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【経営戦略考12/06/20】トヨタが「おもちゃショー」に参加>時間を味方にする

配信日:2012年06月20日

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━━━━━━━━━━━━━━━━ 2012/06/20(通巻2180号)━
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■■   トヨタが「おもちゃショー」に参加
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━━━━━━━━━ 情報源:日経産業新聞 2012.06.20【13面】━

先日、参加したセミナーで、印象に残る言葉を講師の方がおっしゃっ
ていました。

「時間を味方にする」。

時間というのは、水のように流れていくものですし、下りの坂道の
ようでもあります。何もしなくても、一定の方向へと動きます。

その「流れ」に身を任せていればラクちんですが、逆らうとなると
大変です。

できることなら、「時間を味方にする」ビジネスを選びたいもので
す。

たとえば安全性の高い金融商品に投資をすれば、時間の経過と共に、
確実に金利を獲得することができます。

時間を短くすることはできませんが、かと言って、遅れることもあ
りません。「時間を味方にする」、わかりやすい例でしょう。

新規顧客を獲得すれば、ほとんどがリピーターになってくれるよう
なビジネスでは、順調に進めば、時間の経過と共に確実に売上が増
えていきます。

新築後のリフォーム需要を取り込もうという取り組みも同様です。

いずれも、「時間を味方にする」ビジネス(モデル)ですね。

20日付けの日経産業新聞に、トヨタ自動車が「東京おもちゃショー」
に参加したという記事が掲載されています。

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■■   時間を味方にする
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記事は「バンダイやタカラトミーなど常連がひしめく会場で一見、
トヨタの参加は畑違いにもみえるが、狙いはずばり『子供』という
将来のユーザーの気を引くことだった」と解説しています。

具体的には「Camatte(カマッテ)」という子供が運転できる試作
車が展示されました。

来場した子供は大喜びで、豊田章男社長は「“子供のクルマ離れ”
はありませんから」とコメントしています。

発売時期は未定であり、試乗した子供が将来、トヨタ車を購入する
かどうかも不確実です。

記事はこの取り組みを「トヨタ流、急がば回れ」と表現しています。

かつて、ホンダが若者向けのクルマで市場に参入し、顧客の加齢に
応じてグレードの高いクルマを投入し、ファンを囲い込んでいった
やり方がありました。

以前、トヨタがレースに参戦したのは、そのようなホンダに対抗し、
若者ユーザの確保を狙ってのことだと聞いたことがあります。(現
在は、ルマン参戦が話題になっています)

いずれにしても、「時間を味方にする」意図に基づいているわけで
す。

起業や新規事業開発を考えるなら、顧客を追いかけるのではなく、
自然と顧客が集まってくるビジネスモデルにしたいと思うでしょう。

そのようなビジネスモデルは、「時間を味方にする」という要素が
強いはずです。

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■■■■■■■■■■■■ 今日の教訓 ■■■■■■■■■■■■
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あなたの企業にとって、時間は“味方”だろうか、それとも“敵”
だろうか。時間を“敵”にしてしまうと、大変な苦労を背負い込む
ことになる。“味方”にすれば、着実に成長できるビジネスモデル
が出来上がる。

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