ダメ上司を見習え! 3分で分かる仕事が楽しくなる秘訣

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「いや、俺はこう思うんだ」 酒の席でしか本音を言わない上司

配信日:2010年06月28日


こんにちは、グッチ55です^^


日本はワールドカップで盛り上がっていますね。
デンマーク戦に勝ち、決勝トーナメント進出です。

デンマーク戦をテレビ観戦して、寝不足で金曜日に会社に行かれた方も
いらっしゃるのではないでしょうか。

次の試合は、火曜日23時からのようですよ。


さてさて、前回は気分にムラのあるダメ上司物語でした。
気分にムラがあるのは、誰もが一緒だと思います。

ただ、それを表に出すかどうかが問題なんだと思います。

私自身は、気分が表に出やすいタイプなので、
前回のダメ上司に当てはまる人間かもしれません^^;


さて、今回はどのような上司が登場するでしょうか?


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◇ ダメ上司を見習え! 3分で分かる仕事が楽しくなる秘訣 第59回
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このメルマガは上司と部下がおりなす物語を紹介します。

主人公である外村勝之が、様々な企業で働き、様々な上司と出会います。
いくつもの出逢いから外村は、自分が成長するためのヒントを得ていきます。

外村を支えるのは澤田康介。
澤田は外村と同じ立場、異なる立場にたって外村を支えていきます。

この2人が出会う上司は、良い面も悪い面も持った上司たちです。

この上司たちとのやりとりから

□部下から見た問題点
□部下として今どうすべきか
□自分が上司になった場合はどうしたらいいのか

の3つを学ぶことにします。


注意して頂きたいことがあります。

このメルマガは上司をバカにし、あざ笑うためのものではなく
上司を反面教師とし、将来の成長につなげるための物語であることです。



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◇ ケース: 「いや、俺はこう思うんだ」 酒の席でしか本音を言わない上司
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登場人物 
上司A(田木主任)
部下A(外村)
部下B(澤田)
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田木:「いや〜、今日も疲れたね」

外村:「そうですね。今週は忙しかったですね!」

田木:「どうだ? 今日帰り1杯やっていくか?」

外村:「いいすね。何食べます?」

田木:「そうだな。肉だな。肉。澤田君も行くでしょ?」

澤田:「お、誘ってもらえないかと思いましたよ。もちろんです。お疲れさん会しましょうよ」


 週末に仲のよい田木主任と澤田さんと3人でよく飲みにいくことがある。
お酒が進み、3人ともほろ酔いになってくると仕事に関して本音でぶつけ合うことがある。
私にとってこの瞬間がとても有意義に感じている。

それは・・・


外村:「本当に今週は死ぬかと思いましたよ。毎日、次の日になるまで残業っておかしくないですか」

田木:「そうだよな。最近は異常だよな。どこか会社の体制に問題があるんだろうな」

澤田:「そうですよね? おかしいと思っているのは僕らだけじゃないですよね?」

田木:「それは、俺も同じように思っているよ。しかも俺はお前らみたいに若くないから、残業は体にきついんだよ」

外村:「主任から見ると、どこに問題があるんですか?」


 田木主任はビールを一気に飲み干し、小さくゲップをした後に話し出した。


田木:「実はな、部長から聞いた話なんだが、今、人員不足らしいんだ。
それならば、人を入れろって思うんだが、新たに人を抱える予算がないらしいんだ。
だがな、このままじゃ外村君や澤田君みたいな優秀な人材が離れていくと思うんだ。
今週もそうだったが、明らかに働き方が尋常ではない。こんなんじゃ、優秀な人材が順番に潰れてしまう。
絶対に何とかしないといけない問題なんだよ」


自分の主張を言い終わると、ビールの追加注文をし、田木主任は私たちに意見を求めてきた。


外村:「俺もそう思いますよ。だって、俺このままの環境が続けば、辞めようと思っていますよ。マジで体が持ちませんよ」

澤田:「そうですよ。この前も、一人辞めたらしいじゃないですか。しかも病気になって! さらに人が減って悪循環です」

田木:「そうだよな。2人もそう思っていたか」


追加したビールが席に運ばれてきて、それを一口飲んでから、田木主任はさらに話し始めた・・・


 田木主任はお酒の席では、自分の思いを強く主張してくれる。非常に頼もしい発言が多くて、
この時ばかりは田木主任の話に聞き入ってしまうことが多い。


 翌週の月曜日に。


外村:「おはようございます。金曜日はご馳走様でした。主任と一緒に飲みにいくと励まされますわ」

田木:「そうか。そんなにおだてたからって、毎回はご馳走しないぞ」

外村:「いや、そういうわけじゃないですけど」


 ところが、社内では田木主任は自分の気持ちを一切、表には出さなくなる。それが私にとっては不満である。


外村:「今日も帰れなさそうだね。主任、どうにかして下さいよ」


 田木主任は上司のほうをチラチラ見ながら、


田木:「大変だけど、頑張ってくれるか。皆同じだし、頼むわ」


 この調子だ。


 会社では上司の顔色を伺ってばかりである。

 せっかく酒の席で良い事を言っても、どんなに良い案を話しても、それを実際に会社で口に出さず、
行動に起こさなかったら、ダダの愚痴にしかならない。

 自分の思ったことは、ほとんどは会社にとっては取るに足らないくだらないことかもしれない。
しかし、そう思って、口に出さなかったら、単なる不満でしかない。
不満はいずれ蓄積され、よくない形となって表に出てしまう。


 良いと思ったことは、いったん口に出して初めて、上司に受け入れられ、変化が訪れる。
口に出さないことは実現しないのだ。


 残念ながら酒の席でしか本音で話せない上司のいる会社は、そのさらに上の上司も酒の席でしか本音で話せなかった。


 私はこの会社を去る決断をするしかなかった。


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□ 部下から見た問題点
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外村は、社内で本音を言えない田木主任を頼りなく思っています。

部下が困窮しているにも関わらず、
田木主任は何も行動に移していないように見えました。

また、飲み屋で田木主任の威勢の良さを見ているだけに、
社内での大人しさは、外村にとって腹の立つことでしょう。
「部下が困っていることを知っていて、何故何もしてくれないのか」

外村達からすると、事態好転の兆しが一向に見られません。

そのため、外村は耐え切れずに会社を去る決断をしました。



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□ 部下として今どうすべきか
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上司が問題を解決しないのは、重要だと思っていないからです。

たしかに田木主任は、飲み屋では人手不足の問題に対して、大口をたたいていました。
しかし、田木主任の中では、それは予算などの諸問題よりも重要ではないのかもしれません。

外村は、本当に田木主任の本音を聞いているのでしょうか。

誰しも思い当たる節があると思います。
愚痴に対して、「じゃあ、行動すればいいじゃないか」と言われると、面倒になります。
それは、「不満には思っているが、さほど重要ではない」からです。

愚痴とは「言ってもしかたがないことを言って嘆くこと」です。
それは世間話の延長であり、話し手にとってはストレス発散以外の何者でもありません。

では、外村が人手不足の問題を田木主任に解決してもらうにはどうすればいいでしょうか。

それは田木主任に重要だと思わせればいいのです。

今回、外村は田木主任が上層部に掛け合ってくれないことを不満に思っていました。
しかし、外村自身は田木主任に真剣に相談したでしょうか。

「疲労が溜まっており、このままでは健康を損ねます。残業時間を減らして頂けないでしょうか。」

というように、深刻な事態であると田木主任に伝えることで、田木主任は問題の解決に尽力してくれたのではないでしょうか。


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□ 自分が上司になった場合にどうすべきか
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たとえ、どのような場でも言葉に責任は伴います。

上司が「やる」と言うと、部下は「やる」ことを上司に期待します。

「やる」と言って、実際に「やる」ことで、部下は上司を信頼します。
「やる」と言って、「やらなかった」場合、部下は上司を信用しなくなります。

それは人間関係の基本と言えるかもしれません。

軽はずみに部下に期待させるような言葉は発しないように注意しましょう。


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□ 編集後記
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「今回のは外村も悪いように思うよね」

「そうだね。外村も愚痴を言っているようにしか見えない」

「愚痴は愚痴であり、そこに期待をするのは間違っているよね」

「間違っている。でも、田木主任ももっと出来ることがあったんじゃないかと思うよ」

「どういうこと?」

「愚痴が出るってことは田木主任も不満に思っているのだろうから、それを行動に移す必要があったんじゃないかな」

「そうだけど、田木主任の上司も本音で話さないような人みたいだから、話せなかったかもよ」

「みんなで本音を言えない雰囲気を作っていたのかもしれない」

「上司しか把握できない事情に本音が言えない雰囲気が生まれる原因があるのかも。
上司から、会社の現状を適切に言えばよかったと思う」

「確かに」

「そうすれば、部下がこの会社のために働くのか、去るのかを選べたと思う。
会社のために残った者は一生懸命に頑張ったのだと思う」


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