3V ワーク/ライフ・バランス

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【3V ワーク/ライフ・バランス】改正薬事法に見る「環境変化への対応」

配信日：2009年06月10日

■■3V ワーク/ライフ・バランス■■■■■■■■■■■■■■■ Vol.137■■

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　― ★・ 　　　　　　改正薬事法に見る「環境変化への対応」
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■■■■■■クラーク・フューチャー・コンサルタンツ有限会社 2009/ 6/10■■


　　　 ク┃ ラ┃ー┃ ク┃の┃書┃棚┃か┃ら┃
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★山下剛氏からのメッセージ★

「不況期に設備を拡張せよ」これは古今東西を通じて変わらない
経営戦略の定石である。なにも松下電器だけの専売特許ではない。
一般的に不景気のときは、金が余っている。金利が安く、
物価も下がるため、まず資金面では安い金を潤沢に
使えるわけである。また、物の面でも設備資材が安く、
すぐ入手できるうえ、サービスもいい。人の面でも同様である。
すぐれた技術をもつ人や、才能のある人を、安い賃金で、
樂に雇うことができる。しかも、すべてに感謝されるので、
完全な買い手市場といってもいいのだ。

『松下幸之助　94年の商魂』
（山下剛著　ぱる出版）p.202より

☆山下剛氏の紹介はメールニュースの最後にて


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┃【３V　ワーク/ライフ・バランス　Vol.137　INDEX】
┃　１．改正薬事法に見る「環境変化への対応」
┃　２．ウェブサイト更新情報
┃　３．クラークの書棚から
┃　４．編集後記
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★１．改正薬事法に見る「環境変化への対応」

6月１日から改正薬事法が施行されました。
法改正に伴い、医薬品販売においては、
各業界で、対応が進められています。

今回は改正薬事法への各業界の動きから、
企業の「環境変化への対応」を考えてみたいと思います。


☆１）医薬品販売に新規参入した業界
☆２）これまで通り医薬品を販売する業界
☆３）医薬品が販売できなくなった業界


☆１）医薬品販売に新規参入した業界

法改正により、これからは「登録販売者」であれば、
副作用のリスクが高い第1種医薬品を除いた、
大衆医薬品を販売することが可能となりました。
ここに目をつけたのが、スーパーやコンビニエンスストア、
家電量販店などです。

スーパーは、特売をしかけて販売開始をアピール。
従来から薬局を併設していた店舗でも、
参入企業の増加を見込み、値下げを発表しています。
またプライベートブランドによる医薬品の開発を強化。
これまでより一層安価な商品が並ぶことになります。

コンビニエンスストアでは24時間営業という特性を活かし、
「いつでも医薬品が買える」ことをアピール。
販売店舗を増やしていく見込みです。
製薬会社もコンビニの特性に合わせて、
従来より小分けのパッケージを売り出しています。


☆２）これまで通り医薬品を販売する業界

これを迎え撃つのが薬局やドラッグストアです。

小規模展開の薬局とドラッグストアでは
提携の動きも出ています。
法が改正されても薬剤師だけが扱える調剤事業を
成長市場と見込み、提携による販売店舗拡大を目指します。

ドラッグストアでは24時間販売の店舗を増やす、
従来取り扱っていなかったタバコの取り扱いを
開始することで男性客の取り込みを図る等、
参入企業の増加への対応策を打ち出しています。


☆３）医薬品が販売できなくなった業界

一方で、これまで販売していた医薬品を
販売できなくなった業界もあります。
それがインターネット通販です。
今後は第3種（ビタミン剤等）の取り扱いのみ可能。
第1種、第2種（風邪薬、胃腸薬等）は
一部の例外を除き、販売できなくなりました。

ネット関連企業は安全性の確保と消費者の利便性の観点から、
署名運動を含めた大規模な反対運動を繰り広げてきました。
しかし対面販売を重視した厚生労働省は、これらの主張を
反映させることなく、法を施行しました。

病気で外出が難しい人や、離島に住み家の近くに
薬局がない人等、インターネットで医薬品を買えなくなることで、
生活に支障がでる人が出てくることが見込まれます。
またインターネット販売を通じて事業を拡大してきた
企業にとっては、会社の存続にも関わる問題です。

「改正は違法」とする訴訟も起こされていますが、
状況を変えることは、難しそうです。


改正薬事法に伴う各業界の動きは、
あなたの仕事においても、大いに参考になりますね。

・法改正により新たな業界への新規参入が解禁された時、
　参入可否の判断と参入時の戦略をどう立てていくか
・逆に自社の業界への新規参入が緩和された時、
　競争激化をどうやって勝ち抜いていくか
・自社のサービスの根拠法が改正され、サービス提供の危機に
　陥った時、どう生き残っていくか

これらを常日頃から、「機会の創出」と「リスクの管理」という観点で
考えておくことが、いざという時の迅速な対応につながります。

クラーク・フューチャー・コンサルタンツでは、
チャンスを活かし、危機を乗り越えられる
企業作りをお手伝いする、コンサルティングを手掛けています。
↓詳細はこちらをご覧下さい↓
http://www.clarkfuture.com/menu01_03.html


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★２．ウェブサイト更新情報

☆【マスコミ掲載】に「ビジョンとホスピタリティから
企業経営を考える」バックナンバーを追加しました！
http://www.clarkfuture.com/menu06_13.html

☆【私のハッピー・キャリア】に
「いばらの道【25】出会い」を掲載しました！
http://www.clarkfuture.com/sub03_02_34.html

☆【考えてみよう！】に
「ワーク/ライフ・バランスは企業と個人が一緒に取り組む」
を掲載しました！
http://www.clarkfuture.com/menu02_06a.html


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★３．クラークの書棚から

『松下幸之助　94年の商魂』
（山下剛著　ぱる出版）

【山下剛氏紹介】
週刊スリラー（森脇文庫）編集。週刊現代記者を経て
フリージャーナリストとなります。
主な著書に『イトーヨーカドーのすべて』『西武流通グループのすべて』
（国際商業出版刊）『セブンイレブンの戦法』（誠文堂新光書）
『ローソンの挑戦』『財界四天王』（ぱる出版）
『丸井の業態革命』（講談社）などがあります。

↓もっと詳しく！という方はブログ「クラークの書棚から」へ↓
http://ameblo.jp/clark-book/


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★４．編　集　後　記

2008年の合計特殊出生率（1人の女性が生涯に産むと
推定される子どもの数）が発表されました。
前年比0.03ポイント増の1.37は、3年連続の上昇となっています。
うるう年で出生数が2年ぶりに増える見通しであること、
出産期の女性の数が減ったこと、そして2007年までの
景気回復で家計に余裕が生まれたことが、
数値を押し上げる要因であると分析しています。
・・・とはいえ、人口を維持できるとされる2.08には程遠い数値。
「子どもを安心して産み育てることのできる社会」そして
「子どもを産みたいと思える未来」をつくることが、
私たち大人の責任ではないでしょうか。


☆最後までお読みいただきありがとうございました


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★【3V ワーク/ライフ・バランス】について

☆３Ｖ
Ｖｉｓｉｏｎ・・・ビジョンを明確にしていますか？
Ｖｉｅｗ・・・ものの見方・捉え方が柔軟ですか？
Ｖｉｃｔｏｒｙ・・・成功するための具体的な行動をしていますか？
ビジョンで夢をかなえたい、仕事で抜き出たい、キャリアを活かしたい
・・・そんなあなたを応援するのが「３Ｖの成功法則」です。

☆ワーク/ライフ・バランス
仕事と私生活をバランスよく両立させることです。
クラーク・フューチャー・コンサルタンツは
仕事でも私生活でも自分らしく輝く
あなたを応援しています。

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┃　==> http://www.clarkfuture.com/
┃★ 赤木美香ブログ「Believe Yourself」
┃　==> http://ameblo.jp/akagi-mika/
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