ダメ上司を見習え! 3分で分かる仕事が楽しくなる秘訣

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「今いいですか?」 「・・・あー」 気分にムラがあり、いつも気まずい雰囲気を出す上司

配信日:2010年06月21日

こんにちは、グッチ55です^^

ワールドカップの日本戦は見ましたか?
私はオランダ戦をテレビで観戦しました。


想像よりも日本が強かったように感じました。
個人的には大久保選手の気迫あふれるプレーに魅了されました。
自分がシュート打って決める、という気持ちが伝わってきて、
見ていて気持ちが良かったです。

デンマーク戦で、引き分け以上であれば決勝トーナメントに
いけるそうなので、頑張って欲しいですね。


前回は部下の意見を自分のものにしてしまうダメ上司物語をご紹介しました。

これを経験している人は、もしかしたら結構いらっしゃるのではないでしょうか?
というか、日常生活でも体験するようなことです。

自分が教えてあげたことを、あたかも自分が見つけたことのように話す友人。

あなたの周りにもいるのではないでしょうか?


自分の主張をするのは大切ですが、
周りを引き立て、周りを気持ちよくさせることが出来なくては
いずれ破滅の道を歩むと思います。

周りを大切にする気持ちがあれば、周りを信用する気持ちがあれば、
自分の力を信用する気持ちがあれば、
素直に部下の意見を尊重することが出来るようになるはずです。


さて、今回はどのような上司が登場するでしょうか?


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◇ ダメ上司を見習え! 3分で分かる仕事が楽しくなる秘訣 第58回
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このメルマガは上司と部下がおりなす物語を紹介します。

主人公である外村勝之が、様々な企業で働き、様々な上司と出会います。
いくつもの出逢いから外村は、自分が成長するためのヒントを得ていきます。

外村を支えるのは澤田康介。
澤田は外村と同じ立場、異なる立場にたって外村を支えていきます。

この2人が出会う上司は、良い面も悪い面も持った上司たちです。

この上司たちとのやりとりから

□部下から見た問題点
□部下として今どうすべきか
□自分が上司になった場合はどうしたらいいのか

の3つを学ぶことにします。


注意して頂きたいことがあります。

このメルマガは上司をバカにし、あざ笑うためのものではなく
上司を反面教師とし、将来の成長につなげるための物語であることです。



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◇ ケース: 「今いいですか?」 「・・・あー」 気分にムラがあり、いつも気まずい雰囲気を出す上司
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登場人物 
上司A(松谷課長)
上司B(竹林課長)
部下A(外村)
部下B(澤田)
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 5月のゴールデンウィークが過ぎたある日のこと。


澤田:「ねぇ、俺さ、病気にかかったんだよ」

外村:「うそ? 病院いかなくていいの?」

澤田:「5月病なんだよ。何だかやる気が出なくてね」

外村:「何だよ、それ。知らないよ。でも澤田さんだけじゃなくて皆やる気のない顔しているよね」

澤田:「松谷課長だけは、いつも通り不機嫌な顔をしているよ」

外村:「あの人は365日、5月病にかかっているから」


 会社にいくと「今日は気分が悪いのかな?」という人が数人いる。家族と何かあったのか、単に調子が悪い日なのか。


 誰でも1週間単位、1月単位で、調子が悪いな、と思う日はあるだろう。
元気を出そうと思っても、出ない。笑顔を作ろうと思っても、引きつってしまう。
雰囲気を乱していると思っていても、体は言うことをきかない。


 そんな日は辛く、とにかく早く帰ったほうがいい。次の日には、何もなかったように直っているものだ。普通は・・・



澤田:「竹林課長、どうしたんだろ? 体調悪そうだね」

外村:「そうだね。聞いてみたら?」


 竹林課長は澤田さんの直属の上司にあたる。


澤田:「竹林課長、今いいですか?」

竹林:「ん? どうした?」

澤田:「調子悪そうですけど、何かあったんですか?」

竹林:「やっぱりそう見えるか? ちょっと子供のことでな」

澤田:「お子さんに何かあったんですか?」

竹林:「たいしたことじゃないんだが、ちょうど反抗期らしくて、それに悩まされているんだ」

澤田:「そうですか。無理しないで、お子さんのために早く帰ってください」

竹林:「ごめん。気にさせてしまったね。相談があれば、いつも通りにしてくれてもいいから」

澤田:「はい」



 竹林課長は、部下から見ていつも気分の良い人だと思う。
そのため、不機嫌な顔をしている時には、心配になるものだ。


澤田:「お子さんのことで悩んでいるらしいよ」

外村:「竹林課長らしいね。そういえば、俺、
この稟議書を松谷課長にチェックしてもらわないといけないんだけど、今、大丈夫そうかな?」


松谷課長は私の直属の上司である。私がした仕事は、
いつも松谷課長のチェックが必要になるため、報告がかかせない。


澤田:「大丈夫そうじゃない? 電話しているときには笑っていたよ」


 松谷課長は、いつも機嫌が悪い。毎日プライベートで何があるのか知らないが、機嫌が悪い日が多い。


外村:「課長、少しお時間大丈夫ですか? 稟議書のチェックをお願いしたいのですが?」

松谷:「・・・」

外村:「今お忙しいようなので、後で時間とってもらってもいいですか?」

松谷:「・・・あー」


 さっきまで機嫌よさそうにしていたのに・・・


外村:「全然ダメだ。機嫌悪いよ」

澤田:「うそ〜。さっきまでご機嫌だったじゃん」

外村:「本当に疲れる。何で報告するだけでこんなに疲れなきゃいけないんだよ」



 私の仕事の一つが松谷課長の顔色を伺うことになっている。顔色を伺い報告のチャンスを探す。
機嫌が良い時に報告すれば取り合ってくれるが、機嫌が悪い時には話すらしてくれない。


 しかし、会社にいる間はまだいい。最悪な時間が、松谷課長と一緒に行く営業だ。


松谷:「もう出られるか?」

外村:「は、はい。すぐに出られます」

松谷:「今日は私が運転していくから、外村君は助手席に乗ってくれるか」


 機嫌の悪い松谷課長と2人だけの車中・・・


外村:「松谷課長は、休みの日には何をしているんですか?」

松谷:「あ〜、本を読んだりしているよ」

外村:「へぇ、そうなんですか? 何を読まれているんですか?」

松谷:「小説が多いかな」

外村:「何か好きな作者とかいるんですか?」

松谷:「特にないな・・・」

外村:「・・・」

松谷:「・・・」

外村:「(うっ・・・気まずい)」

松谷:「・・・」

外村:「・・・」


 質問をしてもまともに返事をくれないし、質問をしてくれるようなことはない。
取引先の場所に着くまで、気まずい苦痛の時間が続く。

 その一方で、松谷課長がご機嫌のときには、車中でしゃべりっぱなし。
それをひたすら苦笑いをしながら聞いていないといけない。これはこれで苦痛。


 つまり、松谷課長といるときは、いつも苦痛というわけだ。

 ここは家庭ではなく、会社なのだから、最低限のルールというか、相手に対する態度を考えて欲しいものだ。


 あなたの会社に、いつも不機嫌そうな顔をしている人はいませんか?



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□ 部下から見た問題点
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外村は松谷課長の機嫌を伺うことに辟易しています。

松谷課長が常に同じ対応ならば、外村も松谷課長との接し方に慣れていくでしょう。
しかし、松谷課長は機嫌によって、外村への態度を変えます。
すると、外村も松谷課長への対応を変えなくてはなりません。
それにより、外村は松谷課長の機嫌に気を配る必要が出てきます。

機嫌が良い時は、話を合わせるように。
機嫌が悪い時は、なるべく話かけないように。

その気配りが、外村の気苦労になります。


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□ 部下として今どうすべきか
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自分の機嫌が悪い時を考えてみましょう。

大抵の人はこう思うのではないでしょうか。
「ほっといてほしい」と。

機嫌が悪い時は、自分のネガティブな考えに囚われてしまっています。
自分の世界に入り、機嫌を悪くしている原因について深く考えています。

上司がそのような状態の時は、本当に「ほっておく」しかないでしょう。
緊急連絡時は話しかけるしかありませんが、報告などはメールや置き紙などで知らせてみてはどうでしょうか。
「報告をまとめたので、目通しお願いします」
と一言で済まし、あまり上司と話さないようにしましょう。

機嫌にムラがある上司でも、常にそのような対応で構いません。
機嫌が良い時なら、報告の詳細について上司から質問してきます。
機嫌が悪い時なら、最小限の会話で事が済みます。

以上のように、対応を1つに絞ることで、気苦労が減るのではないでしょうか。


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□ 自分が上司になった場合にどうすべきか
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仕事と私生活を完璧に切り分けることは難しいでしょう。
けれども、私生活の事情を仕事に持ち込むのはプロとは言えません。

自分の性格を変えることは大変難しいです。
例えば、人見知りの人は、打ち合わせや会議を苦痛に感じるのではないでしょうか。
かといって、いつまでも自分の性格に引きずられて仕事をするわけにもいきません。

そこで、自分の役割を演じてみてはどうでしょうか。
仕事上での性格を作り上げるのです。

自分の性格を変えることは簡単ではありません。
しかし、役割を演じることは案外簡単です。
上司なら、上司らしく。
部下なら、部下らしく。

そのように、仕事上での役割を演じることで、私生活の自分を仕事に持ち込まなくなります。



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□ 編集後記
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「最後の演じるというのはちょっと難しいかもしれないよ」

「なぜ?」

「普段も仕事では演じていると思うよ」

「そっか。部下は、あまり機嫌出さないイメージはない?」

「そうだね。部下は出しにくいよね」

「それは部下として演じているかもしれない」

「そうか」

「上司になるにつれて、演じることを辞め、自分を出してしまうのではないだろうか」

「そういえば、この間聞いた話によれば、社内で聞こえる音と言うのは、
上司の怒鳴り声か、上司が物をたたく音しか聞こえないって言っていた」

「そうだね、部下の怒鳴り声はあまり聞いたことがないよね」

「だから、部下でいる間に憧れの上司を見つけて、その人になれるように演じてみてはどうでしょうか」


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ぜひ、ご意見・ご感想を聞かせて下さい。
あなたが出会ったダメ上司の話を教えて下さい。
教えていただいた話から、グッチ55が物語を作り、
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