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コンサル出版!『真夏でも寒い出版界の現状』 第160号

配信日:2009年08月31日

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┃  ┃      第160号【09/08/31】     ┃  ┃
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《今週のCONTENTS》

1.『真夏でも寒い出版界の現状』

2.今週のおすすめ公開セミナー/主催:キャプラン株式会社
 政権交代に対応『派遣先指揮命令者ための派遣法対策セミナー』

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総選挙、このメルマガが配信されるときには、もう結果が出ている
わけです。

たぶん、大方の予想とそう違わない結果だろうと思いますけど、ど
うなんでしょうね。

若者は、新聞は読まない、雑誌は読まない、広告は見ない、車は買
わない、そもそも免許をとらない、旅行しない、酒も飲まないよう
ですが、投票には行ったんでしょうか。

と、投票日の3日前に総選挙の話題に触れる、本多泰輔です。
今月は2回も登場です。ヒマだからでしょうか。

もうすっかり秋ですね。

残暑お見舞いというのも間が抜けた感じがいたします。
そもそも今年夏があったのかという印象です。

どうも、政権交代が起きても、出版界に何か新しいことが起きる気
配はありません。

小泉元首相のように、首相の一言で『信長の棺』や『鈍感力』のよ
うなベストセラーが生まれればいいんですが、次の総理が読書家な
のかどうかわかりませんし、仮に読書家だとしても小泉首相みたい
な人気がなければ、読んでもらってもね。

現総理は、ビジネス書を「大人買い」してましたけど、別に売れ行
きに影響ありませんでしたし。


■真夏でも寒い出版界の現状


縮み指向なのか縮み思考なのか、やってることも考えてることも、
両方ともすこし悲観的過ぎますね。

世間一般の傾向ですが、出版界は別の事情で縮み指向でした。この
傾向は、出版社だけではなく、取次ぎも書店も同様だったと思いま
す。

雑誌は広告が落ちて著しい収入減、書籍もこれがいいというものが
ありませんし、「内食」が増えて、カンタンレシピとかお弁当の本
は売れてるみたいですが、ベースとしては小さいですね。

縮み指向もむべなるかな。

ちなみに、わたしの知り合いの東大阪の会社は、お弁当箱が売れて
喜んでいました。お弁当箱市場というのは、意外にすそ野が広くて、
石川県の輪島塗の産地の会社でもお弁当箱をつくってましたね。

こちらも売れてるんでしょうか。
こんど様子を聞いてみたいと思います。

大手取次ぎの情報だと、昨年度のビジネス書の総出荷数は、一昨年
に対し50%減だったそうです。

えっ!ホントですか?って感じですけど、どうやらウソではないみ
たいです。

どの本をビジネス書にカウントするかは、会社によって違うのです
が、とにかく同じカテゴリーで、出荷数の昨対が50%というのは、
縮みすぎです。

『1Q84』は、「第一四半期、昨対84%」と思ってた人がいま
したけど、それなら全然いいほうですよね。出荷総数50%なんて、
トヨタだってそこまで落ちていません。

つまり、50%ということは、発行部数を伸ばした出版社の倍ほど
は、発行部数を激減させた出版社があったということで、そりゃ草
思社も倒れてしまうわなと思います。

総出荷量だから、売上とイコールではありませんが、出荷されなき
ゃ売上も立ちませんから当然、売上だって落ち込んでいるはずです。

いくら著者の印税を値切り、印刷屋さんを泣かせ(最近は自ら泣き
たがるM気のつよい会社も多いですが)、社員の給与を据え置いた
としても収支は悪化します。

とても、それでなんとかなる状況ではありません。
これだけ寒ければ、暑中見舞いはいりませんよね。


■高くなりすぎた返品率の反動


実は、大手取次ぎというのは2社ありまして、上記の数字はそのう
ちの1社の話であります。もう1社はどうかというと、まだ確認で
きていませんが、無論よくはないと思いますが、想像するに上記の
数字ほど惨憺たるものではなかろうと思います。

なぜかというと、後の1社は、前の会社ほど、状況に対応するスピ
ードが早くないからです。

2、3年前まで、文庫、新書の新刊ブームがありました。また、書
店も出版社も新刊重視の姿勢を強め、既刊本を多品種少量で売って
いた出版社でも、新刊の瞬発力に頼らざるを得ず、方向転換してい
きました。

総売上は横ばいなのに、新刊の発行点数は毎年伸びる、そういう時
代が続きました。このメルマガでも何度か書いたことです。

結果、あまりにも新刊の発行ペースが上がり、当然ながら書店の数
も売り場面積は広がりませんから、新刊1点あたりの寿命はどんど
ん短くなってしまいました。

つまり、本によっては、書店に着いたとたんに返品という、実に哀
しく過酷な運命の本が増え、お情けで店頭に並んだ本も、次々と出
てくる新刊に押され、1週間も経たないうちに、棚さしに2部ほど
残してバックヤード行き、そして返品という生涯です。

もし、本が口をきけたら抗議のひとつも出るところでしょう。

送り出した本が返ってくるのは、取次ぎとしてもコスト増になりま
す。できれば、一度出荷した本は、きちんと読者に買い取ってもら
いたい。

しかし、現実は40%の真ん中から後ろのあたりで返品率がうろう
ろしているので、取次ぎとしても、あんまり新刊本が次々と出てき
てもらっても困る。出すなら売れる本だけにしてくれ。

そのため、取次ぎでもデータ管理が進んでいるところでは、どんな
本が売れるのかを調べ、売れそうもないものは市場に出す量を制限
しようと、そういう動きを始めました。

理屈としては、間違ってないのですが、いかにシステムの精度が高
かろうと、データを入力するのは人間で、システムの成績は、どの
データが蓋然性の高いものかを見分ける人間の能力で決まってしま
います。

動機が、返品率を下げたい、だったわけなので、選ぶデータもそう
いう傾向になり、返品を避けるために、出すものを縮小するという、
いわば縮み指向になってしまったわけです。

その結果、前年比50%まで出荷量が下がってしまいました。

取次ぎ大手のもう1社のほうは、そこまでシステムが出来てません
ので、たぶん50%も落してないだろうと思います。


■反動の反動


こういう振り子の現象は、どこでもあることです。
推測ですが、ビジネス書でも硬派の書籍と書店営業をあまりしない
ところが、取次ぎの制限による強く影響を受けただろうと思います。

書店営業の強いところは、川下からの注文で取次ぎを動かしますし、
取次ぎが売れ筋と見るものは、実際に動いているもの、つまり、自
己啓発ものとか、まあ柔らかめのものになりますから、そういう出
版傾向の会社も影響は少なかったろうと思います。

書店営業をしない、取り次ぎまかせのところ、まあ取り次ぎ営業し
かしない大手出版社か、そもそも営業がいない弱小出版社ですが、
そこらへんは困ったことになっているのではないかと思います。

しかし、締めてみたら50%減というのは、取次ぎもびっくりの数
字で、これではダイエットのし過ぎで健康に悪い、あまりに絞りす
ぎたというのが現状の認識で、今後は方向を積極指向に転換するよ
うです。

来年当たりは、またダンボールの原材料が増えることになり、順調
に経済が回復している中国はダンボールの値段が下がって喜ぶでし
ょう。

書店に置かなきゃ売れないと返品を増やすなは、出版社の中で常に
拮抗することで、両者を満たすのは、ベストセラーだけなんですが、
ベストセラーも置きすぎると、べらぼうな量を返品が返ってきます
からね。

ベストセラーを出した翌年、資金繰りが悪くなって借金する出版社
は多いです。そういうわけで、しばらくの間は振り子は積極拡大の
ほうへ振れています。

秋口はまだ縮み指向の冷気が残っていますので、あまり動きはない
でしょうが、来年あたりは、また、出版のチャンスが増えるんじゃ
ないかと思います。

いまから仕込んでおけば、いいタイミングじゃないでしょうか。


《このメルマガのバックナンバーはこちら》
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《編集後記》
総選挙から一夜明けた東京は雨。8月の終わり。いろいろと変わり
目を感じますね・・・。(発行者:樋笠)

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