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【経営戦略考12/01/11】ミヤタが高級自転車のオーバーホール>事前に専門性をアピールしておく

配信日:2012年01月11日

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━━━━━━━━━━━━━━━━ 2012/01/11(通巻2139号)━
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■■   ミヤタが高級自転車のオーバーホール
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━━━━━━━━━ 情報源:日経産業新聞 2012.01.11【16面】━

起業ネタをみつけるにあたり、まずは何かの「専門家」になるよう、
指導しています。

客の立場になればわかりますが、売っている商品に対する知識も愛
情もない人から、モノを買う気にはなれません。

商品を買うなら、その専門家から買いたいのです。

通常は企業に入社してから商品知識を学びますが、起業するのなら、
初めから知識を豊富に持っている分野、すなわち専門分野の中で、
売るべき商品を考えた方が、効率的です。

「専門家」になれば、それだけで売り手としてブランディングがさ
れていることとなり、その分野での商品を取り扱うのに有利になり
ます。

そのため、単なる商品の「売り子」ではなく、高い専門性があるこ
とをアピールすることが大切になります。

11日付けの日経産業新聞に、「老舗自転車メーカーのミヤタサイク
ルは高級スポーツ自転車の車体のオーバーホール(分解・補修)事
業を始める」という記事が掲載されています。

狙いは「オーバーホール技術の高さをブランド力向上に生かし、新
車拡販につなげる」ことにあるのだそうです。

専門性の高さをアピールする取り組みだというわけです。

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■■   事前に専門性をアピールしておく
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ミヤタと言えば、既に有名ブランドだと思っていたのですが、記事
によると「同社は高級スポーツ車から1993年に撤退した」とのこと
です。

そして今回の取り組みにより、「健康志向から人気の高まる高級車
市場に約20年ぶりに再参入する」ことになります。

20年もの時間が空いてしまうと、高級車市場におけるブランドを再
構築しなければなりません。

高級車という商品を売るのに先立ち、まずは専門性を十分にアピー
ルしておくというやり方は、興味深いです。

高級車市場そのものが拡大しており、「安定したオーバーホールの
需要も見込める」ため、アピールにとどまらず、収益事業としても
成立させられると読んだのでしょう。

いずれにせよ、いきなり売りたい商品を決めて売り始めるるのでは
なく、それに先立ち、まずは自分の専門性をアピールするというの
は、起業ネタ探しを指導する際の手順と同じです。

よく言われることですが、昨今はモノがあふれている時代ですので、
商品そのもの以外に、背景となる技術力や専門性、ストーリーを打
ち出していくことが重要になってきています。

ミヤタにとっては再参入ですが、起業を含め、新規参入にあたって
も、専門性を十分にアピールする仕掛けを用意しておくことが、大
切ですね。

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■■■■■■■■■■■■ 今日の教訓 ■■■■■■■■■■■■
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あなたの企業では、自社の商品・サービスを販売するのに先立ち、
どれだけその分野における技術力や専門性をアピールすることがで
きているだろうか。そのような地ならしを十分に行なった上で、ビ
ジネスに取り組むことを考えよう。

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