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【経営戦略考11/09/05】日本ハムの社内認定制度>効率的・効果的な教育の大前提

配信日:2011年09月05日

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■■■■■■■■■■■■ 今日の教訓 ■■■■■■■■■■■■
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あなたの企業では、人材の育成にあたり、どれだけ人材の“あるべ
き姿”が明確になっているだろうか。それがあいまいでは、教育目
標もあいまいとなり、技術は体系化されず、モチベーションも上が
らないことになる。精緻に評価項目を考え、認定制度をつくるくら
いの気持ちで取り組んでみよう。はるかに効率的・効果的な教育シ
ステムが出来上がるはずだ。

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━━━━━━━━━━━━━━━━ 2011/09/05(通巻2114号)━
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■■   日本ハムの社内認定制度
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━━━━━━━━━ 情報源:日本経済新聞 2011.09.05【13面】━

前々職では、英語のテスト開発を担当していました。TOEICの模擬
試験を作ったこともあります。

非常に特殊な職種のため、転職をしたらあまり役に立たない経験だ
と思っていました。

ですが、この仕事で身につけたスキル・ノウハウが、コーチングの
認定試験開発に、非常に役立っています。

テスト開発の基本は、テストで測定したい事柄を列挙し、それぞれ
に評価基準を設定することです。

コーチングスキルの認定試験なら、セッションの中で何が出来てい
るべきかの項目を設定し、それぞれを数値評価した上で集計し、合
否を判定します。

前提となるのは、コーチングセッションの“あるべき姿”を適切に
イメージすることです。

コーチングクラスに限りませんが、講師は生徒に対し、その“ある
べき姿”に到達させるべく、指導をすることになります。

つまり、教育に取り組むのなら、“あるべき姿”を意識しないわけ
にはいかず、“あるべき姿”を明確に描けているのなら、テストは
容易に開発できることになります。

当たり前のことですが、教育とテストは、不可分の関係にあるわけ
です。

企業内でもさまざまな教育が行なわれています。テストについては、
「社内認定制度」という形態を採用しているケースもありますね。

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■■   効率的・効果的な教育の大前提
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5日付けの日本経済新聞には、「日本ハムが工場など現場の専門技
術者の育成を進めている」で始める記事が掲載されています。

同社では、「微生物検査など2種類の専門技術者の社内認定制度を
2010年に導入」したそうです。

技術者を含め、人材の育成は常に取り組まれてきていたはずですが、
社内認定制度という形式をとることで、どのような効果を期待して
いるのでしょうか。

記事はそのことについて、「現場従業員の意欲を向上させるととも
に品質管理の技術を体系的に伝承することで、競争力向上につなげ
る」と説明しています。

裏側を読むと、社内認定制度が出来上がる前は、
(1)品質管理の技術を体系的に伝承していくことができておらず、
(2)現場従業員の意欲を向上させる仕組みがなかった
ことになります。

「社内認定制度」がテストであると考えると、その制度をつくるこ
とにより、従業員が身につけるスキルの“あるべき姿”の項目が列
挙され、明確になります。

暗黙知から形式知へと「見える化」され、スキル項目の全体像がはっ
きりすることは、すなわち技術が体系化されることになるわけです。

何を学び、身につければよいのかが明確になれば、スキルの修得意
欲は向上します。

考えてれば、従来、修得すべき技術の体系があいまいなまま教育が
なされていたとすれば、随分と効率の悪いことをしていたのではな
いでしょうか。

ですが社内認定制度という「形」を採り入れることにより、それら
をあいまいなまま放置できなくなったわけです。

コーチングクラスについても、評価項目を明確にすることにより焦
点が絞られ、効果的・効率的なカリキュラムへの改善が可能になり
ます。

教育に携わるのなら、認定制度(テスト)をつくることを前提にす
るくらいのつもりで取り組むことで、非常に効率的・効果的なもの
になるのではないでしょうか。

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▼▼▼ 耳より情報 ▼▼▼
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http://k.d.combzmail.jp/t/q836/a05dl4x0ci882pasgj9Qv
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