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【経営戦略考11/06/16】映画以外を上映する映画館>主導権の大きさと利益の大きさは比例する

配信日:2011年06月16日

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■■■■■■■■■■■■ 今日の教訓 ■■■■■■■■■■■■
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あなたの企業が取り組むビジネスは、どれだけ自社の主導権を発揮
することができているだろうか。主導権の大きさと利益の大きさは、
比例する。ビジネスにおける競争の本質が主導権争いだと考えれば、
現在のあり方が適切なものかどうか、判断がつくはずだ。

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■■  経営戦略考−日経記事から毎日学ぶ経営戦略の原理原則
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━━━━━━━━━━━━━━━━ 2011/06/16(通巻2093号)━
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■■   映画以外を上映する映画館
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━━━━━━━━━ 情報源:日本経済新聞 2011.06.16【13面】━

コンサルティングをスタートするにあたっては、クライアント企業
のビジネスの仕組みを、まず理解する必要があります。

商品・サービスの開発のされ方、マーケティングのスタイル、販売
の現場、それを支えるインフラやシステム等々を調べ、頭に叩き込
みます。

特に重要なのは、何が業績を左右する要因になっているか、です。

「世の中全体の景気次第」と言ってしまえばそれまでですが、もち
ろん、もう少し専門的に見ていきます。

マクロ的には、金利・為替の動向や政府の規制、少子高齢化といっ
た人口動態といった要因があります。

もう少しミクロ的になると、客先となる業界の好不況といった要因
もありますし、さらにミクロになると、競合店の価格政策が直接的
に影響するといったこともあります。

業績は、さまざまな環境に影響されるのは、致し方のないところで
すが、かと言って、「待ちの営業」を続けるしかないというのは辛
いですし、経営としては芸がない、とさえも言えます。

16日付けの日本経済新聞に、「映画大手が映画館でコンサートや演
劇などの映像の上映を増やしている」という記事が掲載されていま
す。

映画館の業績は、ヒット作品がどれだけ上映されるかに大きく依存
します。もっと言えば、どれだけ「制作されるか」かも知れません。

いずれにしろ、それについては映画館の努力は及ばず、「待ちの営
業」を強いられることになっています。

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■■  主導権の大きさと利益の大きさは比例する
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映画館で映画以外が上映されるというのは、ピンと来ないかも知れ
ません。

記事は「歌手やお笑い芸能人のライブ」「歌舞伎や海外オペラ」
「人気劇団による演劇やミュージカル」といったものを挙げていま
す。

また、最近話題になった「AKB48」の“総選挙”の模様を「地方
で同時中継」する試みもされたそうです。

映画館運営会社としては、このような取り組みにより、売店での関
連商品の販売を含め、前期比1割増収を目指すケースもあります。

興味深いことに、これらの映画以外のコンテンツは、入場料が2000〜
3000円と、映画を上回ります。

ビジネスの一般的原則として、あてがいぶちではなく、主導権を発
揮して取り組むことで、多少のリスクはあっても、ハイリターンを
実現できます。

企業間の競争は、いかに主導権を握るかの争いです。戦略目標の基
本は最大のシェアを獲得することであり、ナンバーワンになれば、
市場におけるリーダーシップを確立できます。

「業績を左右する要因」を分析するのはよいですが、だからと言っ
て、その分析結果に制約される必要はありません。

その分析を行なうのは、制約要因を知った上で、いかにそれを乗り
越えるかを考えるためです。

今回の記事の取り組みは、映画館が「あてがいぶち」や「待ちの営
業」から脱皮し、主導権を獲得しようとするものです。

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▼▼▼ 耳より情報 ▼▼▼
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自分の采配で、主導権を握ってビジネスを展開したい、とお考えな
ら、起業することこそ、究極の選択かも知れません。

もしサラリーマンが週末だけ起業家になれたら、

しかも、

 自分の強みを生かして、本業では得られない充実感を味わえたら、

 会社の名前でなく、自分の名前で活躍できたら、

 所得が、本業の所得を超えてしまったら、

実は、そんな人は、今どきたくさんいます。

 信じられないと思うなら・・・
 
 自分もやってみたいと思うなら・・・

ぜひ、お越しください。

7/23(土)10:00 秋葉原 
週末起業フォーラム 夏の大交流会
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