ダメ上司を見習え! 3分で分かる仕事が楽しくなる秘訣

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「大丈夫。君ならできる」 全く教えようとせずに、無理な仕事を押し付ける上司

配信日:2009年03月30日

前回は一方的に仕事を押し付けてくる上司を紹介しました。


上司が部下に仕事を「任せる」のは当たり前で
仕事を「押し付ける」のは当たり前ではありません。


仕事を頼むほうも、気持ちよく頼み
仕事を頼まれるほうも、気持ちよく引き受けるためには
どういう対応をする必要があるのでしょうか?


どういう気持ちを持って、仕事を頼むと良いのか、
どういう気持ちを持って、仕事を引き受けると良いのか。



大切に扱われていると思うと、
気持ちがいいもんです。



あなたはどう思いますか?

ぜひ、ご意見・ご感想を聞かせて下さい。
あなたが出会ったダメ上司の話を教えて下さい。そして、
このメルマガで紹介させて下さい。
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さて、今回はどのような上司が登場するでしょうか?



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◇ ダメ上司を見習え! 3分で分かる仕事が楽しくなる秘訣 第5回
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このメルマガは上司と部下がおりなす物語を紹介します。

主人公である外村勝之が、様々な企業で働き、様々な上司と出会います。
いくつもの出逢いから外村は、自分が成長するためのヒントを得ていきます。

外村を支えるのは澤田康介。
澤田は外村と同じ立場、異なる立場にたって外村を支えていきます。

この2人が出会う上司は、良い面も悪い面も持った上司たちです。

この上司たちとのやりとりから

□部下から見た問題点
□部下として今どうすべきか
□自分が上司になった場合はどうしたらいいのか

の3つを学ぶことにします。


注意して頂きたいことがあります。

このメルマガは上司をバカにし、あざ笑うためのものではなく
上司を反面教師とし、将来の成長につなげるための物語であることです。



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◇ ケース: 「大丈夫。君ならできる」 全く教えようとせずに、無理な仕事を押し付ける上司
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登場人物 
上司A(宮越先輩)
上司B(坂野)
部下A(外村)
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僕は半年ほど前に大学を卒業し、地元の運送会社に就職することになった。


しかし、僕の初めての就職先であった運送会社は入社してから3ヶ月たったのちに潰れることとなる。
僕はまた一から、就職活動をするはめになったが、地元でイタリア料理店を3店舗営むカプリという会社に
中途採用(?)として入社することが決まった。



社長:「皆さん、今日からわが社に入社することになった、外村勝之君です。以前は運送会社で経理の仕事をしていたそうだ。
それでは、外村君、簡単にあいさつしてくれるか」

外村:「はい。皆さん、はじめまして。外村勝之といいます。今年の4月から運送会社に勤めていたのですが、
私が入社してすぐに倒産しました。そのため、まだ社会人として右も左も分からない状態です。
これから一生懸命頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いします」



入社一日目は簡単にあいさつを終え、それから3日間は基本的なマナーの研修を先輩社員と一緒に過ごすことで学ぶことができた。
前の会社で経理をやっていたこともあって、財務部に配属されることになった。
経理をやっていたといっても、上司の言われる通りのことをやっていただけなので、実は何もわからない。



宮越:「外村君、今日から私のもとで仕事をしてもらうことになったから、よろしくね」



宮越さんは、髪が長く、とてもキレイな女性で財務部を統括しているマネージャーという立場にある。



外村:「よろしくお願いします。前の会社で経理をやっていたといっても分からないことばっかりなので、
ご迷惑おかけするかもしれませんが、ご指導お願いします」

宮越:「そうなの? 中途採用って聞いていたから即戦力として考えていたんだけど・・・。前の会社ではどんなことをやっていたの?」

外村:「3ヶ月くらいしか仕事していないですし、上司の言われたことを言われた通りにやっていただけなので、
何をしていたのかよく分からないんです」

宮越:「例えば、伝票を起こしたり、営業から回ってきた領収書などを精算したりしなかった?」

外村:「う〜ん。営業課長が出張に行くときに“何とか旅費”っていう名目でお金を渡し、
出張が終わってからそれを精算する仕事をやったのはよく覚えています」

宮越:「“仮払い旅費”かな。何だ、お金の管理まで任せられていたんじゃない。大丈夫よ。大丈夫」

外村:「そうですか? お金の管理は上司がやっていて私は領収書をまとめて計算していただけです」

宮越:「心配いらないわ。ここではまず伝票お越しをやってもらう。その後、請求書の支払い管理をやってもらうわ」



カプリは私のような新人にも仕事を任せてもらえるらしい。働くことに飢えていた私にとって、それはとてもうれしかった。
やる気は十分にあったし、一日でも早く仕事を覚えたかった。しかし、私はとても不安だった。
どうやら宮越さんは私が初めから仕事を出来ると思っているらしい。



私がカプリへ来てから1週間がたった。周囲とのコミュニケーションも取れ始めた頃だった。


宮越:「外村君、おはよう」

外村:「おはようございます」

宮越:「大分仕事に慣れてきているようね。外村君はよく仕事が出来ると皆が言っているわよ」

外村:「そんなことないですよ。まだまだです」

宮越:「私から見ていてもよくやれていると思うよ。それで、今日頼みたい仕事があるんだけど、いいかな」

外村:「はい。何でしょうか?」

宮越:「今日、3店舗の経費の精算をしなくちゃいけないの。資料は全部用意してあるから、全部伝票を起こして欲しいの」

外村:「え? そんなことやったことがないですよ」

宮越:「大丈夫。君ならできる。先月やったものがあるから、それを見ながらやってみて」

外村:「伝票の起こし方すら分からないですが・・・」

宮越:「大丈夫、大丈夫。前のを見れば分かるから」

外村:「分かりました。やってみます。分からなかったら質問します」

宮越:「よろしくお願い。私は今日一日外出するけど、頑張ってね」

外村:「え・・・?」



 このような調子で、具体的な指導がないまま仕事を進めることが多かった。
当然分からないことが多い。前のやったものを見ても分からないことが多い。
何とか自分で調べてやってみようとするが自分のやっていることに自信はない。



外村:「宮越さん、ちょっと質問いいですか?」

宮越:「いいわよ」

外村:「お店の装飾のために購入したと思われる領収書が出てきたのですが、何と処理すればいいのでしょうか?
先月のを見ても同じようなものが出てきませんでした」

宮越:「それは何かな。適当に名前つけておいてくれればいいよ」

外村:「でも・・・」

宮越:「あ〜ごめん。今から店長会議に出席しなくちゃいけないから、外村君、あとはよろしくね」

外村:「・・・」



いつもいつもこのような調子で答えが見つからないまま消化不良で仕事が終わっていくため、
1年先輩の坂野さんに相談することが多かった。



外村:「宮越さんはいつもいつも忙しそうですよね」

坂野:「そうね。私が入社した時も、あの調子だったよ。そのうち慣れると思うから」

外村:「でも、全然教えてもらえないんで、自分でやっている仕事に自信が持てないんですよ」

坂野:「外村君はまだ入ったばっかりだからよ。そのうち分かるようになるわ」

外村:「そうですか。いつか分かるようにはなると思うのですが、こんな感じで仕事をやっていていいのか疑問です」

坂野:「私も最初そうだったけど、もう慣れたわよ」

外村:「こんなんで、いいんですかね。間違いがたくさんあると思います・・・心配です」





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□部下から見た問題点
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外村には、理解していないことがたくさんあります。
しかし、それに対し宮越先輩は、仕事の手順しか教えてくれませんでした。

外村が知りたいのは、「なぜそうすべきなのか」という理由であって、
「そうすればいい」という暗黙の了解ではありません。
自分の行動に正当な根拠がないと不安になるものです。

しかし、宮越先輩は外村にそれらの理由を教えようとしませんでした。
直属の上司が、自分の不安を消し去ってくれないという状況が
さらに不安を増幅しています。





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□ 部下として今どうすべきか
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部下からの質問に対し、お茶を濁したり、適当に答えたりする人がいます。
上司にとって部下の疑問や不安は取るに足らないことなのかもしれません。

そのような上司の場合、文書で質問するのが効果的です。
きちんとした書式で質問文書を作成し、回答欄を作ります。
それにより、上司の回答は文書として記録されることとなり、
回答への責任を持たせることができます。

それでも、曖昧な回答を書くようでしたら、その文書を持って
上司に相談するか、
その文書に更なる質問を追記してもよいでしょう。

書面上に議論の場を作ることで、
雰囲気に流されない有意義な質疑応答が出来ます。




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□ 自分が上司になった場合にどうすべきか
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自分が忙しい時に部下からどうでもよい(部下からしたらどうでもよくはないが)質問が来ると、
適当にあしらってしまうことがあるかもしれません。

また、部下の質問の仕方も、わかり辛く、理解すること自体が億劫になることもあるかもしれません。

そのような場合、その場しのぎに適当に回答してはいけません。
まず、自分が忙しい旨といつ回答できるかを伝えましょう。
また、部下にもそれまでに文書にまとめておくよう指示しましょう。

不安を文書化することで、部下も一時的に落ち着きを取り戻し、
問題点の整理という部下の勉強にもつながることでしょう。







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