ダメ上司を見習え! 3分で分かる仕事が楽しくなる秘訣

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「そんなことも分からないの」 知らないことを皆の前でバカにする上司

配信日:2009年04月06日

こんにちは、グッチ55です。

今回で6人目のダメ上司を紹介します。
みなさんが遭遇したダメ上司、
友人から愚痴をこぼされたダメ上司をぜひ教えて下さい。



前回のダメ上司のような、プレイヤーとマネージャーをかねた上司はよくいるのではないでしょうか?
さらに、今まで部下を持ったことがない上司がプレイングマネージャーになった場合は深刻です。


ただ与えられたことだけをする部下の場合は、
このような上司でも対応できるのかもしれません。
(仕事の質は悪いでしょうが・・・)

しかし、仕事の意味や、本質を考え、
「なぜこの仕事をするのか。なぜこの仕事は必要なのか。もっと良い方法はないのか」
と考えるような部下の場合、

適当にしか指導出来ない上司は、ダメ上司と見なされてしまいます。


一昔前ならば、
「仕事の意味なんて考えずに、仕事をこなせ!」
と言えば、良かったのかもしれません。

仕事をする意味を求めている若い者は増えてきたんです。
贅沢な世の中になったと言う人もいるかもしれませんが、
いい時代になったと思います。

部下の成長を願い、
時間をとって部下の話を聞いてあげたいものです。





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ぜひ、ご意見・ご感想を聞かせて下さい。
あなたが出会ったダメ上司の話を教えて下さい。そして、
このメルマガで紹介させて下さい。
↓↓↓↓↓
http://form.mag2.com/keniogiaho
★★・‥…―━━━―…‥・・‥…―━―…‥・・‥…―━━━―…‥・★★



さて、今回はどのような上司が登場するでしょうか?




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◇ ダメ上司を見習え! 3分で分かる仕事が楽しくなる秘訣 第6回
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このメルマガは上司と部下がおりなす物語を紹介します。

主人公である外村勝之が、様々な企業で働き、様々な上司と出会います。
いくつもの出逢いから外村は、自分が成長するためのヒントを得ていきます。

外村を支えるのは澤田康介。
澤田は外村と同じ立場、異なる立場にたって外村を支えていきます。

この2人が出会う上司は、良い面も悪い面も持った上司たちです。

この上司たちとのやりとりから

□部下から見た問題点
□部下として今どうすべきか
□自分が上司になった場合はどうしたらいいのか

の3つを学ぶことにします。


注意して頂きたいことがあります。

このメルマガは上司をバカにし、あざ笑うためのものではなく
上司を反面教師とし、将来の成長につなげるための物語であることです。



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◇ ケース: 「そんなことも分からないの」 知らないことを皆の前でバカにする上司
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登場人物 
上司A(田代社長)
上司B(三吾先輩)
部下A(外村)
部下B(澤田)
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僕の父は「社会保険労務士(社労士)」という資格を持っており、その資格を使って仕事をしている。
社会保険労務士とはかっこいい名前だが、具体的にどんな仕事なのかはよく知らなかった。

しかし、多くの社長さんや、偉い人たちに助言をしている父親の姿がかっこよくて、僕も社会保険労務士を目指そうと思った。
最近、専門学校へ行き、勉強を始めたところだ。

また、父親の紹介で15人ほどの規模の「田代社会保険労務士事務所」に就職することが出来た。



外村:「今日からよろしくお願いします。社長は私の父とお知り合いなのですか?」

田代:「こちらこそよろしくお願いします。外村君のお父さんにはお世話になっているんだ。昔、一緒に資格試験の勉強をした仲でね。
今でもたまにだが、飲みにいったりもしているんだ。外村君とはまだ小さいときに一度会っているんだよ。小学3年生くらいだったかな〜」

外村:「そうなんですか! 何だか親近感がわきます」

田代:「そうだね。それと外村君のお父さんから、厳しく育ててやって欲しいとお願いされているので、
お父さんの期待に応えられるよう、頑張るように。資格の勉強もしっかりするんだよ」

外村:「はい。分からないことばかりですが、期待に応えられるように頑張ります」

田代:「私からは直接教えてあげられないけど、困ったことがあったらいつでも言ってくるんだよ」

外村:「はい。ありがとうございます。私は何をすればよろしいのですか?」

田代:「外村君には三吾さんの下についてもらおうと思っているんだ。三吾さんは、社会保険労務士の資格を持っていて細かい知識もある。
勉強している君にとっては良い先輩になると思う。三吾さ〜ん、ちょっといいかな」



田代社長はとても優しく、本当の子供のように私に接してくれました。田代社長の期待にも応えてみせると、強く心に誓った。
しかし、私の直属の上司の三吾さんが非常にやっかいな存在でした。
三吾さんは30代前半の女性で、気が強く、気分にムラがあり、とっつきにくかったのです。




三吾:「外村君ね。よろしく。お父さんが社労士しているんだって?」

外村:「はい。そうです」

三吾:「何で、お父さんの所で仕事しないの?」

外村:「親のもとで仕事をすると甘えるから、外に出て仕事をしろ、って父には言われました」

三吾:「そうなんだ。外村君は“おぼっちゃま”なのね」

外村:「そんなことないですが・・・。父の事務所は小さいですし・・・」

三吾:「社労士の資格勉強もしてるんでしょ? 偉いわね。仕事しながら勉強するのは大変よ」

外村:「はい。まだ勉強始めたばかりですが。三吾さんも仕事しながら勉強していたのですか?」

三吾:「そうよ。大変だったのよ。外村君も頑張りなさい」



 仕事を始めて1ヶ月後――



三吾:「外村君、うちの会社は1ヶ月に2回会議があるの。田代社長が出席する全体会議と、社員だけでの社員会議の2回。
今日の会議は社員会議。資料のコピーを人数分お願いね」

外村:「はい。分かりました」

社員の人数分の資料を用意し、会議室に集まったところで会議がスタートした。議長は三吾さんのようだ。
会議の内容は、それぞれの仕事の進捗の確認、問題点の洗い出し、担当の仕事の割り振りなど、多岐にわたった。

新人の僕にとっては、正直話を聞いていてよく分からなかった。

理解の出来ない話だが、ひとつひとつ質問していては会議が進まないため、
分からないことをメモしておいて、後で質問しようと思っていた。僕は会議のメモをとるのに必死だった。


三吾:「ところで、今年の“ネンチョー”について段取りを確認しようと思います。まず前年に出た問題点を再確認します」



数人の社員が意見を出し合っていました。去年の話が出てくるため、僕にはさらに話の内容が分からなくなってきました。



三吾:「ところで、外村君。“ネンチョー”って何か分かるの?」

外村:「すいません。分かりません。“ネンチョー”って何ですか?」

三吾:「あんた、そんなことも知らないの!? 笑っちゃうわ。うぉっほっほっほ・・・。 バカね。社労士の勉強してるんでしょ?」


三吾さんは、他の社員にまで「この子、バカだよね」って、同意を求めていました。何人かはうなずいていて、
他の人まで僕のことを笑っている・・・



外村:「すいません(何で俺笑われているんだろ・・・)」

三吾:「“ネンチョー”って、“年末調整”のことよ。こんなこと常識よ。覚えておきなさい」

外村:「はい。分かりました(年末調整のことか。それなら知っているよ!)」



会議が終わって――



澤田:「外村さん、さっきは大変だったね」

外村:「え? 何がですか?」

澤田:「皆に笑われていたじゃない。“ネンチョー”が何か分からないだけで」

外村:「そうですね。でも、知らなかったのは事実ですし・・・」

澤田:「普通は知らないよ。外村さんはまだ入社したばっかだし、知らなくて当然なんだよ」

外村:「そうなんでしょうか」

澤田:「それに、みんなの前で笑う必要は全くない。知らなかったら、教えてあげればいいじゃん。
知らないことは当たり前であって、これから知っていけばいいんだよ」

外村:「そうですよね? 随分怒っているみたいですけど、澤田さんも昔なんか言われたんですか?」

澤田:「よくぞ、聞いてくれた。実は去年、外村さんと同じようなこと言われて皆に笑われたんだ。
何で自分が笑われているのかが、さっぱり分からなかったよ。何で知らなかっただけで、バカにされて笑われなきゃならないんだ」

外村:「確かに、そうですよね。澤田さんにそう言ってもらえて、少し楽になりました。ありがとうございます」

澤田:「お互いに、あんな上司にならないように気をつけよう」

外村:「はい!」






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□部下から見た問題点
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外村は、三吾先輩にバカにされたことに対し、複雑な感情を抱いています。
たしかに、入社直後の外村にしてみれば、理不尽な嫌味ですが、
知らないことは事実ですから、自分の勉強不足ともいえます。

それよりも、周りの反応の方が外村にとって辛いことです。
周囲の人間は、笑うことにより三吾先輩に同調しました。
それにより、外村は場の人間全てが自分を馬鹿にしているように感じています。





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□ 部下として今どうすべきか
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部下を馬鹿にする上司への対応として、
私は2つの道を提案します。

1つ目は、バカになること。
バカにされたことを自分でも笑い、常に下手に出ることです。
「勉強になります。」が口癖となるでしょう。
そうすることで、とりあえず好印象は持たれるでしょう。

2つ目は、周りに相談すること。
相談により、周囲に問題として意識させます。
そうすることで、上司への周囲の対応が変化します。
空気が変われば、部下も少し楽になるかもしれません。
上司もその空気を読んで、馬鹿にしなくなるかもしれません。





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□ 自分が上司になった場合にどうすべきか
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今回の件は、「無意識のいじめ」です。
上司がいじめているつもりはなくても、
部下が「いじめ」と感じれば、それは「いじめ」となります。

もちろん、信頼関係がきちんと築けていれば、
冗談で馬鹿にすることもできるでしょう。

しかし、どこまで仲良くなっても、
常に部下が不満に思っていないかは、気遣っておくべきです。






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