタイム従業員に対する年間3000ドル(約24万5000円)の養育手当などがある。また、従業員は毎日無料で軽食の支給を受けられるという。
====コメント====
ベトナムではフェイスブックが正規の方法では使うことができません。使用す
るには少し細工が必要です。「検閲では?」という噂を政府は否定しています
が。しかし、羨ましいほどの厚遇ですね…。
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●10月のCPI、前月比0.7~0.8%上昇の見通し
(http://www.viet-jo.com/news/statistics/101015035213.html)
国際市場の価格上昇、タンロン・ハノイ建都1000年記念式典の開催、中部地
方の洪水などの影響を受け、10月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前月比0.7~0.8%と引き続き高い水準となる見通し。
ベトナム食糧協会(VFA)のコメ輸出価格の下限を1t当たり475ドルへ上方修正
したことから、国内最大のコメ生産地域であるメコンデルタ地方のコメ価格が
高止まりした。また、その他の食糧価格も前月比で上昇している。一方、疫病
に対する消費者の不安が和らいできたことにより豚肉価格が回復傾向にある。
また、通貨ドンが米ドルに対して下落傾向にあり、金価格の上昇が続いてい
ることも、物価上昇に拍車をかけている。
====コメント====
年末にかけ、CPIは毎年上昇すると言われています。ベトナム政府もCPIの急激
な上昇を抑制するために、各種通達を乱発するなど躍起です。今年の目標は年
間CPI上昇率7%以下。はたしてどうなるか、注目です。
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●民間セクターの総資産利益率、国営より低い
(http://www.viet-jo.com/news/economy/101015114455.html)
投資法・企業法施行作業グループと国際連合開発計画(UNDP)が13日に発表し
た報告で、民間企業の投資効率の悪さが指摘された。
報告によると、以下のとおり。
―限界資本係数(ICOR、値が小さいほど資本効率が良いことを示す):
(2001年):
民間セクター=2.63、
外資セクター=6.29、
国営セクター=7.42
(2007年)
民間セクター=3.74
外資セクター:4.99
国営セクター:8.28
―1件当たりの雇用創出費用
(2008年)
民間=2億2410万ドン(約94万円)
国営=4億3650万ドン(約183万円)
※2009年の雇用創出数4770万人のうち、民間は85%を占めている。
―総資産10億ドン(約420万円)に対する売上高の金額:
民間=18億ドン(約75万円)、
外資=8億9000万ドン(約370万円)、
国営=8億ドン(約335万円)だった。
―ROA
民間=1.5%
外資=10.6%
国営=5.4%
経済専門家のレ・ズイ・ビン氏は、民間企業は外資や国営企業に比べ経営コ
ストが高くつくため、利益が少ないと分析。例えば土地を借りる場合でも外
資・国営企業は民間に比べ優遇を受けているという。また、金融機関から融資
を受ける場合も、民間企業は苦労が多いと指摘する。別の経済専門家レ・ダ
ン・ゾアイン氏は、民間企業を経済の主軸とみなして外資・国営企業とのバラ
ンスの取れた投資奨励策を講ずる必要があるとしている。
====コメント====
国営が優遇されているのでしょう。今、ベトナムでは不動産ブームとなり、国
営企業各社は自社が保有する土地で不動産ビジネスを積極的に進めています。
国営企業各社は本業より、不動産ビジネスで儲けているらしいです。
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● [日系企業] ホンダ、ベトナムで顧客満足度が最も高い自動車メーカーへ
(http://www.vina-finance.com/news/201010/14_005868.html)
J.D.Power Asia Pacific(シンガポール)社は2010年度のベトナム自動車購入者
顧客満足度数を発表した。
J.D. Power Asia Pacific社のランキングにある自動車メーカーランキングは以下のとおり。
1位 ホンダ=871ポイント
2位 トヨタ=858ポイント
3位 Huyndai=847ポイント
これらの3社は平均値を上回った
4位 Ford=832ポイント
5位 Kia=827ポイント
6位 GM Daewoo=800ポイント
顧客満足度平均値の841ポイントを下回っている。
Mercedes Benz、三菱及び日産は生産台数が少ないため、ランキングに含まれていない。
Huyndaiは今年初めてのランキング入り。特にHuyndai Thanh Cong、はHuyndai
自動車の製造・販売をベトナム国内で始めたばかりにもかかわらず、3位とな
った。
J.D Power Asia Pacific社によると、納車待ちの時間は自動車購入者の満足度
へ最も影響を与えているセールス・ステップの為、調査は納車待ちの間に実施
されている。
====コメント====
Hyundaiは個人所有の自家用車やタクシーを始め、至る所でその存在感を示しています。少し前まではホンダやトヨタばかりだったのが、嘘のようです。また、ベンツも増えてきました。車は戦国時代の始まり?
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[2].特集「ベトナムでは高校人脈が重要です!-高校ランキング」
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ベトナムでは高校人脈が大切です。
なぜなら、
・有名大学はハノイ市及びホーチミンに集中しているが、有名高校はベトナム
全土に広がっている。
・高校卒業後の進路として政府奨学金を利用し、海外留学を選択する人間が多
い。そのため、「海外留学組=エリート」となり、主要組織の中枢は留学組が
占める場合が多い。
・国内大学卒業生の数も非常に限られている(参考:大学進学率7%~10%)。
【ベトナムのエリート高校】
ベトナムのエリート高校は大学付属校が比較的多くなります。ただ、全国に大
学があるとは限らないため、一般公立高校がエリート高校の位置づけを占める
場合もあります。
日本に置き換えると、東大進学率が高い筑波大付属駒場高校や久留米大学付属
高校といったような大学付属高校や各県のトップ公立高校とダブるかと思いま
す。
【ベトナムの高校入試】
入試科目は3科目で実施されます。各高校ごとに異なる「専門科目」と、全国共通の「数学」・「国語(ベトナム語/文学)」です。また、配点は「専門科目」が20点、そして「数学」・「国語(ベトナム語/文学)」は各10点となる計40点満点で入学試験が実施されます。
ランキングは次回発表します!
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[3].おわりに
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ベトナムの北部は今週から少しずつ肌寒さい気候が始まりました。
いよいよ、「冬」がやってきます。
ところでベトナムには「クーラー」はありますが、「暖房」がありません。オ
フィスビル、商店、レストラン…。どこも手をこすりながら暖をとる姿が一般
的です。
また、あんな生活が始まるのかと思うと、少しブルーになります。
ベトナムに関する日本語の情報は非常に限られていると思います。このメル
マガでは、不足している情報を少しでも補足したり、整理したりしていきたい
と思います。
他にもこんなものをメルマガ内で実施してほしいなどのご要望があれば、是
非お知らせください。
また、相互紹介の依頼等がありましたら、お気軽にご連絡ください。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。
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■発行元:tnaru
■Blog:tnaru@vietnam
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■メール:tnaru21@gmail.com
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