- ホーム
- 広告募集中のメルマガ一覧
- ビジネス
- 詳細
経営戦略考-日経記事から毎日学ぶ経営戦略の原理原則
※メルマガ内容は省略されています。もっと詳しく見る
【経営戦略考11/06/14】後発薬の普及を阻む壁>「時間」という「向かい風要因」を見逃さない
配信日:2011年06月14日
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■■■■■■■■■■■ 今日の教訓 ■■■■■■■■■■■■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
あなたが考える事業の構想は、どのような将来予測に基づいたもの
だろうか。恐らくは、「追い風要因」もあれば「向かい風要因」も
あるはずだ。「向かい風要因」については、「時間」という要素を
見逃さないようにしよう。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■
■■ 経営戦略考−日経記事から毎日学ぶ経営戦略の原理原則
■■ http://www.senryakukou.com/
■■
━━━━━━━━━━━━━━━━ 2011/06/14(通巻2092号)━
Mag2:19542 melma!:4881 E-Magazine:4434 自社配信:9776
【合計38633】
──────────────────────────────
広告掲載のご案内 → http://entrelect.co.jp/ad.html
バックナンバー → http://backnum.cbz.jp/?t=tn38&b=nm23&m=q836
──────────────────────────────
発行者のブログ → http://ameblo.jp/senryakukou/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■
■■ 後発薬の普及を阻む壁
■■
━━━━━━━━━ 情報源:日経産業新聞 2011.06.14【20面】━
市場環境や事業の将来像を予測するのは、容易なことではありませ
ん。
ただ、事業家は評論家ではないので、予測をした上で、どうすれば
自分の描くビジョンを実現できるか、必要な対策を打っていくこと
に取り組みます。
たいていの場合、ビジョン実現に有利な条件(追い風要因)と不利
な条件(向かい風)要因の両方があり、どちらを重視するかで、楽
観的にも悲観的にもなり得ます。
14日付けの日経産業新聞には、いわゆる「後発薬」の今後の予測コ
メントが掲載されています。
興味深いのは、外資系製薬会社のCEO2人の予測が、全く異なっ
ていることです。
一人は「後発薬は日本で加速度的に普及する」と予測し、もう一人
は「後発薬の爆発的な普及は考えにくい」としています。
記事は、後発薬の普及を阻む壁について述べており、後者の気配が
強いと結論づけています。
後発薬が普及するかどうかについては、「追い風要因」と「向かい
風要因」の両方があり、記事はそれを丁寧に説明しています。
「追い風要因」として記事は、後発薬の普及が、医療費削減を目指
す日本政府の国策であることを指摘しています。
しかし「向かい風要因」としては、品数が増えるため薬局の在庫負
担が大きいこと、単価が低いため新薬と比較して薬局の利益が減る
こと、があります。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■
■■ 「時間」という「向かい風要因」を見逃さない
■■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
この「向かい風要因」への対策として、政府は「後発薬の処方割合
が3割以上の調剤薬局への報酬加算を手厚くする」という手を打っ
ています。
ところが、恐らくはそのため「処方割合は約3割でぴたっと止まっ
ている」との指摘もあります。つまり薬局側は、報酬加算が得られ
る最低限度に抑制している、と考えられます。
後発薬の普及のカギを握るのが薬局だとすれば、薬局が儲かるよう
な制度設計をすればよいわけですが、さらなる「向かい風要因」が
あります。
それは、中小メーカーが乱立することで、品切れが頻発するといっ
た過去の悪いイメージが残っていることだそうです。
さらに、「安全性へのこだわりが強く、完璧主義」である日本人の
国民性も、後発薬を敬遠する傾向にあるようです。
薬局の利ざやの問題はともかくとして、品質・性能に差がなく、価
格も低いとなれば、普及しないのが不思議なのですが、その価値が
浸透するには、時間がかかるものです。
そのことについて記事は、「薬局に利益が出る制度設計にすればさ
らに普及率が高まるのは街内ないが、患者や薬局の受け止め方の改
善には時間がかかりそうだ」としています。
この「時間」の要素は、将来を予測するにあたり、非常に難しい問
題です。
というのは、正しい方向性を予測できても、早すぎて失敗すること
が、よくあるからです。
「時間」という「向かい風要因」を、見逃さないことです。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼▼▼ 耳より情報 ▼▼▼
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
趣味×動画
これが、最近注目されている「週末起業」の新しいスタイルです。
何と、これで年商6500万円という方がいます。
私が、これから週末起業をはじめる方にいつも申し上げるのは、
「好きなこと」(たとえば「趣味」)
を起業のネタにすることです。
嫌いなことでは、疲れてしまいますし、あなたが大好きなことだか
らこそ、お客様は支持してくださいます。
そして、この趣味をビジネスに変える上で有効なのが、
「動画」
を使うことです。この「動画」を販売すれば、立派な教育ビジネス
ができあがります。
「動画」を使う理由は、伝わりやすいからです。
ユーチューブのおかげで、動画の視聴が手軽になりました。
まして、テーマが趣味ですから、動きが再現できて、気楽に視るこ
とができる動画が最適です。
動画の作成は、意外にもお金がかからず、カンタンです。特別な機
材やソフトは不要で、家庭用ビデオカメラとPCだけで大丈夫です。
これは、ここ数年の動きです。まさに旬なのです。
「いったい、どうやって?」
実は、そんな方に、とっておきの本が出ました。
『自作DVDで年商6500万円稼ぐ方法』(須田祥充)
→ http://k.d.combzmail.jp/t/q836/a0cj93w0aiujqfkf3e
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
意見・感想・質問等 → senryakukou@mori-office.com
購読登録・解除 → http://www.senryakukou.com/mlmg/mlmg_apply.html
──────────────────────────────
発行元:合資会社 森オフィス http://www.mori-office.com/
発行責任者:森英樹 hank@mori-office.com
──────────────────────────────
『まぐまぐ』『melma!』『E-Magazine』並びに自社配信システムを
利用しています。
──────────────────────────────
知人・友人への転送、社内での回覧はご自由にどうぞ。その際は、
全文を改変せずに転送・回覧ください。(C) Copyright 1999-2011
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━