ベトナムとアセアンと
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特集ーベトナムに来ませんか?
配信日:2010年08月23日
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▼Vol. 001号
ベトナムとASEANと
今週号の特集:「ベトナムに来ませんか?」
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今週の目次:
[1].ピックアップ---先週の出来事とランキング---
[2].特集「ベトナムに来ませんか?」~なぜ、ベトナムか~
[3].おわりに
発行元:tnaru@vietnam
URL:http://tnaru21.blog23.fc2.com/
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[1].ピックアップ---先週の出来事とランキング---
●JCB、アグリバンクと提携 カード加盟店大幅増
(出所:http://www.viet-jo.com/news/nikkei/100818031425.html)
JCBの海外業務子会社、JCBIがアグリバンク(ベトナム農業農村開発銀行)と加盟店業務を開始したとのことです。JCB加盟店業務を行う金融機関としては9行目。
これにより、JCB加盟店は4000店舗増加し、1万6千店舗にし、同国のクレジットカード加盟店の80%をカバーする計画。
アグリバンクはベトナム国内最大のATM・支店を持つ大手銀行です。
なお、ベトナム銀行協会によると、同国におけるカードサービス業者は48社で発行されたカード2,400万枚、ATM11,000ヶ所、及び銀行ポス38,000ヶ所とのこと。(http://www.vina-finance.com/news/201008/18_004844.html)
=====コメント====
最近、クレジットカードをクレジットを持つベトナム人も増えてきましたが、クレジットカードの保有自体一般的ではなく、クレジットカードを利用した購買活動も一般的ではありません。現金至上主義がベトナムです。ただ、ネットの利用により、携帯を通じた支払方法の普及が急速に始まっているようです。
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●ハノイ:2020年までに再定住都市区3~5カ所建設へ
(出所:http://www.viet-jo.com/news/social/100817084629.html)
ハノイ市では2020年までに最低3~5か所の再定住都市区を建設模様。約5万世帯分が目標で、総工費約1,385億円を予定。
具体的な建設予定地は▽トゥーリエム郡トゥオンカット地区▽ホアイドク郡ラーフー地区▽タインチー郡タインリエット地区――の3カ所で、さらにドンアイン郡、ザーラム郡、トゥーリエム郡も建設候補地として検討している。それぞれの再定住都市区の面積は50ヘクタール以上とされる。
計画建築局によると、2015年までに13兆ドン(約581億円)を投じて2万世帯分の住居(面積160万平米)を、その後2020年までに18兆ドン(約804億円)を投じて3万世帯分の住居(同240万平米)を建設する計画。
====コメント=====
ハノイ中心部には学校及び病院の40%以上が集中しています。そのため、同施設の郊外移転を政府は計画中です。また、ハノイ市の西部は現在も着実に開発が進んでいます。さらに上記地区が再開発に加わることで、相当なエリア規模の再開発が進む予感がします。
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●スーパーでベトナム製品の占有率上昇
(http://www.vina-finance.com/news/201008/18_004845.html)
ベトナムのスーパーの陳列品に大きな変化が起きている。これまで輸入製品が主に販売されていたが、最近はベトナム製品が販売製品の70%~95%程を占めるようになってきたようです。
大手スーパーのコープマートでは食品の95%、非食品では品の90%がベトナム製品。また、BIG Cでも同様で、95%がベトナム製品となり、ベトナム製高品質製品が売り上げの40%を占めている。
====コメント====
最近はタイで作られた日本製品や韓国製品が地場のスーパーで目についていたので、上記数値には驚きました。日本人が「Made in Japan」が好きなのと同様に、ベトナム人も「Made in Vietnam」が大好きなので、この傾向には納得できます。
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●NECと住友グループが視察=ベトナムの宇宙センター建設事業
(http://www.vina-finance.com/news/201008/18_004831.html)
NECと住友グループ企業がベトナム北部のホアラック・ハイテクパークを視察した。宇宙センターの建設事業に関する情報収集が目的。
同宇宙センタ‐は小型衛星の研究・生産施設であり、気象予報、音声・映像の送受信、捜索・救難などの国内需要向け施設となる予定。建設期間は2011年~2018年で日本のODAから約4億ドルの融資受入を予定。
====コメント====
同地区はハイテクパークと呼ばれていますが、ハノイ市内から遠いこともあり、帝国通信工業と三和シャッターの2社のみが進出しています。ベトナム版、「目指せ!筑波学園都市」
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[2].特集:「ベトナムに来ませんか?」~なぜ、ベトナムか~
今回は「なぜ、ベトナムか?」ということについて、ご紹介したく思います。
というのも、先日ある方から日系企業のベトナムへの進出について、大変印象深かい話を伺う機会がありました。そこで、今回はその方の中心に、私の考えを少しまとめてみました。
結論から先に述べると、その方のお話は「ベトナムでうまくいかなかったら、他の国でもうまくやっていけない」という内容のものでした。世界には様々な国・文化・民族などがあります。その方は仕事柄、世界の殆どの国で仕事をされて来ています。その経験から、ベトナムほど日本と日常的な価値観において共有できる国・民族はないそうです。
ベトナム進出を検討する日系企業に対し、「人件費が安い」、「労働者の質が高い」、「政治的な安定がある」さらには「地理的特性」等の様々なポイントが指摘されます。もちろん、これらはベトナムでの事業展開を実施するにあたり重要な検討事項ではあります。
しかしその大前提として、共有できる常識や価値観・行動様式はどうなのかと考えると、これまであまり指摘されてきませんでした。その方によると、日本なら「当たり前」の常識がベトナムでも「当たり前」の常識として、他の文化圏や国と比較すると共有しやすいそうです。
従い、想定外という事態が他国と比較しておこにずらい。日本とベトナムは共有できる常識や価値観・行動様式が多いという点から、「ベトナムでうまくいかなかったら、他の国でもうまくやっていけない」との結論になります。
ここで、第1回目を終了します。
続きは次回に。
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[3].おわりに
最後まで読んで頂いてありがとうございました。
ベトナムに関する日本語の情報は非常に限られていると思います。このメルマガでは、不足している情報を少しでも補足したり、整理したりしていきたいと思います。
他にもこんなものをメルマガ内で実施してほしいなどのご要望があれば、是非お知らせください。
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