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【経営戦略考11/07/06】サトーの「三行提報」>思考や行動のスイッチをつくる

配信日:2011年07月06日

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■■■■■■■■■■■■ 今日の教訓 ■■■■■■■■■■■■
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あなたは、物事の成果を上げるために、どのような「制約」や「枠」
を設定しているだろうか。制約や枠のない「自由」な状態では、何
も起きず、何も生まれない。むしろそれらを「スイッチ」として活
用しよう。

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━━━━━━━━━━━━━━━━ 2011/07/06(通巻2101号)━
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■■   サトーの「三行提報」
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━━━━━━━━━ 情報源:日経産業新聞 2011.07.06【18面】━

「起業のネタ!」(明日香出版社)という本を上梓したことがあり
ます。どのようにして起業ネタ、あるいは新規事業ネタを発想して
いくか、そのノウハウを解説した本です。

発想には、さまざまな方法論がありますが、何かきっかけがないと、
生まれにくいものです。

「何でも自由に発想してみなさい」と言われても、かえって困って
しまいます。

むしろ、「◯◯を使うことを条件として・・」のように、何か枠を
最初に設定してもらった方が、それをきっかけとして考えやすかっ
たりします。

「制約」が加わった方が、アイデアを生み出しやすいというのは、
興味深いことです。

販売促進でも、「期間限定」「数量限定」といった制約は、おおい
に威力を発揮します。

起業ネタでも販売促進でも、制約があることで、思考や行動にスイッ
チが入るような感じがします。

考えてみれば、仕事においても、明確に期限が決まっていないと、
なかなか手がつかなかったっりしますね。

いろいろな企業を訪れると、「提案箱」が設置されているケースを、
時々、目にします。

これも、メリハリなく募集しても提案は集まりません。期間を決め、
目標提案数などを掲げるといった工夫が必要です。

6日付けの日経産業新聞に、バーコード等の自動認識技術で知られ
るサトーについての記事が掲載されています。

サトーでは、「三行提報」と呼ばれる、全社員に毎日課せられてい
る提案の仕組みがあり、記事は「驚くのは100%の提出率と提案件
数の多さだ」と紹介しています。

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■■   思考や行動のスイッチをつくる
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この「三行提報」ですが、ネットで検索するとかなりたくさんのペー
ジがヒットします。実は結構、有名です。

特徴は、わずか3行・127文字に分量が制限されていることです。

この分量以内で「顧客の要望や営業の改善案、商品アイデアなどを、
部門の垣根を越えて直接経営トップに提案・報告できる」仕組みに
なっています。

140文字のツイッターに何やら似ている感じですが、サトーの「三
行提報」には何と、30年もの歴史があります。

サトーの担当者は「気軽に続けられる文字数としても実証された」
として、ツイッターのブームを喜んでいるようです。

「三行提報」は、期間を区切って提出させるものではなく、「日報」
すなわち全社員が毎日書くものです。

興味深いのは、当たりさわりのない情報だけでなく、悪い情報(=
経営トップが知る必要のある情報)も上がってくるという点です。

記事によれば、「日課だとネタ切れを起こす」ことが、そのような
情報を報告させる原動力になっています。

つまり、文字数の「枠」が小さいことが「気軽に続けられる」要因
になっていると共に、日課としてその文字数の「枠」が割り当てら
れていることが、偏りなく提案・意見・情報を引き出しているわけ
です。

「枠」のない自由な状態では発想を生みにくいのと同様、提案・意
見・情報も引き出しにくいのでしょう。

逆に、何かを引き出すには、「枠」を設定することです。それが思
考や行動のスイッチになります。

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▼▼▼ 耳より情報 ▼▼▼
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あなたにとっての思考や行動のスイッチは何ですか?

私にとって、それはズバリ、「整理」することです。

「整理」することで、状況が「見える化」されます。

文字とおり、目の前が明るくなる感じさえします。

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