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DailyDramaExpress2011/07/14それでも、生きていく(2)
配信日:2011年10月03日
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★★ 日刊ドラマ速報 ★★
☆☆ 2011/07/14(Thr) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
1.木曜日の連続ドラマ
2.編集後記
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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル それでも生きていく
局 名 フジテレビ系
放映日時 木曜22時
キャスト 深見洋貴(瑛太)
遠山[三崎]双葉(満島ひかり)
雨宮健二[三崎文哉](風間俊介)
日垣[深見]耕平(田中圭)
草間真岐(佐藤江梨子)
遠山[三崎]灯里(福田麻由子)
日垣由佳(村川絵梨)
藤村五月(倉科カナ)
臼井紗歩(安藤サクラ)
深見逹彦(柄本明)
日垣誠次(段田安則)
草間五郎(小野武彦)
遠山[三崎]隆美(風吹ジュン)
三崎駿輔(時任三郎)
野本[深見]響子(大竹しのぶ)
脚 本 坂元裕二
主題歌 小田和正『東京の空』
あらすじ 第二話 想い、絶たれて…
深見洋貴(瑛太)は、遠山[三崎]双葉(満島ひかり)に、「あん
たは、ボクの敵ですから」と言うと、車に乗り込み、発車させようと
する。双葉は、「待ってください」と車の前に立ちはだかって言う。
「どかないと、轢きますよ」と洋貴。「待ってください」と双葉は急
いでノートに書くと、「これ、わたしの携帯の番号です」と差し出す。
だが、洋貴は無視して走り去る。
引っ越しの車中。遠山[三崎]灯里(福田麻由子)は、今度のとこ
ろ、レンタルビデオ店あるかな?と言う。仕事の合間に、探しておい
てやるよ、と父・三崎駿輔(時任三郎)。
灯里は、「わたし、やだからね。また知られて、内定取り消しとか、
振られるとかするの」と言う。双葉は、黙って車窓から外を見ていた。
あの日、新しい浴衣を買って貰って、夏祭りを楽しみにしていた。
だが、夏祭りが中止になるかもしれないとの噂が流れていた。
駿輔は、クリーニングの配達の仕事を世話して貰った。世話をして
くれた人は、メーカーに勤めていた人には、物足りないだろうけれど
も、と気の毒がった。そして、凛花ちゃんを探すビラを貼っておいて
欲しい、と一枚渡す。凛花を連れ去った男が防犯カメラに映っていた
が、帽子を目深に被っていたと言う。
父・深見逹彦(柄本明)のお骨が焼けるのを持っている、洋貴と弟
の日垣[深見]耕平(田中圭)。お母さんの野本[深見]響子(大竹
しのぶ)が来なかったから、うちにメシを食いに来ないか?と耕平。
洋貴は、少年Aに会ったという。元気そうだった、と。
耕平は、そのことを絶対に母さんに言うな、と念を押す。
双葉は駿輔に、向こうの家族に会ったことがあるか訊く。駿輔は、
もう何年も会っていないと答える。双葉は、ここはそれほど離れてい
ないし、駅とかで会ったらどうするの?と訊く。駿輔は、そうしたら
顔を会わせないようにして、さっさと通り過ぎればいい、と言う。
謝りに行ったら?と双葉。もう15年も経っているんだし、今なら
謝罪の言葉も聞いてもらえるのではないか、と。
駿輔は無理だと言う。我々加害者家族の言葉なんて、受け入れられ
ない、と。
お兄ちゃんが帰ってきたら、どうするの?と双葉。一瞬困る駿輔。
部屋もないし、そんなことないか、と冗談に紛らす双葉。
耕平の家に招かれる洋貴。達彦の遺骨を抱いて入り、ダイニングテ
ーブルの上に置く。
そこには、響子と耕平の岳父・日垣誠次(段田安則)、耕平、耕平
の妻・日垣由佳(村川絵梨)と赤ちゃんがいる。
洋貴は、お父さんは最後に謝っていたと言う。『子供なんて、また
作ればいい』と言ってしまったことだ。
誠次は洋貴に、店を閉めたらどうするのだ?と訊く。数学が得意だ
と言うから、手伝ってくれないか?と。洋貴は、店は明日から開ける、
と言う。お父さんもいないのに。それにうちは人手も足りているのに、
気を遣って言ってくれているんだぞ、と耕平。
洋貴は、達彦は亜季のことを忘れてなんていない。復讐しに行こう
としたんだ、と言う。
響子は、ワインを冷やしてあるの、と話題を変える。
洋貴は、恨むんなら、達彦じゃなく、亜季を殺した三浦文哉を恨め
よ、と言う。
その瞬間、みんなが動揺する。耕平は、その話はしない約束だろう、
と怒る。
響子は、また話題を変える。
車に乗って、帰ろうとする洋貴。耕平は、自分も文哉のことを忘れ
ていたわけではないという。
響子がやってきて、洋貴にレンジがあるか訊く。洋貴が、あると答
えると、温めて食べなさいと、料理が入った袋を渡す。
寝る前に、メイクの練習をしている灯里に双葉は、学校に行くのに
メイクなんて、必要なの?と訊く。灯里は、お姉ちゃんはなんで化粧
しないの? 化粧しないから、そういうことがないんだよ、と言う。
灯里と双葉が出かけた後、母・遠山[三崎]隆美(風吹ジュン)は
駿輔に、灯里が虐められないといいけれど、と言う。双葉だったから
耐えられたが、灯里では無理だろう。双葉は芯が強い子だから、と。
店を開けた洋貴。そこに双葉がやってくる。「車はどこに停めまし
たか?」と洋貴。「今日はバスで来ました」と双葉。引っ越したので。
静岡に引っ越した、と双葉。
書いていた洋貴の間違いを指摘する双葉。慌てたので、バッグの中
身を開けてしまう。
落ちた口紅を拾う洋貴。双葉は慌てて、これは拾ったものでと言い
訳する。洋貴は、別に口紅ぐらいつけてもいいでしょう。それよりも、
文哉とは連絡を取っているのか?と訊く。全然無いです!と、全身で
否定する双葉。
双葉が落とした新聞に、凛花ちゃん事件の記事が載っていた。洋貴
がテレビをつけると、凛花ちゃん事件のニュースをやっていた。場所
は三日月湖に近いし、映っていた男の後ろ姿も、文哉に似ている。洋
貴は、文哉なら、凛花もあの湖に浮かぶことになるだろう、と言う。
クリーニングの袋を集めている駿輔。携帯に電話を受け、家に戻る。
すると隆美が、もう知られたという。
電話がかかってくる。隆美は、30分ごとにかかってくるのだ、と
言う。
洋貴について、三日月湖に行く双葉。毎日来るのですか?と訊く。
いいじゃないですか、と洋貴。
洋貴は、それより、なんで文哉はあんなことをしたのですか?と訊
く。わたしには、優しいお兄ちゃんでした、と双葉。
家族なら、わかるんじゃないですか?と洋貴。双葉は、あの時はま
だ10歳で、夕飯がどうなるんだろうと考えていた。小田原のおじい
ちゃんのところへ行くことになって、急だったから、何を持って行っ
たらいいかわからなくて、全然遊んでいないお人形なんて持って、宿
題をやり続けていた。お父さんがインタビューされていて、顔にはモ
ザイクがかかっていて.....と言ったところで躓いて、転んでしまう。
洋貴が手を差し出す。双葉はその手を掴もうとして.....手が止まる。
お兄ちゃんは優しかった、と双葉。子猫好きですか?と訊く。無言
の洋貴。
双葉は、川に子猫が入れられた段ボール箱が流れているのを見つけ
た文哉は、川に入って、その段ボール箱を拾い上げた。でも拾い上げ
られたのは一匹だけだった。その一匹を文哉は急いで動物病院に連れ
て行ったが、助からなかった。それから一週間ぐらい、文哉は泣いて
いた。世界の恵まれない子供とかテレビで見るとお小遣いを寄付する
ような人でした。
お兄ちゃんから一度だけ、手紙が来たんです。事件から一年ぐらい
経ってからかな。たぶん医療少年院からだと思う、と双葉。
洋貴は、両親にではなく、双葉に来たのか?と確かめる。双葉は、
お兄ちゃんと話したことは一度も無かったけれども、その手紙が一度
だけ来た。たった一行だけだった。『夏祭り、中止になってごめんな』
と。双葉が浴衣を買って貰って、夏祭りを楽しみにしていたのを知っ
ていたからだった、と言う。
洋貴は、双葉はお兄ちゃんが大好きなんだな。あいつは7歳の女の
子の頭を、何回も殴ったんだ。そしてもののように手足を持って、湖
の中に投げ込んだんだ。被害者の気持ちなんてわからないだろう。何
なら、お前にも同じ思いをさせてやろうか?と、双葉を突き飛ばして、
倒れた双葉の首を絞めようとする。
双葉は、おとなしく首を絞められている。そんなことは、日本中か
ら、何回も言われた。加害者家族は死んでお詫びしろ。一家心中しろ、
と言われた。でも、わたしには優しいお兄ちゃんだった。もしかした
ら、えん罪かもしれないじゃないですか、と言う。
雨が降ってくる。
灯里は双葉に、流されて生きているだけだと言う。だが、これは双
葉自身が選び取った人生なのだ、と言う。
洋貴は、お前たちは楽しそうにクリスマスケーキを買っていた。お
いしかったか? オレたちには、あれからクリスマスも正月も、誕生
日も何もなかった、と言う。
双葉は、あのケーキは貰ったもの。家に持って帰ったら、父に返し
てこいと言われた。だから、たぶん洋貴が見たのは、ケーキ屋さんに
ケーキを返しに行くところ。父・駿輔はそういう人だったと言う。
洋貴は、双葉をそこに残して、立ち去る。双葉は、雨が降りしきる
中、そのまま地面に横たわっていた。
店に戻った洋貴は、テレビをつける。するとニュース速報で、凛花
ちゃんが無事保護されたと出ていた。
洋貴は、双葉が落としていった口紅を出すと、新聞紙の上をこする。
でも、ほとんど色は付かない。
洋貴はどこかに電話するが、出たのは留守電。そこに、吹き込む。
凛花ちゃんが見つかった。父親と一緒にいただけだった。文哉がさら
ったのではなかった、と。
草間真岐(佐藤江梨子)が父・草間五郎(小野武彦)に、買い物に
行ってくるという。そして雨宮健二[三崎文哉](風間俊介)が、瑠
璃の自転車を直してくれた。健二が怪我をしていたり、時々いなくな
ったりしていたのは、一生懸命瑠璃の自転車を直してくれていたから
だったのだ、と。あんな鉄くず状態のものを、と五郎。それから真岐
の服装を見て、胸があき過ぎじゃないか、と言う。だが、真岐は気に
していない。
果樹の手入れをしている健二に、五郎が声を掛ける。真岐のことを
どう思っているのか、と。五郎も若い頃はやんちゃをしていた。だか
ら今は刑務所を出た人を雇うことにしている。みんなよく働いてくれ
た。だが、健二の時だけは迷った。なぜなら、健二はえん罪だったの
ではないかという気がしたからだ、と。
健二は、自分は人を好きになったり、好かれたりするような者では
ない。一生そんなことはない、と答える。
灯里は、勝手に「借りるね」と言うと、双葉の文箱を開けて、中を
見る。そこに宛先人不明で戻ってきた封書が入っていた。それは、文
哉に宛てたものだった。
灯里は、中の手紙を両親に見せる。双葉の手紙。
双葉は、カーナビを作る会社に就職した。毎日、銀座線に乗って通
っている。お兄ちゃんは、カーナビを知らないかもしれないけれども、
車の道案内をしてくれる機械。
双葉はOLになったのだ。化粧もうまくなって、スーツも似合うよ
うになった。
スーツ姿で、ビルの前でほほえむ双葉の写真が同封されている。
みんなからも『三崎さん』って、信頼されていて、中学や高校の時
の友達とも、今でも仲良くしている。
妹の灯里もお兄ちゃんのことが大好きです。なんで会ったこともな
いお兄ちゃんのことを、灯里が好きなのかって? それはわたしがお
兄ちゃんの話をいっぱいしたから。お兄ちゃんも元気でね.....と書
かれている。
双葉は、あの日ベッドに寝ていた文哉に、新しく買って貰った浴衣
を見て!と言った。でも、文哉は見てくれない。双葉はベッドの下に
落ちていたポピーの種を見つけ、「これ、なんで?」と訊いたが、文
哉は答えなかった。見上げると、天井裏に入るための穴のふたがずれ
ていた。
双葉は、三日月湖のそばに行く。すると、一面にポピーが咲き誇っ
ていた。それを見て、双葉は泣き崩れる。
洋貴がやってきて、いい加減、帰れ、と言う。
双葉は、やっぱり亜季の件は、文哉がやったのだと思う。亡くなっ
た子猫のお墓の周りに、一緒に花を植えた。
実は、双葉も文哉に殺されかけたことがある。あの時、自分が殺さ
れていれば、亜季は殺されずに済んだかもしれない。文哉がまた誰か
を殺すかもしれないと思うと、怖い、と言う。
洋貴は、もうそんな話はいい、と言う。
真岐は、健二に、「健ちゃんって、不思議だよね。わたしより年下
なのに、なんでも知っている。ここに来る前、どこにいたの?」と訊
く。「どうでもいいじゃないですか」と、相手にしない健二。
スーパーまで送って貰った双葉は、洋貴に礼を言う。
お囃子が聞こえてくる。洋貴は、「近いようですね。ちょっと行っ
てみましょうか」と言う。
一緒に歩きながら、「まだその浴衣、持ってますか?」と訊く洋貴。
「もう、持っていません。それに、あってもこんなに小さいし」と双
葉。
洋貴は、自分は文哉と友達だった時しかわからない。双葉も、優し
かったお兄ちゃんの文哉しか知らない。だから、僕らがいくら話し合
っても、わからないと言う。
洋貴は唐突に、「去年のワールドカップ、見ました?」と訊く。
「バイト先でちょっと」と双葉。
洋貴は、「遠藤選手っているじゃないですか」と言う。「金髪の?」
と双葉。「それは本田選手。遠藤選手がフリーキックを決めた時、日
本中がワーッとなったじゃないですか」と洋貴。「みんな抱き合って。
そういうの、やりました?」と訊く。
「やってないです」と双葉。
「ボクもです。加害者家族も同じなんですね、ボクたちと。間に合
いますかね、あんな風に盛り上がれること」と洋貴。
その洋貴の足が、ピタッと止まる。
洋貴の目線の先には、浴衣を着た母・響子がいた。双葉も洋貴の視
線を追う。
寸 評 加害者の妹と、被害者の兄が恋人になる、というのでは、ストーリ
ーが単純だな(もちろん、その間の心の葛藤や、世間の批判など、乗
り越えるべきハードルはたくさんありますが)と思ったのですが、実
は、加害者少年は、えん罪ではないかというストーリーを絡めてきた
のですね。
重いテーマではありますが、ドラマとしては、先が読めないような
ストーリーを期待してしまいます。
執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)
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2. 編集後記
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三連休第一弾が終わってしまいました。夏には、土日以外全く休みがなかっ
たので、夏の疲れがどっと出たという感じで、体中が弛緩してしまった感じで
す。第二話までしか、進められませんでした。
後半には、体力を回復して、一気に最終回まで行くぞ!!と自分に気合いを
入れています。
まさかまさかの台風被害に遭うとは思いませんでしたが、会社がビルの
24階にあるのですが、風であんなに揺れるというのは、びっくりの体験でし
た。
皆様、お怪我等なくご帰宅ができていればいいのにと祈っております。
これからもよろしくお願いします。(鈴木)
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発行元:ドラマ研究会
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