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【BBBvol.161】官僚に学ぶ仕事術　久保田崇（著）

配信日：2012年01月15日

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こんにちは！
ＢＢＢ（ビジネスブックバンク）です。



最近本格的に寒くなってきてカイロが手放せません・・・。


さて、本日ご紹介させていただく一冊は、
現役官僚で、岩手県 陸前高田市副市長、
久保田崇さんの、『官僚に学ぶ仕事術』です。


僕は、他人は社会の批判をすることは大嫌いですが、
まあ、お国に対してはいいたいことが山ほどあります（笑）


でも、内閣府や経済産業省、国土交通省などで働く
閣僚の友人・知人もたくさんいるので、

彼らがどれだけ苦労しているか、
そして何より、彼らがどれだけ優秀かを知っています。


内情を知れば知るほど、

「こんなにすごい人たちが国を動かしても、課題が山積するのか・・・」
「もし僕のようなおバカさんが官僚になったら、この国は崩壊するな・・・」

と、こんなふうに思ってしまうほど、彼らは優秀です。


毎月１５０時間の残業、連日の徹夜、
圧倒的な量の読書と行動、理不尽な政治家への対応？（笑）

国を動かす、法律を創るという作業は、通常のパワーではありません。



では、実際の仕事はどのようなものなのか、
そして、そのポイントはどのようなところなのか、

ということが、仕事術、人脈術、コミュニケーション術、
読書術、英語術、というジャンル別に本書には書かれています。


そう、上記ジャンルからわかるように、
結局、官公庁でも民間でも、やっていることは
一緒ですし、大切なことも同じです。


であれば、圧倒的な仕事量をこなす官僚の方のノウハウは、
きっとあなたの仕事の役に立つと思い、ご紹介します。


個人的な結論ですが、官僚の方もこんなにアツく
日本の為に取り組んでいるということを知るという意味でも
有用な一冊だと思います。

立場やベクトルは違えど、だれもが国を憂いでいた幕末のように、
今の日本は当事者意識を持つことが大切ですね。


では、本日もどうぞお付き合いくださいね。



※どんなことでも結構ですのでどしどしメールください☆
必ずご返信します。（お時間がかかるかとは思いますが・・）
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■■■本日のＣＯＮＴＥＮＴＳ
……………………………………………………
　　○書籍紹介・CHECKPOINT
　　○本書の目次
　　○編集後記
　　○広告・ご献本について
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ご意見、ご要望、なんでも結構ですので、
いつでもご連絡くださいね！かならず返信します。
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■■■今週の書籍紹介
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・官僚に学ぶ仕事術
・久保田崇
・http://cs-x.net/bbb/c/00112.html



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■■■チェックポイント　B B B C H E C K P O I N T
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■官僚である私の職場は東京都千代田区の「霞が関」にあります。

官庁ビルが乱立する「霞が関」は、
日本の中央官界の代名詞としても使われます。

同じく、政界を指す言葉として使われる、
国会議事堂や議員会館が所在する「永田町」は、
霞が関から徒歩圏内です。


この霞が関で働く官僚にとって最優先の仕事は、
霞が関から最も近い永田町に関係する仕事です。


例えば、国会答弁作成という業務があります。

国会における答弁は、国政の重要課題について
政府の考え方を示す最重要と言える機会です。


国会での答弁は政府を拘束し、また逆に、
国会での失言は政権全体へのダメージにつながりかねません。


そのため、答弁者である総理大臣や他の大臣は
その一言一句に気を使い、また質問者（多くは野党議員）は
練りに練った質問を前日までに準備して臨みます。


質問内容が判明するのは多くが前日（しかも深夜）ですが、
翌日の委員会での質問ですから、
翌日の早朝には答弁者である大臣（副大臣・大臣政務官）等に
官僚が答弁内容のブリーフィングを行う必要があるため、
徹夜してでも答弁書を仕上げます。


まさに時間との勝負。

この答弁書作成を一手に担っているのが官僚です。



■官僚は「知識」が勝負です。

一本の法律を作るためには、
百冊単位の書籍や資料を読みこなします。

多くの情報ソースから、必要な情報をピックアップすることが、
仕事の基礎になっています。


実際、官僚の多くは読書家です。

そして、この読書家の傾向はポジションが高くなるにつれて
顕著になります。


課長クラスともなれば、
日常業務は黙っていても課長補佐・係長以下で処理されるため、
大きな方向性の指示や、決裁するだけで事足ります
（もちろん、例外的に陣頭指揮を執るケースもありますが）。

それでは、定型業務が決まっていない課長は日中、
どのような仕事をしているのでしょうか。


その一つが読書です。

実際、本を山のように席に積んで
読書にふけっている課長を目にすることもあります。

官僚の仕事は政策作りですが、政策立案に当たっては、
担当分野の大学教授や業界の経営者などの専門家と、
議論をする機会も多いので、読書を通じてその分野の
知識のインプットを図ることは大いに意味があります。



■書籍は、通常、著者が最低でも数カ月、
場合によっては生涯かけて獲得した
経験やノウハウがまとめられています。

また、一冊の書籍が世に出るためには、編集者など、
複数の人間のチェックを経ています。

凝縮された知識や経験が、
わずか1,500円足らずで入手できるのは、
本当にありがたいことです。

私はちょっと調べたいことや勉強したいことがあれば、
その分野の書籍を調べ、
可能な限り買い込むことにしています。

たった1,500円程度の投資で人生が変わることがありますので、
読書は損になることはありません。



■幸運なことに英語を母国語としない人々が
英語を使うようになったおかげで、
英語の側の敷居が下がりました。

これは、英語を苦手とする日本人にとっては
非常に心強いと思います。

中学レベルの単語や文法は頭に入っているという
日本人はとても多いからです。


あとは恐れずに、恥ずかしがらずに話しかける勇気さえ
持てば、世界中の人々とコミュニケーションできる時代が
もうそこまで迫っています。




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■■■本日はこの書籍からの引用です
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■■■本書の目次　　
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第1章 霞が関で求められる仕事術
第2章 キャリア官僚の人脈術&コミュニケーション術
第3章 トップ1%になる官僚の読書術
第4章 世界の現場で通用する英語術
第5章 仕事を充実させる官僚のプライベートライフ
第6章 本当に豊かな人生を送るために



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■■■編集後記
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サービスは生産と消費が同時に行われるのが
ひとつの特徴ですが、


多くのものがコモディティ化した現在では、
差別化要因として、「アクセス」がより重要度を
増している気がします。


つまり生産と消費の時間差があるメーカーや情報産業も、
この生産と消費のタイムラグをどれだけ縮められるか、

つまり、


消費してくれる人にどれだけ早く届けられるか？
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^


これが重要になっている気がします。

情報が多くの人にいきわたるようになり、
リテラシーは進化し続けているので、
個々人の違いがより分かりづらくなっている、

そんな中では、スピードなどの「測れる」差別化は
より重要なのだと思います。


結果も数字で測れますしね。


例えば、このメルマガもそうですし、
ネット上の情報、ブログや電子書籍などの
デジタルデータもそうですよね。


となると、今後はオリジナルコンテンツを
作り出せる能力や、スキームやプラットフォームを
つくる能力がより問われる時代になりそうだなと
思っています。（すでにそんな時代ではありますが）



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