経営戦略考-日経記事から毎日学ぶ経営戦略の原理原則

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【経営戦略考12/02/13】メニュー単位の管理システム>答えは顧客が持っている

配信日:2013年02月13日

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━━━━━━━━━━━━━━━━ 2013/02/13(通巻2200号)━
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■■   メニュー単位の管理システム
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━━━━━━ 情報源:日経MJ(流通新聞)2013.02.13【15面】━

せっかく情報システムを導入したのに、どうにも使い勝手が悪くて、
思わず「ちっ、使えねぇなぁ」と舌打ちしたりすることがあったり
します。

十分に情報は供給されているはずなのに、アウトプットされるもの
が的外れであったり、本当に必要なものでなかったりすると、その
ようなことが起こります。

あるいは、最初は喜んで使っていても、そのうち欲が出てきて、あ
れもこれも出力して欲しい、と思うようになっていくこともありま
す。

最初から完璧なシステムは存在しないとすれば、そのような不満を
踏まえ、徐々に改善していくことが必要なのでしょう。

13日付の日経MJ(流通新聞)に、「食関連を軸に企業間電子商取引
(EC)などを手掛けるインフォマートが1月から飲食店を対象に
始めた新サービス『ASPメニュー管理システム』が好評だ。」と
いう記事が掲載されています。

これは元々、「『食材別』に原価や原産国、アレルギー情報を一括
管理するサービス」だったのですが、「サービスを使いこなし始め
た顧客企業から『メニュー単位でも管理したいという声が増えてき
た』」のだそうです。

その声に応えて開発されたシステムは、「最初に料理ごとに使う食
材と分量を登録しておけば、原価を自動的に算出し、アレルギー情
報なども示される」機能を備えており、好評を得ているわけです。

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■■   答えは顧客が持っている
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「食材別」を「メニュー別」にすれば、登録設定作業が必要になり
ますが、現場での使い勝手は大きく改善されることでしょう。

むしろ、なぜ最初からそのような仕様にしなかったのか、不思議に
思うくらいです。

情報を加工すること、もっと言えば、情報の「見せ方」を変えるこ
とが、大きな付加価値向上をもたらします。

このシステムは、メニュー別に原価や原産国、アレルギー情報を管
理するだけでなく、さらに「料理の調理手順を写真付きで登録する」
ことで、「料理人による調理方法や盛り付けのばらつき」を防止す
ることにも貢献します。

「食材別」という切り口を「メニュー別」に変えることで、システ
ムとしての可能性が、大きく広がったと考えることができるでしょ
う。

また、「食材別」管理がメーカー・供給者側的な発想であるのに対
し、「メニュー別」は、より顧客・エンドユーザの立場に立ったも
のだとも言えるでしょう。

立場が変われば、情報がどのように加工されるべきか、見せられる
べきかについても、着眼点が変わってきます。

このアイデアは、先述のように、顧客の声に耳を傾けたことにより
生まれました。

発想の起点はさまざまにあり得ますが、「答えは顧客が持っている」
ことを改めて認識させられるケースだと思います。

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■■■■■■■■■■■■ 今日の教訓 ■■■■■■■■■■■■
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あなたの企業が提供する商品・サービスは、どれだけ顧客・エンド
ユーザの立場に立って設計されているだろうか。顧客の声に耳を傾
ければ、着眼点を大きく変える必要に気づくかも知れない。

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