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がんばれ社長!今日のポイント
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12/12/10がんばれ社長!今日のポイント 「続・ある新製品開発」
配信日:2012年12月10日
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経営者用メールマガジン 『がんばれ社長!今日のポイント』
作者: 武沢 信行 2012年12月10日号 VOL.3012 購読者:27,919名
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『続・ある新製品開発』
●先週後半は「ウォークマン」成功の鍵はどこにあったのかをテーマ
にした。次の五つの中からひとつ番号を選び、その理由をご回答いた
だきたいとお願いしたところ、予想を上回る 103名のご協力をいただ
いた。一部、複数番号を選んだ方がみえため 107件の回答がある。
さっそく金曜日号で速報したが、その後も増え続け、ランキングが次
のように若干変動した。
・1位:30票
機内できれいな音で音楽を聴くモノが欲しいと言った井深氏
・2位:28票
予期に反して冷たい反応を示した当初の市場にあって、それを人
気製品にしたマーケティングチーム
・3位:25票
試作機をみて事業の可能性に気づき、製品化を命じた盛田氏
・4位:21票
井深氏の命を受けてすぐに試作機を作ったオーディオ事業部長
・5位:2票
実際にウォークマンをデザインし製品化したエンジニアチーム
●実は、1位から 4位までこれだけ拮抗するとは予想外だった。また、
5位がこれだけ低評価になるというのも意外だった。木曜日号における
私の文章が、エンジニアチームのご苦労をほとんど伝えていないため
にこうした結果になったと思うが、実は「Mr.ウォークマン」と後にい
われるようになり、ウォークマンの成功で役員になった幹部がエンジ
ニアチームから出ているのだ。
●いずれにしても、どれが欠けてもウォークマンの成功はあり得なか
っただけに、あえてひとつだけ番号を選ぶのは困難だったと思う。
あえてひとつ選ぶ基準として「自社に足りないものを選んだ」、「自
分が今置かれている状況で判断した」という声があったが、おそらく
多くの方がそうだろう。
●103通の回答すべてに理由が付けられていて、それを読むだけで私も
大いにためになった。「武沢さんの意見を楽しみにしています」とい
う声が多く、実はプレッシャーにもなっている。
●私の意見は「2番」である。井深氏の命を受けてすぐに試作品を作っ
た事業部長が一番大きな鍵を握っていたのではないかと考えている。
試作品を作るスピード(納期)や試作品の品質、いずれが欠けてもこ
のプロジェクトはうまくいっていない。いや、プロジェクトすら始ま
っていないこの段階で、役員を驚かし事業化を発案させる試作品を作
った事業部長こそ影の MVP ではなかろうか。そしてこの手の人材が中
小企業にもっとも欠けているように感じるのだがいかがだろう。
●司馬遼太郎が「革命を成就する条件」として、次の三つのタイプの
人材が揃うことだと言っている。
1.思想家(コンセプトメーカー、革命の初期段階で不可欠)
2.戦略家(「思想」を実際行動に結びつける役割を果たすリーダー)
3.技術者(革命を仕上げるための高度なオペレーションを担当する)
この三つのタイプに優劣はない。それぞれに役割が違うだけである。
●明治維新で言えば、水戸藩の藤田東湖や長州の僧・月性、吉田松陰
などの「思想家」が、著述活動や教育活動によって新しいムーブメン
トを創り出す。このままではおかしいぞ、体制を変えようではないか、
というわけだ。
●ついでその思想の影響を受けた高杉晋作、久坂玄瑞などの若手がリ
ーダーシップを発揮して「戦略家」として縦横無尽に働く。ゲリラ活
動や時にはテロ行為を働いてまで既存体制をゆさぶり、自組織を作り
あげていく。
●そして革命の総仕上げをするのは「周到(しゅうとう)の才あり」
と松陰に評価されていた伊藤博文や井上耳多(もんた)、それに医師
兼兵法技師でもあった大村益次郎などの「技術者」が革命をきっちり
完成させ、明治政府を作りあげる。
●「思想家と戦略家は革命を見ずして非業の死を遂げる」と司馬。
たしかに明治の時代まで生き延びて元勲になった人の多くは革命の総
仕上げを担当した人たちである。本当の革命勢力の多くは竜馬も含め
て明治まで生きながらえていない。
●「技術者」の筆頭格・薩摩の大久保利通の場合は明治でも大活躍し
たが、西郷隆盛は「戦略家」なのに生き延びてしまったため、明治と
いう自分たちがつくった国家が嫌でたまらなかったのだろう。それが
西南戦争につながるのだが、ここでは余談。
●この司馬仮説をウォークマン成功物語に当てはめるとどうなるだろ
うか。
「思想家」・・・こんなモノが欲しいといった井深氏
そのプロトタイプを作った事業部長氏
「戦略家」・・・プロトタイプを見て事業にゴーサインを出した盛田
氏。
「技術者」・・・製品開発を担当したエンジニアチームとその販売を
担当したマーケティングチーム
●事業部長を「思想家」に入れたのは、世の中に現存しないものを初
めてデザインするご苦労を考慮してのもの。ある意味では「こんなモ
ノが欲しい」「こんなのがあったらイイ」という意見なら誰でも言え
る。その程度では「思想家」とは言わせない。だが「やれるはずだ!」
「うちがやるべきである」と部下に命じた井深氏は立派な思想家であ
る。
●あなたの会社やプロジェクトチームにも「思想家」「戦略家」「技
術者」を集めよう。社内で足りなければ外部に求めてもよい。
一番少ないのは思想家、次に戦略家であろう。あなたの会社に足りな
いのはどんな人材だろう。それをどう補っていけばよいのだろう。
そうした視点で経営計画やプロジェクトのあり方を見直すと新しいも
のが見えてくるはずだ。
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【編集後記】
◆会議のとき、あの社長は社員に「たまには息抜き」しなさいとか「骨休め」
しなさいと言いたかったのでしょう。しかし、何を間違ったのか、「ちゃんと
骨抜きしなさいよ」と言っていました。
私は「骨抜きじゃだめでしょ」と言おうとしましたが、その場の誰も気づいて
いないようなので、私は我慢しました。帰りの電車でそれを思い出し、ひとり
でニヤニヤしていたら正面の人に変な目で見られました。
◎がんばれ社長!今日のポイント
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