ベトナムとアセアンと

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特集―「ベトナムで社内会議の様子をご紹介します」

配信日:2010年10月11日

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▼Vol.004

ベトナムとASEANと

今週号の特集:「ベトナムで社内会議の様子をご紹介します」
           
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今週の目次:

[1].ピックアップ――――最近の出来事
[2].特集「ベトナムで社内会議の様子をご紹介します」
[3].おわりに

発行元:tnaru@vietnam
URL:http://tnaru21.blog23.fc2.com/
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[1]ピックアップ―――最近の出来事

●経済回復により、給与を引き上げる企業が増加
http://www.vina-finance.com/news/201010/08_005762.html

経済回復により、給与の引き上げ幅を上昇させる企業が増えてきたようです。

平均給与上昇率は12.4%、前年比の0.2%増加とのこと。一番上昇率が高かった業種は化学及び銀行の13.9%、続いて製薬セクターの13.5%とのこと。

また、退職希望者は前年度の13.3%から3.1ポイント下がった模様。

====コメント=====
ベトナムに人件費が安いことを理由に来る時代は終わったのかもしれません。
現在、ベトナム政府は所得倍増計画も進めています。これからはベトナムでモ
ノを作るだけではなく、モノを売る時代に突入してきているように思えます。


●ハノイ都市鉄道計画
http://www.vina-finance.com/news/201010/08_005764.html

ズン首相はこのほど、「ハノイ都市鉄道ハノイ駅~ニョン間建設試験プロジェ
クト」に対する欧州投資銀行との7,300万ユーロ融資協定を承認した。

同路線はニョンを起点にトゥリエム区、カウザイ区、バーディン区、ドンダー
区、ホアンキエム区を通過して、終点チャンフンダオ通り(ハノイ駅)までの全
長 12.5kmの予定。

上記のうち、ニョン~トゥレ間8.5kmが高架、トゥレ~ハノイ駅間4kmは地下となっている。高架8駅と地下4駅の計12駅を建設し、軌幅 1,435mm、列車の最高時速80kmを計画している。自動改札システムも導入する。

工事は既に9月25日に始まっており、2015年の運行開始を予定している。

====コメント====
日本は今後の都市鉄道に食い込めるかな…。皆、ODA絡みは「儲からん」と言ってあまり積極的な動きが見えません。
ところで、市内と各工業団地を結ぶ鉄道は急務と思います。工場勤務を希望す
るベトナム人は毎年減っています。せめて、通勤環境を改善しないと。

●ベトナム企業の海外投資は好調のようです。
(Viet Nam News, 10月7日版)


2010年9ヶ月累計で許可された新規対外投資プロジェクトは90件であり、その投資額は6億3,700万ドルとのことです。また、追加投資は25件あり、その額は9,200万ドルに達しとのこと(海外投資局:FIA)。

主なベトナム企業の海外投資先はラオスやカンボジアだが、ロシア、マレーシ
ア、アルジェリア、アメリカ及びキューバにも積極的に海外投資を始めている
ようです。

海外投資を産業別にみると、投資額が35.8億ドルである1位は鉱業(35.8億ド
ル)、2位がサービス業の11.2億ドル、そして3位は農林水産業(9.85億ドル)と
なった。

====コメント====
ラオスではタイ人とベトナム人がビジネスを牛耳っているようです。また、最
近、ベトナムとアルジェリアとの外交イベントが新聞を賑わせています。この
先、越ア経済関係が益々活発化していくのかもしれません。ロシアは参入が難
しいとベトナム人は考えているようです。アメリカは越境がいるので、比較的
楽?キューバはさすが元社会主義国です。

●上場51社がAAAを取得
http://vietnambusiness.asia/51-vietnam-listed-firms-rated-aaa-crv-says/

クレジット・レーティング・ベトナム(CRV:Credit Rating of Vietnam)によると、51社(全体の10.8%)が経営の健全性を示すAAAを取得したと報告した。

CRV社による信用格付け調査結果の発表は今年が初めて。同調査は大統領府(the office of president)、国家経済大学(National Economics University)、財政学院(Academic of Finance)教授や専門家による支援により実施された。

AAAは51社(10.8% )、AAは5社(11.7%)、Aは99社(20%)、BBBは111社(23.6
%)、BBは89社(18.9%)、Bは50社(10.6%)、CCCは14社(3%)、CCは7社
(1.5%)、

CRVによると、ハノイ証券取引所に上場する企業より、ホーチミン証券取引所に上場する企業の方が、健全性が高いとのこと。

====コメント====
いよいよ格付調査会社の登場のようです。政府が関わっているにも関わらず、
ホーチミンに上場する企業がより健全であると言い切る所は驚きです。確かに、ハノイよりホーチミンを本拠にする企業の方が”ぱっと見”、よさそうです。

●ハノイ:住宅用地価格がわずかに上昇、第3四半期
http://www.viet-jo.com/home/news_detail.php?itemid=101008111909

英不動産サービス大手サビルズの現地法人サビルズ・ベトナムの調査結果によ
ると、ハノイ市の第3四半期(7~9月)の住宅用地価格は第2四半期(4~6 月)に比べわずかに上昇している。調査は11の区と郡、ラン・ホアラック地域の一戸建て住宅と連棟式住宅の用地を対象に行われた。

 1平米当たりの平均価格が最も高いのはカウザイ区で、一戸建ては7700ドル
(約63万4000円)、連棟式は7500ドル(約61万8000円)、次いでタイホー区、
トゥーリエム郡、タインスアン区が続く。平均価格が最も低いのはタインチー
郡とザーラム郡で2000ドル(約16万5000円)前後だ。

 第3四半期に市場に供給されたのはわずか2つの住宅案件(一戸建て147軒、連棟式12軒)に過ぎず、既に買い手が決まっている。今後、多くの住宅供給が見込める地域はラン・ホアラック地域、ホアンマイ区、ロンビエン区、トゥーリエム郡、ドンダー区で、これらの地域の住宅用地面積の合計は全体の約90%を占めている。

====コメント====
ベトナムは本当に住宅が高いです。バンコク(タイ首都)ではハノイの半額の
家賃で済むと言う人も多いです。計画はあっても、土地の権利問題や投資金額
不足で、完成までは中々辿り着きません。その間に転売を繰り返し…。需要に
対して圧倒的な供給不足です。
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[2]特集:ベトナムで社内会議

ベトナムでの社内会議の様子をご紹介します。

ベトナムの日系企業の多くは日本人1名~数名で事務所を運営しています。多い企業でも、20名程度の日本人が最大かと思います。一方、その2倍~5倍のベトナム人スタッフが事務所にはいることになります。

さらに複雑なことに、事務所スタッフのベトナム人は「日本語ができる人」、
「英語ができる人」、そして「日英の両言語ができる人」の3パタンに分かれ
ます。

日本人は?

聞くだけ野暮です。日本語と英語ができるとしておきます。

例えば、私の事務所には総勢5名のベトナム人と私の6名になります。「日本語
ができる人」は1名、「英語ができる人」は2名、「日英両言語ができる人」は2名と私の構成です。

一応、社内公用語は英語になっています。なので、会議は英語が原則です。

でも、英語で実施すると、「日本語ができる人」が会議に参加できません。一
方、彼(女)らの日本語力は通常業務で不可欠であり、私も日本語で業務を進
めることができるため、大変貴重な存在です。

彼(女)らに会議の内容を分かってもらう必要があります。

「英語ができる人」が通訳も兼ねればいいのですが、通訳をやるよりも会議で
発言したく皆、うずうずしています。

「会議用通訳者を入れて」としたいところです。が、そんな費用を出せる程、
事務所も利益を出していません。

それなら、「お前がベトナム語を覚えろ!」となるのですが、そこまでの気力
がわきません。また、会議で使えるベトナム語力となると、相当のレベルが要
求され、今すぐには実現不可能です。

さて、どうなるでしょう?

会議が進行するにつれ、ベトナム語のみといったケースが頻繁におこります。
数は力なりの世界です。その間、私ができることは、発言中の人間の表情や、
発言頻度を図るのみです。

ベトナム語での話になった場合は、恐らく「ポイント」と思われる箇所で、簡
単な日本語か英語の通訳を隣に座るベトナム人が入れてくれます。そこに、私
が若干のコメントをするといった流れで会議は進み…。

非常にもどかしい現状になる時があります。

日本語ができる人に「あなたも英語を勉強してください」と言うことは簡単で
すが、十分外国語ができる人にもう一つ外国語を勉強するように言うのも酷な
お願いのようにも思います。

一方、自分がベトナム語で会議ができるようになるには、当分かかるでしょう
…。

この解決策って、あるんですかね…。

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[3] おわりに

先週からハノイ建都1000年祭が始まっています。ハノイは大騒ぎです。1000年
に1回しかないお祭りということで、街中はバイクでごった返し、いたるところでの交通規制です。普段でも騒々しいハノイが一段と騒々しくなっています。

でもこの活気が、なんともたまりません。

ベトナムに関する日本語の情報は非常に限られていると思います。このメル
マガでは、不足している情報を少しでも補足したり、整理したりしていきたい
と思います。

他にもこんなものをメルマガ内で実施してほしいなどのご要望があれば、是
非お知らせください。

また、相互紹介の依頼等がありましたら、お気軽にご連絡ください。このメル
マガもまぐまぐで紹介して頂きました。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

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■発行元:tnaru
■Blog:tnaru@vietnam
■URL:http://tnaru21.blog23.fc2.com/
■メール:tnaru21@gmail.com
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