IT業界の裏話
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[IT業界の裏話-0317]中国のソースコード強制開示制度はオープンソースを促進させるか?
配信日:2009年04月24日
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2009年4月24日発行(5000部)
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■■ IT業界の裏話−−−−−−−−−−−−−−−−−−−No.317
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--> バックナンバー:http://it-ura.seesaa.net/
どうも、吉澤準特です。
SMAPの草なぎさんが逮捕されました。
夜中に六本木ミッドタウンの公園で
裸になっていたからだそうですが、
これが一般人であればニュースにはならなかったのでしょうね。
既に地デジのイメージキャラクターから降ろされたそうで
ネット上には「4月23日からボクがTVで見れなくなります」という
地デジポスターを皮肉った画像が出回ってました。
▼ INDEX ▼
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■ 業界裏話 :中国のソースコード強制開示制度は
オープンソースを促進させるか?
■ Hot Topic :Windows 7はVistaスキップの理由になるか?
■ レポート提供
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■ 業界裏話 :中国のソースコード強制開示制度は
オープンソースを促進させるか?
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以前にもお伝えしましたが、ついに中国がジャイアニズム全開で理不尽な
情報公開制度を実施することを決定しました。
『中国政府がデジタル家電などの中核情報をメーカーに強制開示させる制
度を5月に発足させることが23日、明らかになった。
(中略)
制度は、中国で生産・販売する外国製の情報技術(IT)製品について
製品を制御するソフトウエアの設計図である「ソースコード」の開示を
メーカーに強制するものだ。中国当局の職員が日本を訪れ製品をチェッ
クする手続きも含まれる。拒否すれば、その製品の現地生産・販売や対
中輸出ができなくなる。
どの先進国も採用していない異例の制度で、非接触ICカードやデジタ
ル複写機、金融機関向けの現金自動預け払い機(ATM)システムなど
日本企業が得意な製品も幅広く開示対象になる可能性がある。』
(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20090424-OYT1T00053.htm
これによって、中国国内で生産もしくは販売する製品の暗号化技術や設計
情報を全て中国政府に開示しなければなりません。
企業だけの問題ではなく国家機密漏洩にもつながるため、日米欧の政府は
強固に反対し続けていましたが、その甲斐も無く中国政府は強制開示を強
行するようです。
いくら中国の市場が大きいと言っても、ここまでのリスクを負ってまで生
産・販売をしようというのは汎用製品に限られることでしょう。ITで言え
ば、オープンソースの組み合わせで提供するソリューションに限られます。
将来、デジタル家電はホームサーバを中心とするIT化が一層進むことでし
ょうが、そうなるとWebサーバやデータベース、OSに関するソースコードの
提供も求められるようになる可能性が十分あります。
特許情報に過敏なマイクロソフト、Oracle製品やその他北米ベンダー製品
がこれを嫌って中国市場から撤退するならば、今後はそれらの製品抜きで
ビジネスを行わなければなくなります。
一方で観点を変えると、オープンソースなどの活動は中国を中心に行われ
るようになるかもしれません。
今後の対応が注目されます。
(エントリーへのコメントはこちら)
→ http://it-ura.seesaa.net/article/117995133.html
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■ Hot Topic :Windows 7はVistaスキップの理由になるか?
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Windows Vistaの出荷からほぼ2年半が経過したが、現在、法人のPCユーザ
で最も利用されているのはWindows XPであり、いまだ75%を占めている
(2008年12月、法人PC全体)。Windows Vistaの法人シェアは約11%といまだ
2割に至っておらず、2009年においてもVistaのシェアは18%になると予測
している。このようにVistaの普及スピードはあまり速いとは言えない。
Windows Vistaへの移行を図るのには十分に合理的な理由がある。
それをまとめて言えば、次のようなポイントだ。
(1)ISVは旧バージョンのWindowsに対するサポートを早めに打ち切る。
MSによるXPのOSサポート期間は2014年までであるが、それ以前に事実上
多くのベンダからXPサポートが行われなくなる可能性がある。
(2)ISVは最新バージョンのWindowsのサポートを遅めに開始する。
ソフトウェア・ベンダがWindows 7に対応するには、一定の時間が必要と
なる。
(3)マイクロソフトのリリーススケジュールは確実ではない。
Windows 7リリース時期は予測不可能であり、リリーススケジュールをも
とに計画は立てられない。
(4)新規OSへ移行できるようになるには時間がかかる
運用しているPCが多数であればあるほど、移行に時間がかかる。また自
社構築のアプリケーションが多くを占めるような企業では、その最適化
やテストなどに多くの工数がかかる。
(5)ハードウェア更新に併せてOSを移行した方が移行コストを削減
既存PCへの新OS導入にかかわる運用管理コストを考えると、新PCへのリ
プレース時期に新OSへの移行を図るのが効率的になる。また新しいOS搭
載PCはパフォーマンスが高く、ダウングレードした場合でも業務効率が
上がる。
(6)2012年にWindow 7に短期で移行しなければならず、予算を得るのが困
難になる可能性がある
Vistaをスキップした場合には2012年頃にはWindows 7への移行を行わな
ければならず、これに必要な投資が可能かどうかを考慮しなければなら
ない。
以上のようにVistaスキップは、Windows 7への短期導入を迫られることに
なるという大きなリスクを抱える一方で、一定の条件を抱える企業にとっ
てはVistaスキップを考えたほうが得策である場合がありうる。
それは例えば次のような条件だ。将来のイメージを想定し、企業では次の
移行計画に併せてOSに依存しないPC環境の構築を今から考慮すべきである。
●ユーザ数1000人未満の組織
●インハウスで構築されたアプリケーションが35%より多い組織
●完全自動でOS展開が可能な組織
●PCのリプレースを一度に行い、2012年に更新プロジェクトが行われる組織
XPユーザであるなら、いずれWindows Vistaへ移行かスキップかを真剣に考
えるべき時期だ。
・・・
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編集後記)
昨日は12時間くらい寝てしまいました。
寝すぎて頭がボケてます。