ダメ上司を見習え！ 3分で分かる仕事が楽しくなる秘訣

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「今すぐこれやって」　相手の状況を気にせず仕事を依頼する上司

配信日：2009年03月23日

第4回目のメルマガです。


前回は、他人の失態を喜ぶ上司を紹介しました。

他人の成功ではなく、失敗を喜ぶような人が
人から好かれるとは思えません。

失敗を責めるのではなく、勇気付けてくれる人
成功を自分のことのように喜んでくれる人

私なら、そういう人のために
自分の能力、時間を使いたいと思います。

あなたは
ライバルの失態をどのように受け止めますか？



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ぜひ、ご意見・ご感想を聞かせて下さい。
あなたが出会ったダメ上司の話を教えて下さい。そして、
このメルマガで紹介させて下さい。
↓↓↓↓↓
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さて、今回はどのような上司が登場するでしょうか？




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◇　ダメ上司を見習え！　３分で分かる仕事が楽しくなる秘訣
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このメルマガは上司と部下がおりなす物語を紹介します。

主人公である外村勝之が、様々な企業で働き、様々な上司と出会います。
いくつもの出逢いから外村は、自分が成長するためのヒントを得ていきます。

外村を支えるのは澤田康介。
澤田は外村と同じ立場、異なる立場にたって外村を支えていきます。

この２人が出会う上司は、良い面も悪い面も持った上司たちです。

この上司たちとのやりとりから

□部下から見た問題点
□部下として今どうすべきか
□自分が上司になった場合はどうしたらいいのか

の３つを学ぶことにします。


注意して頂きたいことがあります。

このメルマガは上司をバカにし、あざ笑うためのものではなく
上司を反面教師とし、将来の成長につなげるための物語であることです。






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◇　ケース： 「今すぐこれやって」　相手の状況を気にせず仕事を依頼する上司
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登場人物　
上司A（花田先輩）
部下A（外村）
部下B（澤田）
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今日は朝10時にお客さまと商談を控えているため、9時20分には会社を出なくてはいけない。



外村：「この資料は10部用意して・・・、え〜っと、クリアファイルにひとつずつ入れておこう。
資料はカラー印刷のほうが先方は見やすいよな。3部ほど多めに用意しておいたほうがいいかな」

澤田：「外村さん、朝から忙しそうだね。今日、有川工業と打ち合わせあるんだよね？」

外村：「うん。そうなんだ。え〜と、パワーポイントのデータは持ったよな・・・」

澤田：「うまくいくといいよね。頑張ってきてよ！」

外村：「ありがとう。澤田さんにもいろいろ相談乗ってもらえたおかげで、何とか資料をまとめあげることが出来た。うまくいったらお礼させて」

澤田：「おう。期待しているよ」



　時計が9時3分を過ぎようとしていた時――



外村：「よし、準備万端！　完璧だ」

澤田：「お〜い、コピー機にまだ資料が残ったままだぞ」

外村：「うぉっ。危なかった。ありがとう。本当に助かるよ」

澤田：「行く前に、一緒に最終確認しておこっか？」

外村：「助かる。澤田さんは、いつも気が利くね」

澤田：「まぁね」



2人で資料の確認を行い、全てそろったことが確認することが出来たため、自分の席に戻り、今日のスケジュール調整をしていたところ・・・



外村：「今日は、有川工業から戻ってきたら、報告書をまとめる。あっ、それと時間があれば、三谷工業さんに電話でアポとっておかなきゃ。
朝メールが来ていたよな。まだ返事できていないものがあるから、それもやる」



　そこへ花田先輩がズカズカ近寄ってきて・・・



花田：「ちょっと、今すぐ有川工業さんの企業データをまとめて、2部印刷しておいて」

外村：「え？　僕ですか？」

花田：「有川工業の担当は外村君だったよね。今すぐやってくれるかな。１０分くらいで出来るでしょ」

外村：「今すぐはちょっと無理なんですけど・・・後からでもいいですか」

花田：「は？　今すぐって言っているだろ」

外村：「いや、今から有川工業へ行かなきゃならないんですけど」

花田：「じゃ、いい。もうお前には頼まない」

外村：「あと5分で出かけなければいけないので、戻ってきてからやります。14時には戻れると思います」



　花田先輩は聞く耳を持たず・・・



花田：「おい、澤田君、君でいい。有川工業の企業データをまとめて2部印刷しておいてくれ」

澤田：「は、はい」



　僕は有川工業の商談が終わり、13時30分に会社に戻ってきた。



外村：「澤田さん、さっきごめんね。俺のやならければならない仕事やる羽目になってしまって」

澤田：「いや、俺は別にいいんだけど。有川工業との商談はうまくいった？」

外村：「おかげさんで。前向きに検討するとのことで、修正加えた上で、来週、もう一度プレゼンしてくれってさ」

澤田：「よかったじゃないか！　おめでとう」

外村：「うん。ありがとう。それより花田先輩は大丈夫だった？　機嫌悪くなかった？　商談中もずっと気になってて」

澤田：「それは大丈夫。あの後、普通だったよ」

外村：「花田先輩は何でいつも相手の状況を考えずに仕事を頼んでくるんだろう」

澤田：「そうだよな。しかも、やろうと思えば自分で出来る仕事ばっかなんだよな。コピー取れとか、プロジェクター用意してとか」

外村：「言われればもちろんやるし、コピー取りだってやるけど、いっつも急だよな。断ると怒るし。
しかも断られたら自分でやればいいのに、絶対に別の人に頼むし。こっちも段取りがあるし、優先順位があるんだよね」

澤田：「最初に、『今、大丈夫？』っていう一言が欲しいよ」

外村：「うん。欲しい。気を遣ってくれていると思うから、無理してでも仕事手伝いたくなるよ」








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□部下から見た問題点
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外村は花田先輩から面倒な仕事を押しつけられているように感じています。

その理由として、
１．頼み方が一方的
２．断った時に不機嫌になる
の２点があります。

１．により、自分の切羽詰った状況を伝えられなくなります。
２．により、断ることができなくなります。

このような状況に陥ることで、外村は花田先輩の頼み事を
ただの理不尽な命令のように感じてしまいます。

また、花田先輩の頼み方が良ければ、仕事内容が誰でもできる仕事でも
外村は気持ちよく仕事を引き受けられると思います。







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□　部下として今どうすべきか
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花田先輩のような人は、基本的に部下を駒として見ています。

なので、先輩は外村が自分の要求にどの程度応えられるかだけを知りたいのです。
外村の状況などは知ったことではないのです。

よって、特に気を遣う必要はありません。
基本的に部下のことは何とも思っていません。
不機嫌になろうが、どうだろうが、かわいそうな人だと割り切って、
放っておきましょう。







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□　自分が上司になった場合にどうすべきか
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上司から部下に頼み事をすることを当然と思ってはいけません。

上司だろうと部下だろうと元々、各自仕事分担はされているはずです。

相手の役割以外の仕事を頼む時は、
誰であろうと、相手の状況を優先させて頼む気遣いをしましょう。







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ダメ上司を見習え！　３分で分かる仕事が楽しくなる秘訣
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