職人醤油通信
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[職人醤油通信vol.11]木桶職人を訪ねて
配信日:2008年10月02日
-----------------------■職人醤油通信 [2008.10.02]vol.11
職人醤油.comの高橋万太郎です。こんにちは。
先日、醤油を仕込む「桶」の職人である
上芝さん(大阪府堺市)を訪ねてお話をお伺いしてきました。
桶は大きいもので30石。
30石と言われても、
いまいちピンと来ないと思いますが、
30石は一升瓶で3000本分の容量です。
ちなみに、
一合(180ml) 日本酒で今でも使われている単位
一升(1.8ml) 一升ビンが有名
一斗(18L) 鉄製の四角い「一斗缶」が有名
一石(180L)
一合は米は標準的な一食分の分量といわれ、
「一石=一合×1000」となり、
一人の人間が一日三食ご飯を食べたときに一年分のお米の量となります。
時代劇とかで、「○○石の大名」と言われているのは、
「○○人を一年食べさせることができる大名」というわけです。
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このような30石桶は、
横幅2.7メートル 高さ2.5メートル程になるので、
大人が両手を広げても、
すっぽり入ってしまうほどの大きさとなります。
これらの桶は、
釘などは一切使用されていないのはもちろん、
100年を越えて使用されるリサイクル品でもあるのです。
新品桶は日本酒の醸造蔵で
25年ほど使われた後に、
一度職人の元に返ってきます。
そして、一度分解されてバラバラの板の状態に戻り、
使える部分の板同士を組み合わせて、
再び桶に組み上げられるのです。
次にこの桶が向かう先は
味噌・醤油の醸造蔵。
味噌・醤油は塩分を含んでいて、
余計な雑菌が繁殖できないため、
百年以上使用されます。
桶を分解すると江戸時代の年号とともに
当時の職人のサインがよく見かけられるそうです。
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日本に4人しか残っていないと言われている
桶職人の上芝さんから伺った内容を詳しくまとめています。
詳細はこちらをご覧下さい。
http://www.s-shoyu.com/news/001.htm
次回からは、各蔵の職人のインタビュー内容を
お送りしていきたいと思います!
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