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【いきべん通信】時計やバッグはいくらでも売れる。しかしインターネットは1日3時間が限界。

配信日:2010年08月25日

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◆今日のいきべん通信INDEX
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●HTML5とソーシャルグラフで変わるスマートフォンビジネス
●時計やバッグはいくらでも売れる。しかしインターネットは1日3時間が限界。
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あの昔懐かし「ちゃぶ台返し」Apple申請中!
http://www.eagle-inc.jp/chabudai
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インターネットは、旧マスメディアのメディア接触時間を窮地に追いやった。

テレビ、出版、新聞、ラジオ、すべてのマス媒体は時間を売っていた。
広告接触頻度という単位におきかえて。

インターネットやケータイのおかげで、消費者の受け取る情報量は数百倍に上がった。
マスメディア陣営は接触時間の微減よりも、この劇的変化を憂いた。

一方で、その駆逐者であるインターネット陣営も、自らの首をしめているのに気づかず、
露出数やクリック数といった単位で、ようするに時間を売ってしまったのである。

テレビや雑誌、新聞などのマスメディアと同じ運命にさらされているのだ。

ヴィトンやメルセデスは、お金持ちさえ捕まえれば、いくつでも売れる。
しかし、インターネットはどんなに頑張っても24時間しか人を縛ることしかできない。
せいぜい3時間が限界だろう。単なる広告でどれだけの価値がでるのか。
まるで駐車禁止の違反金のように上限が見えているのである。



~~第2回スマートやろうぜ。2010年9月2日(木)19:30〜23:00~~~~~~~~
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▼Androidはここまでキテル!
▼iPhone、android、WAC、それぞれの魅力と課題
▼デコメールサービスのスマートフォン展開について
▼iPad DJ Live 2010
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協賛:テックファーム株式会社(http://www.techfirm.co.jp/


~~500名が受講している世界一のiPhoneアプリ開発講座~~~~~~~~~~~~~~~~~
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●第9期生スケジュール:毎週火曜日19時-22時
10月5日・12日・19日・26日、
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●第10期生スケジュール: 土曜日 13時-18時
10 月23日、10月30日、11月13日、11月27日、 12月11日
●レインボーアップススクール受講生専用サイト
http://www.rainbowapps.jp/


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●HTML5とソーシャルグラフで変わるスマートフォンビジネス
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先日のWWDC2010のスティーブジョブズの講演では、
「ゲームセンター」という Appleのソーシャルグラフのプラットフォーム、
そして「HTML5」が強調されました。
それに呼応するように、DeNAが「MiniNation」を本格化、
世界の各通信キャリアが、WACという団体を作り上げています。
今回は、アプリの寿命を延命すると期待される、この新しい潮流について迫りたいと思います。
またスマホ関連の最新トピックなど、よりつっこんだビジネス構築のヒントを盛り込みます。


●ソーシャルグラフで変わるスマートフォンビジネス

<講師>ユビキタスエンターテインメント代表取締役CEO 清水亮氏
98 年、電気通信大学在学中に米Microsoft corp.初のゲーム機向けSDKの開発に携わる。
99年同大学を中退し、株式会社ドワンゴにエグゼクティブ・ゲーム・ディレクターとして入社。
同社で初となる携帯電話コンテンツ「釣りバカ気分」を企画・開発し、
その後同社アーキテクトとしてコンテンツ開発部隊を率いる。
2002年3月にカリフォルニア州サンノゼで行われたゲーム開発者会議(GDC)
をきっかけに海外指向が強まり、同年7月より単身渡米。
米DWANGO North America社のコンテント開発担当副社長としてコンテンツ開発を行う。
2002年末に帰国し、2003年より現職。2005年、
IPAより天才プログラマー/スーパークリエイターとして認定される。


●HTML5で加速するウェブサイトのアプリ化
HTML5やCSS3の解説をしつつ、それらをいち早く取り入れる
iPhoneやwebkitの事例を紹介したいと思います。
HTML5が推し進めるウェブサイトのアプリケーション化は、
既存のアプリケーションの形をも変えつつあります。
これらの技術を採用している特長的なサービスやアプリケーションのお話をさせていただきます。

<講師>トゥギャッター 吉田俊明 氏
2006年ヤフー株式会社へ入社。ヤフーメールの開発に従事し、
主にFlashやJavascriptなどフロントエンド技術を担当。
その後ウェブ制作会社Basculeを経て、現在は個人プロジェクト
「Togetter(トゥギャッター)」の運営に専念している。
ブラウザやiPhone周りの最新動向に注目しつつ、
それらを早いタイミングでサービスに取り入れるように日々精進しています。


●世界のWidget市場、HTML5、TV Widget
i-mode、iPhone、androidのマーケット現状を踏まえたうえで、
次に見えてくる新しいビジネスを探ります。

<講師>ジークルー代表取締役 佐々木陽氏
株式会社GClue 代表取締役社長。本社は、会津若松市にあり
「会津から世界へ」を目標にモバイルソリューションに特化。
1999年よりPlamにJavaVM であるKVMをインストールし、
ユビキタス向けJavaアプリの開発に従事。
最近は、iPhone/Android/Nokia等へのアプリ配信や、
クラウドをベースとしてOpenSocialアプリの企画開発をおこなう。
現在までにiPhone AppStore, Android Market, Ovi Storeなどへの配信実績がある。


2010年9月21日(火)
13:30-17:00(受付開始 13:00)

池山王:山王健保会館 2階 会議室


●お申し込みはこちら
http://www.auriq.co.jp/event/2010/det/0921.html





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●時計やバッグはいくらでも売れる。しかしインターネットは1日3時間が限界。
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「コアを誰にどう売るのか? ビジネスモデルの構築。」 松永良輔氏


ビジネスの基本は、

□高く売る
□大多数に売る
□ゼニがあるところから取る

以上の3点につきるのであるが、
売り方のプロトタイプは4つのモデルに大別されるようである。

1.レイザーブレード型
重要派生品に高い利益率をかけるやり方である。
ジレットのカミソリになぞらえたモデルだ。
プリンタ、ゲームコンソールなどもそれにあたる。
ソニーはバイオでは様々な付属品を売らせるアクセサリービジネスをやり、
メディアの標準規格である、フロッピーディスク、CD、テープは、
他のメーカーの商品にも活用されることで儲けた。
枝葉が生い茂ることによる利益の極大性とうらはらに、
幹のコスト割れや標準化のリスクがある。


2.メンテナンス型
高価な品物を割賦販売することで継続的コンタクトをとる方法だ。
コピー機やケータイ、ソフトウェアなど。
ユーザの負担が軽いというメリットの裏を返せば、供給者負担のデメリットになる。


3.前払い型
パスモ、スイカ、i-tuneカード、コンテンツ配信など。
キャッシュインがメリットだが、低価格低利益なので、
マスを相手にしないと儲からないのと、管理コストがつくところが問題だ。


4.民営放送型

収入源と効用の受け手が違う。いわゆる広告モデルだ。
テレビ、インターネットでお馴染みの手法である。
実は結局は消費者に負担させているが、
彼らから見ればタダにみえるところがポイントだ。
問題点はマスでなければ意味がないところである。

以上4つのうち、最初の3つの特徴は、
うまく「囲い込み」がされているということ。

1回のチャンスで2度以上楽しんでいるのがビジネスモデルの古典的手法であった。
かつての企業はどうやって囲い込みをすればいいかだけを追求すればよかった。
そして4つ全てに共通していえることは、サプライヤーモデルであること。
コンシューマーに一方的に押し付けている。
彼らが勝手に作ったスタンダードにユーザはついて来れていた。

しかし、もはやユーザはインターネットやケータイという武器を手に入れている。
これらのビジネスモデル自身はまだ参考になりつつも、
ユーザープロファイリングをもっともっと詳細にする必要が出て来ているのだ。


そこで2つのヒントがある。

1つめは、コスモポリタリズム。
地球人としてそれぞれの生き方にリスペクトしようというやつだ。

ヒップホップの大衆化。黒人初の米国大統領、ルイジアナのインド系州知事。
かつてのアメリカでは考えられないことだった。
差別社会が現存するにせよ、自分の子供が結婚する訳でもない限り、
合理的にいい判断をしようぜ。という傾向にあるというのだ。

オタク文化はまさにそうだろう。
秋葉原にたむろするアロハシャツ。昔はキモかったはずだ。
普段は清楚なOLなのに、家に帰るとベットの中でケータイ小説。
男同士が絡み合うBLを読みあさる腐女子。
これも十分キモいはずなのに、別にいいじゃんとなる。

もはやスタンダードは彼らが作っている。

しかし冷静に考えてみれば、彼らも何らかの消費経済に巻き込まれているのだから、
今までよりもクレバーな企業が、一見彼らにお伺いを立てているかに見せて、
スタンダードを作っているのかも知れない。
一回このプチマスに入り込めば後はいつもの通りの衆愚政治だ。

2つ目のヒントは、人のためにお金を出すという「関係性の消費」。
今までの広告は自己消費のために力を費やして来た。
しかし消費者は、友人や家族、恋人に、
何を買って上げればいいのかわからなくて困っているのだ。
企業は特定の消費者のことには詳しいのだから、
その周りの関係者にとっていいパートナーになり得るのだ。
例えば、「孫に好かれる生き方」という文脈でのサービスだ。


さて、インターネット事業のビジネスモデルについて考える。

すでにケータイでは、コンテンツとされるものに課金がなされて、
広告メディアにお金が落ちていないところで、皆がうすうす気づいていると言えるが、
松永氏はいまのネット事業の広告モデルに警笛を鳴らしている。

インターネットは、旧マスメディアのメディア接触時間を窮地に追いやった。

テレビ、出版、新聞、ラジオ、すべてのマス媒体は時間を売っていた。
広告接触頻度という単位におきかえて。

インターネットやケータイのおかげで、消費者の受け取る情報量は数百倍に上がった。
マスメディア陣営は接触時間の微減よりも、この劇的変化を憂いた。

一方で、その駆逐者であるインターネット陣営も、自らの首をしめているのに気づかず、
露出数やクリック数といった単位で、ようするに時間を売ってしまったのである。

テレビや雑誌、新聞などのマスメディアと同じ運命にさらされているのだ。

ヴィトンやメルセデスは、お金持ちさえ捕まえれば、いくつでも売れる。
しかし、インターネットはどんなに頑張っても24時間しか人を縛ることしかできない。
せいぜい3時間が限界だろう。単なる広告でどれだけの価値がでるのか。
まるで駐車禁止の違反金のように上限が見えているのである。

これからのネット事業は「コンテンツ性」が重要になると松永氏は言った。

もし、そうであるなら、旧マスの方が潜在的に強いことになってしまう。
今までのマスメディアで出来ないコンテンツというところがポイントなのだろう。

ケータイの場合はコンテンツを視聴する「メディア」というよりも、
体験をともなう「ツール」であるから、
我々の目指すコンテンツの定義も変わったものになるはずだ。

「時間」から「体験」にパラダイムを変える時期がすぐそこまで来ているのだ。


最後に、中小ベンチャーのジレンマである、
受託と自社サービスについて、2つの視点の提言があった。


●モジュール化

受託はクライアントからのヒントを貰うチャンスとせよ。
ひとつの仕事を再利用可能なものにすることを、モジュール化という。
モジュール化が進めば、戦略が立てられ、コスト減を生み。
新しいビジネスへの一歩となる。
どんな仕事でも、二度以上、楽しめるかという視点でとらえるべきだ。

●グリップ力とビジビリティ

サービスの流れの川上と川下を考えたとき、
川上ではグリップ力が必要で、川下ではビジビリティが必要である。
ともに両側に振り切れれば事業化(フィジビリティ)は容易い。
簡単に言えば、ユーザーには明確なものを提示するビジネスか、
商売の源をおさえている所の懐に入り込むビジネスがどちらかである。
中間地点では互換性が必要で、なかなか商売にならない。


次回からは、投資家のグローバルランゲージである、
財務諸表の見方にコマをすすめます。ぜひお楽しみに。


~~伝説の授業。レインボーアップススクール。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

レインボー。すべてを変えていきます。もう一度。

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