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ハーバード・ビジネスレビューを読みこなす!
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◆HBRを読みこなす![127号]〜マーケティング・マトリックス
配信日:2009年07月23日
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ No.127 ┓
┃ハーバード・ビジネスレビューを読みこなす! まぐまぐID:0000235996 ┃
┃─────────────────────────────────┃
┃ 2009/7/12 発行 現在の読者様: 1360 名様 + 独自配信: 3 名様 ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
ダイヤモンド社「ハーバード・ビジネスレビュー」の注目記事をPickUp!
会社がどこまで「顧客志向」になれているかを測定します。
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記事名:マーケティング・マトリックス
掲載号:2009年06月号 競争の技術
著者:ハーバードビジネススクール名誉教授 セオドア・レビット
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●今日の問題
「顧客志向」とはいうものの、頭でわかるのと
実際できるのとは違います。
どのくらい、顧客志向になれているのでしょうか?
実は、それを評価する指標があるのです。
●今日の解決
横軸に「顧客志向」。
縦軸に「会社志向」。
それぞれ、1点(最低)〜9点(最高)の
9段階のレベルで評価します。
◆横軸 〜顧客志向〜
レベル1で最も有名な事例は、ヘンリーフォードの
生涯の汚点となった
「当社が黒色の車を作る限り、人々が好む車の色は黒」
です。
レベル9では、セールスマンが権限もない上に、
他の事情も考えずに
「他社がどれだけ値引きをしても、当社はそれ以上の
値引きをします」
というような場合です。
顧客の欲するものを、無条件で与える事です。
◆縦軸 〜会社志向〜
売り手として、会社や自分の利益をどれくらい重視しているか
を示します。
レベル9は、会社の事だけ一方的に考えている状態です。
顧客へのサービス低下を承知で、大幅なコストダウン計画を
立てることなどが、得点が高いです。
レベル1は、自社の利益に対する関心が最低な場合です。
望ましい成果を上げるためには、収益性を無視して資金を
つぎ込むという考えや、顧客の欲するものは全て与えるという
態度などが該当します。
★マーケティング・マトリックス★
(会社志向)
9|1-9 9-9
|
|
|
| 5-5
|
|
|
1|1-1 9-1
└─────────(顧客志向)
1 9
このマトリックスの面白い点は、
顧客志向と会社志向は、対立する概念ではないと
評価していることです。
会社のために働きすぎると、顧客のためにならない。
顧客のために働きすぎると、会社のためにならない。
・・・そんなことはないのです。
会社のためにも、顧客のためにもなる事例を考えてみましょう。
◆1-1 会社のためにも、顧客のためにもならない
これは救いようがありませんが、実際存在します。
すばやく大もうけを狙った後で、そそくさと消え去るのです。
一発狙いでイチかバチかにかける会社に良く見られます。
◆9-1 顧客志向で会社無視
こういう組織の特徴は、下記のようになります。
1.サービスツールに最新のものが出ると、客先に行って
交換してくる。現状のままでも使えるのに無視して
コストを撒いている。
2.バーゲンの時だけやってくる顧客を、固定客に
しようとしない。
3.特定の顧客の要求にこたえるため、他の仕事をせずに
かかりきりになる。
4.どの顧客にもまたせずサービスを提供するために、
いつも店員を余分に配置する。
5.顧客の前で、自社の経営者や工場の非を指摘し、
自分は顧客側に立っているのだという態度を取る。
顧客の親友のようにふるまい、それで問題が解決する
と考える。
◆1-9 会社志向で顧客無視
こういう組織は、下記のようなふるまいをします。
1.顧客に、自社製品より有利な代替品があっても教えない。
2.コストを補って余りある価格設定を行う
3.顧客が経費を払うから自宅まで配送してほしいと頼んでも
大変だという理由で実行しない。
4.経営者が全ての年次計画は、上から下へ流すものだと
信じている。
◆5-5 ほどほどの顧客・会社志向
イノベーションは、他社に任せ、石橋を叩いて渡る程度の
イノベーターになりうる組織です。
1.顔を合わせる場を設定することで、会議が前進する
2.慎重に火を消すことに、努力の大部分を振り向ける
◆9-9 顧客志向かつ会社志向
これこそ、高い利益水準を維持しながら、長期にわたって
存続するにふさわしい会社です。
まず全社的にマーケティングコンセプトが浸透しています。
そして、下記のような特徴があります。
1.製造部門は、少量生産でも進んで引き受け、特定顧客
の要望を満たすための製品の手直しにも喜んで応じる。
2.経理部門は、現行の製品ラインが市場ニーズを完全に
満たしていたとしても、新製品開発費用を喜んで出す。
3.エンジニアは、マーケティング上、低価格の製品が
求められたら、要請に進んでこたえる。
ただし、これらは利益を度外視して行うのではなく、
利益と両立させる方法を模索する中で行われ、実現され
なければならないのです!
そして、このような組織では、顧客志向でもあり、
会社志向でもある、「イノベーション」が
生まれやすいのです。
===今回の教科書===========================================
ハーバード・ビジネスレビュー2009年6月号
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◆編集後記
こんばんは。小田まさとです。
例えば、「改善」が善の組織と
「改善」を叫んでる人が一部にいる組織。
「改善」に関する話を出来る場の数が圧倒的に
違います。生まれる改善の数も違うでしょう。
ブルーオーシャン戦略は、組織の論理でなく、
顧客の視点を追求し、顧客の境界を引きなおす
戦略でした。
「顧客の境界を引きなおす」事が善の組織。
「顧客の境界を引きなおせー!」と
叫んでいる人がいる組織。
生まれるイノベーションの数は違うでしょうね。
社員の価値観が統一されていること、というと
怖い感じもしますが、
社員の「顧客志向」「会社志向」の価値観が
統一されていると、トップの
「顧客の境界を引きなおせ!」という号令で
社員のコミュニケーションが活性化し、
イノベーションが生まれるのかもしれませんね。
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