ダメ上司を見習え! 3分で分かる仕事が楽しくなる秘訣

読者数 1,000人未満 発行頻度 1週間/回 パソコン

広告価格帯 ~3,000円/回(概算)

※メルマガ内容は省略されています。もっと詳しく見る

広告のお問い合わせ

  • メルマガ概要
  • バックナンバー一覧

「効果がないね」 部下の頑張りを否定する上司

配信日:2009年04月13日

こんにちは、グッチ55です。

暖かくなり、桜も咲き始めました。
皆さんは、花見にいかれましたか?


前回は、みんなの前でバカにする上司を紹介しました。

新人の外村からすれば、全てが知らないことです。
上司からすれば、当たり前のことでも、新人からすれば当たり前ではないのです。

また、ある人にとっては、当たり前に知っているべきことではあるが、
別の人にとっては、そうではない場合もあります。

知らないことは決して、ダメなことではありません。
恥ずかしいことではありません。

知らなければ、これから知っていけばいいのです。





★★・‥…―━━━―…‥・・‥…―━―…‥・・‥…―━━━―…‥・★★
ぜひ、ご意見・ご感想を聞かせて下さい。
あなたが出会ったダメ上司の話を教えて下さい。
教えていただいた話から、グッチ55が架空の物語を作り、
紹介させていただきます。
↓↓↓↓↓
http://form.mag2.com/keniogiaho
★★・‥…―━━━―…‥・・‥…―━―…‥・・‥…―━━━―…‥・★★


さて、今回はどのような上司が登場するでしょうか?





━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇ ダメ上司を見習え! 3分で分かる仕事が楽しくなる秘訣 第7回
------------------------------------------------------------------------



このメルマガは上司と部下がおりなす物語を紹介します。

主人公である外村勝之が、様々な企業で働き、様々な上司と出会います。
いくつもの出逢いから外村は、自分が成長するためのヒントを得ていきます。

外村を支えるのは澤田康介。
澤田は外村と同じ立場、異なる立場にたって外村を支えていきます。

この2人が出会う上司は、良い面も悪い面も持った上司たちです。

この上司たちとのやりとりから

□部下から見た問題点
□部下として今どうすべきか
□自分が上司になった場合はどうしたらいいのか

の3つを学ぶことにします。


注意して頂きたいことがあります。

このメルマガは上司をバカにし、あざ笑うためのものではなく
上司を反面教師とし、将来の成長につなげるための物語であることです。



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇ ケース: 「効果がないね」 部下の頑張りを否定する上司
────────────────────────────────────
登場人物 
上司A(北市社長)
上司B(山賀課長)
上司C(堤課長)
部下A(外村)
部下B(澤田)
------------------------------------------------------------------------


僕はIT関連の会社に勤めるエリートサラリーマン。と、いいたいところだが、
主にホームページを作成する会社のデザイン部門に所属している、入社3年目のまだまだ若手だ。

3年目ということで、ほとんどの仕事は覚えてしまい、一人でも仕事をこなしていけるようになってきた。
そこで少し余裕の出来た僕は、空いた時間を使って業務の効率化を図ることを考えていた。

僕の会社は大きく分けてプログラム部門とデザイン部門に分かれて業務をこなしているが、
両者の溝が深くコミュニケーション不足を感じていた。



そこで、僕はコミュニケーションの向上を図るため、エクセルで簡単なコミュニケーションシートを作成し、
業務の円滑化を図ることを試みた。そうはいっても、エクセルには慣れていないため、簡単なシートだが、
デザイン部門の皆には好評だった。


そこで、プログラム部門にも紹介してみた。



外村:「山賀課長、相談があるのですが、今お時間大丈夫ですか?」

山賀:「いいよ。どうしたんだね?」

外村:「最近、プログラム部門とデザイン部門をつなぐためのコミュニケーションシートを作ってみたので、
ぜひ見ていただけないでしょうか?」

山賀:「お! 何だ、何だ。何を作ってくれたのだ? ちょっと見せてくれるか」

外村:「はい。お願いします」

山賀:「どれどれ。これは堤課長には見てもらったのか?」

外村:「はい。見ていただきました。デザイン部門のみんなにも見てもらって、良い反応をもらいました」

山賀:「よしよし。頑張っているのが伝わってくるよ。プログラムの人たちにも見せていいかな?」

外村:「ぜひ。よろしくお願いします」



それから1時間後――



山賀:「外村君はいるかな?」

外村:「はい。います。山賀課長どうでしたか?」

山賀:「非常に良いと思う。うちのみんなにも好評だったよ。さっそく試験運用してみようか」

外村:「本当ですか? ありがとうございます」



試験運用から2週間が立ち、自分なりには多少の業務改善が図られたと感じている。

周りのみんなからの評判もよく、仕事に自信を持っていた中、
会議で僕の作成したコミュニケーションシートについて触れられることになった。



北市:「みんなも知っていると思うが、外村君がプログラム部門とデザイン部門をつなぐコミュニケーションシートを作成してくれた。
私も、部門間のコミュニケーション不足を感じていた矢先、外村君が自主的に作成してくれたことは私とっては驚きであり、
社員が自発的に業務を改善してくれることに喜びを感じている。外村君から何かあるか?」

外村:「いえ、僕からは特にありませんが、自分のしたことが会社のためになっていれば良いと思っています」

北市:「他のみんなも、もっとよくしたいと思うことがあれば自主的に取り組んでいって欲しい」



全員の前で褒められたことは入社して以来、初めてのことであり、僕の自信になった。


しかし、それから半年後の会議で・・・



北市:「最近の不景気はみんなもよく分かっていることだと思う。不景気の波を受けているのは、わが社も同じだ。
仕事をしていても分かると思うが、お客様の反応も厳しいものになってきている。

それに、以前から導入しているコミュニケーションシートが思ったより効果が出ていない。
売上に結びついている様子が伺えない。他に業務改善の案がある人は提案して欲しい」




 僕は自分の提案したコミュニケーションシートに効果がなかったと聞いて、残念だった。




澤田:「俺は外村さんの作ったコミュニケーションシートはすごく良かったと 思っているし、効果が出ていると思うよ」

外村:「うん。ありがとう。みんな喜んで使ってくれているんだけど・・・」

澤田:「そうだよ。あれのおかげで仕事が楽になったもん。それはデザイン部門のみんなだけじゃなくて、
プログラム部門のみんなも分かっていると思うよ」

外村:「でも、社長は効果が出てないって言ってたし・・・」

澤田:「社長はそういっているかもしれないけど、現場で助かっているのは事実。自信を落としちゃいけないよ」

外村:「そうだよね。でも、現場では効果が出ているのに、なんで社長は効果がないって言っているんだろう」

澤田:「俺らには分からないけど、会社の売上が落ちているのは確かなんだと思うよ。
でも、売上が落ちているのは、外村君のコミュニケーションシートが悪いからじゃないと思う」

外村:「俺もそう思っているんだけど、会社全体から見れば、たいした効果がないのは間違いないんだろうね」

澤田:「いやいや。コミュニケーションシートがなければ、もっと業務効率が落ちて、もっと売上が落ちていたと思う。
社長は効果がない、と言わずに、コミュニケーションシートのおかげでここまでの売上減で済んだ、って言って欲しいよ」

外村:「そうだよね。そう言ってくれれば、次も頑張ろうと思えるよ」





━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□ 部下から見た問題点
────────────────────────────────────


外村は、自分から改善案を出すほどのやる気を持っています。
しかし、北市社長から効果が無いと言われて、やる気が減ってしまいました。
人には、努力を否定されることにより無気力になる人もいるのです。

また、社長という立場を考えて、北市社長の言葉が社員全員に与える影響も大きいでしょう。

「現場を分かっていない」と、北市社長に反感を覚える社員、
「やっぱり意味なかったな」と、外村を見下す社員、
「頑張っても効果がないね」と、外村同様やる気を無くす社員

と、負の感情を持った社員が増えるかもしれません。





━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□ 部下として今どうすべきか
────────────────────────────────────


一部の上司にとって、効果は目に見えないと成果となりません。
つまり、何時間短縮できたのか、いくら節約できたのかと
数量化しないと、成果にはならないのです。

自分の努力の成果を報告する場合、
人間関係の改善や雰囲気が良くなったなどの抽象的な効果ではなく、
無理やりにでも数量化するようにしましょう。
特に、金額に換算できるとさらによいでしょう。




━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□ 自分が上司になった場合にどうすべきか
────────────────────────────────────

部下から改善案を提案される時、また改善の成果を報告される時は、
まず、現状の問題点が何だったかを確認しましょう。

目に見えない問題というのは、目に見えた時には遅い時があります。
そのような問題は部下の方が早く気づいている時があります。

なので、部下が問題と感じていることは、職場全体の問題と捉え、
すぐに過小評価しないように気をつけましょう。
そうすれば、部下からの改善の効果に気付きやすくなります。






━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ダメ上司を見習え! 3分で分かる仕事が楽しくなる秘訣
--------------------------------------------------------------------
■メルマガ発行者:グッチ55
□発行システム:まぐまぐ http://www.mag2.com マガジンID:0000285181
■メルマガの登録・解除 http://www.mag2.com/m/0000285181.html
□感想や、あなたが出会った上司とのやりとりを教えて下さい。
→ m_gucci55☆yahoo.co.jp
■関連ブログ http://gesellschaft.seesaa.net/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


広告のお問い合わせ
メルマガ広告に関するご相談は無料です。お気軽にお問い合わせください。TEL:0120-109-744
ぺージ一番上へ