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【BBBvol.188】大改訂図解チームリーダーの教科書藤巻幸夫(著)
配信日:2012年07月22日
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ビジネスブックバンク
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vol.188 2012.07.22 SUN info@businessbookbank.com
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こんにちは!BBB(ビジネスブックバンク)発行人の山村です。
今週はいろいろ考え事をしていたら、
悶々としてしまったので、明日はジムでスカっと汗を流して、
スッキリしてから一週間をスタートさせたいと思っています。
何か困ったことがあったり煮詰まると、
まずは身体を動かしてみると、身体だけでなく思考もスッキリして、
パフォーマンスがあがりますので、ぜひ試してみてくださいね。
さて、本日ご紹介する一冊は、
株式会社藤巻兄弟社 代表取締役社長など数々の要職をお努めの
藤巻幸夫さんの『大改訂 図解 チームリーダーの教科書』です。
友人たちとリーダーとはなんだろうと考える機会があり、
煮詰まったので本屋さんでリーダーシップのコーナーを
見ていたのですが、満場一致で「これはわかりやすい!」
と購入した一冊です。
本書は、2005年刊行の『図解 チームリーダーの教科書』を
大幅に加筆・改訂したものだけあって、
本当にわかりやすく、洗練されていると思います。
リーダについて、リーダーシップについて、
チームビルディングからチームとして走りだすポイントについて、
そして、チームの盛り上げ方や課題の解決策について、
最後に、さらに未来を創造していくこと等について、
シンプルかつ体系的にまとめられています。
逆に、例えば物事を進めるにあたって、市場やリスク分析の
仕方などを学びたい、という個別具体ノウハウを学ぶような
目的の本ではありません。本質を学ぶための本というイメージです。
また、人としての配慮に多くの項が割かれているのも
本書の特徴だと思います。
たとえば、メンバーへのクレームが入った時、
リーダー自らが自責として謝罪し、担当者を変えるのではなく、
再度のチャンスを頂くことが仕事である、という考え方や、
新たにチームにメンバーを迎える時に、
弱点の補強ではなく(これでは現在を否定してしまう)、
「今も想像以上に頑張っているが、より力を入れるための増員だ」
と、ポジティブにメンバーに伝えてモチベートし、
同時に新メンバーが加入後即活躍できるよう配慮しておくなど、
いろんな意味で「モエル」ポイント満載の一冊です。
チームで仕事をする人には、必ずいつかはリーダーや先輩に
なるはずですので、TEAM−WORKする全ての方にお薦めの一冊です。
僕個人としては、リーダーとは、
『あるミッションに対し、心と数字の目標を設定し、
それを最適なプロセスで達成する人』だと勝手に考えています。
まだまだ至らぬ現在ですが、日々がんばって、
その理想に少しでも自分を近づけていきたいと思います・・・。
では、本日もどうぞお付き合いくださいね!
※どんなことでも結構ですのでどしどしメールください☆
必ずご返信します。(お時間がかかるかとは思いますが・・)
info@businessbookbank.co.jp
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■■■本日のCONTENTS
……………………………………………………
○書籍紹介・CHECKPOINT
○本書の目次
○編集後記
○広告・ご献本について
……………………………………………………
ご意見、ご要望、なんでも結構ですので、
いつでもご連絡くださいね!かならず返信します。
info@businessbookbank.com
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■■■今週の書籍紹介
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・大改訂 図解 チームリーダーの教科書
・藤巻 幸夫 (著)
・http://cs-x.net/bbb/c/00259.html
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■■■チェックポイント B B B C H E C K P O I N T
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■リーダーとは?
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「リーダー」とは何だろう?
分かっているようで、その定義を教えてくれる人は案外少ない。
だから、まずはフジマキ流リーダーの定義をバシッと語っておこう。
リーダーとは、あるものごとを自分から「やろう」と切り出して、
人々をその方向へと全力で導いていく存在だ。
人間が3人以上集まれば、それはもうチームであり、
そのチームで何かを始めるときには必ずリーダーを必要とする。
たとえば子どもたちが遊ぶときは、
誰かが「野球をしよう」と決めなければならない。
ある場で知り合った人々が今後も合いたいと願うなら、
誰かが「定期的に集まる場を設けよう」と切り出すべきだ。
実のある会議をしたいなら、定例会議に真面目に出席することより、
誰かが「この点を考えよう」と議論を生み出すことが大切になる。
そうした“誰か”がいなければ、みんなが現状に物足りなさや
不安を感じていても、ものごとは何ひとつ動き出さない。
だからこそ、その“誰か”の役目を、さまざまな責任を負うことを
承知のうえで、みずからが担う。
それがリーダーとしての第一歩となる。
なかには、ものごとがとどこおおりなく進むように
チームをまとめること─それをリーダーの仕事
と思っている人もいるかもしれない。
それは認識不足だ!
むしろそれは、スケジュールやコストを管理する、
いわゆる「管理者」の仕事。
もちろん管理者の存在も大事だが、
リーダーが果たすべき役割は本質的にはこれとは別のところにある。
みんなで進もうとする方向性を「自分が決める」。
それができる人こそが、リーダーだ。
■リーダーVS管理者
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リーダーと管理者の違いを別の角度からも見ていこう。
この違いにこだわるのは、世間には
「本人はリーダーのつもりが、実は管理者にすぎない」
という人が大勢いるからだ。
あなたにはぜひ、誰もが認める本物のリーダーになってもらいたい!
さて、チームをまとめる「力」には次の4つのものがある。
第一に「志」。チームで実現させたいこと、いわゆるビジョン。
第二に「人間力」。メンバーを強力にまとめる求心力。
第三に「システム」。仕事の手順などを本格的にまとめたもの。
第四に「ルール」。みんなが守るべき決まりごと。
この志、人間力、システム、ルールを
バランスよくあやつってチームをまとめるのが、
フジマキ流の理想の「リーダー」だ。
一方で、システムとルールのみによって
チームをコントロールするのが、いわゆる「管理者」である。
世の中には、「リーダー」と名のつく人がゴロゴロいるが、
実状はどうだろう?
システムとルールにばかり頼る、
管理者タイプの人が多くないだろうか。
これはおそらく、システムやルールだけをマニュアルのように
「勉強」しているせいだろう。
当たり前のことを、声を大に、特大にして断言しておく。
人間の心は、システムやルールだけでは絶対に動かせない。
志や人間力なしに、チームに火がつくことなどありえない。
リーダーになるあなたには、その点を強く胸に刻んでほしい。
■戦略を練る
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ビジョンを掲げることに成功したら、
今度はそのビジョンを実現させるにはどうすればいいか、
具体的な「戦略」を立てていこう。
ただし、この戦略というのは、リーダーがこと細かく練り上げて
一方的に語ればいいものではない。
それではどこまでいっても「あなたのプラン」を
みんなが支えている、という状態にすぎない。
リーダーは、メンバーそれぞれがビジョンを自分のものとし、
それに向かって「自分が実現させたいこと」として、
戦略を熱く語り出すよう、導いていこう。
常々私は不思議に思っているのだが、チームを組んで役割分担をすると、
多くの人は「与えられた役目を果たせばいい」という気持ちになりやすい。
だから、メンバーがあなたの志に共感はしてもそれを自分の志と
感じていなければ、よい意味で「でしゃばる」ことがない。
「チームでめざすことは自分のめざすことである」という意識が希薄で、
もったいないことに、限定的な力しか発揮しないのだ。
これを覆すにはどうすればいいか。
メンバーからもビジョンに向かうためのアイデアを積極的にもらい、
そのアイデアをチームの「戦略」にうまく取り入れ、共有していくことだ。
これを繰り返せば、いつしかあなたのいないところでも
「ビジョンに向かうにはどうすればいいか」
が自然と語られるようになる。
メンバー同士で議論が白熱し、一人ひとりがより大胆に動き出して─。
そうなってはじめて、ビジョンはチーム全体でめざすものになり、
誰もが自分の意志で動くプロフェッショナルチームが生まれるのだ。
■チームがまとまらないとき
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チームがなかなか一つにまとまらないこともある。
メンバー間で次々ともめごとが発生し、思うようにものごとが進まない。
そんなときは、リーダーとして不甲斐なさに落ち込むこともあるだろう。
だが、なんとかしようと何度も何度もメンバーと泥臭く話し合っているならば、
私はそんなあなたに賞賛の拍手を送りたい。
それこそが、リーダーのあるべき姿だと思うからだ。
できるリーダーといえば、一般にはさまざまな課題を
「きれいに」「スマートに」片づけるイメージで語られる。
確かに理想的だ。しかし、そのうわべのイメージだけに
ひきずられないでほしい。
そもそも、できるリーダーはなぜ
「きれい」にものごとを片づけられるのか。
私に言わせれば、それは「泥臭く」現場を歩きまわって
問題を一つひとつ潰しているからだ。
できるリーダーはなぜ「スマートに」ものごとを片づけられるのか。
私に言わせれば、それは「時間をかけて」メンバーと話し合い、
足場を固めているからだ。
要するに、リーダーとして「きれいに」「スマートに」
ものごとを成すには、チームに「泥臭く」「時間をかけて」
働きかけることが最善なのだ。
理論や戦術にばかり頼るでもなく、
権威やカリスマなどにすがるでもない。
メンバーそれぞれと理解し合えるように、
しつこく、しつこく、コミュニケーションを取ること。
あなたがそれを怠らなければ、
すごく地味で遠回りしているように思えても、
チームの強固な基盤は着実に築かれていく。
■リーダーであることがつらくなったら
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重圧のなかでの決断。メンバーとの密なコミュニケーション。
そうした役割を担ううちに、場合によっては、
リーダーであることが少々しんどくなってくるケースもあるかもしれない。
そんなときは、リーダーとは何なのかという原点を思いだそう。
リーダーとは、みずから何かを「やろう」と切り出して、
みんなをその方向へと導いていく存在。
これは裏を返せば、
「○○をやろう」と言い出すのをみんなが待ち望んでくれて、
そこに向かうことにみんなが協力してくれる立場、ということだ。
考えてもみてほしい。
人間は誰しも、心のどこかで「こんなことを実現させてみたい」という
思いを抱いているものではないか。
だが、そこで思い描いた夢が大きいほど、
自分一人で実現することはむずかしくなる。
かといって、通常であればそれを口にしたところで、
周囲には聞き流されるのがオチ。
ところがだ。
みずから手をあげてリーダーになったにしろ、
任命されてリーダーになったにしろ、あなたの場合、
自分のいるフィールドで「やりたいこと」を
きちんと形にして示すことができれば、
まわりのみんなが耳を傾けてくれる。
共感を得られれば、力まで貸してくれる。
どうだろう、こんなに素敵なことがあるだろうか?
みんなと一緒でなければ叶えられない壮大な「夢」を
掲げることのできるポジション。
リーダーとはそういう立場だと思うのだ。
リーダーを務めるのは確かに大変だ。
だがそこには、感謝したくなるほどの素晴らしさがあることも、
忘れないでほしい。
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■■■本日はこの書籍からの引用です
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・大改訂 図解 チームリーダーの教科書
・藤巻 幸夫 (著)
・amazonでの購入はコチラからどうぞ
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■■■ 本書の目次
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01 事前準備が大事だ!
02 チーム編成が成否を分ける
03 ビジョンを掲げよう
04 戦略を固める
05 チームの士気を高める
06 トラブルを防ぐには?
07 リーダーが陥りやすいワナ
08 次のリーダーを育てる
09 規模別リーダーの役割
10 モチベーションを保つためには?
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■■■編集後記
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日ごろからお世話になっている、
株式会社エシックススタンダードの小田社長と会食中、
根本博陸軍中将のことを教えていただきました。
モンゴルで4万人もの日本人の命を守り
台湾の独立自主にも多大な貢献をした日本人にも関わらず、
おはずかしながら、僕は根本中将を知りませんでした。
忘れないように、メルマガにも残しておこうと思います。
太平洋戦争の末期、蒙古軍司令官だった根本中将は、
終戦後にも関わらず攻めてくるソ連軍に対し、
立場を省みず徹底交戦し、4万人もの日本人居留民を
無事、日本に帰国させます。
同時に35万人もの軍人も無事日本に撤退させているのですが、
最後までしんがりを務めて戦い続け、自分が乗ったのは、
日本に向かう最後の船。そんな人物です。
その際、国民軍、蒋介石の助けを受けたそうですが、
当時、国民軍は台湾に進行してくる共産軍に対し、
圧倒的不利な状況に立たされており、根本中将に助けを求めてきます。
もちろん、当時の日本の状況下で
そのようなことが許されるわけもありません。
しかし根本中将は恩義を忘れず、「釣りに行く」と言って
本当に釣り竿を持って出かけ、台湾に密航してしまいます。
家族にも本当のことを言わず・・・。
その後、本土から数kmしか離れていない金門島における
戦いを指揮し、同島を死守する等、
台湾の独立自主確定に多大な寄与をします。
そして帰国時、彼は出発時にもっていた釣り竿を片手に持って、
飛行機のタラップを降りてきたそうです。
(このあたりのお茶目さも最高に素敵ですよね。)
日本人でよかったと深く誇り感じるとともに、
これまで多くの方から受けたたくさんの恩義、
絶対に忘れてはいけない、と再確認させていただいた話でした。
※ここまで書いておいて・・・ですが、会食が大盛り上がりで
泥酔しながら拝聴していたので(すみません)、
本編集後記には多くの間違いが予想されます(笑)
詳細はwikipedia等を参照ください。
⇒http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A0%B9%E6%9C%AC%E5%8D%9A
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必ず読ませていただいております。しかし、
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