負けない経営 勝ち残る経営:会社を伸ばす秘密の視点

読者数 1,000人未満 発行頻度 1週間/回 パソコン

広告価格帯 ~3,000円/回(概算)

※メルマガ内容は省略されています。もっと詳しく見る


  • メルマガ概要
  • バックナンバー一覧

【負けない経営 勝ち残る経営:第6号】経営参謀:ふるはた

配信日:2009年06月17日

━━ 第6号 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  負けない経営 勝ち残る経営     
  〜 会社を伸ばす秘密の視点 〜       2009/6/17

             関連サイト:http://www.keiei-senryaku.com/

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

配信日に関するクリックアンケート。
ご協力をありがとうございました!

結果は、、、「おしらせ」で。。。


では、メルマガ
「負けない経営 勝ち残る経営」第6号を始めましょう。


□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

【このマガジンの趣旨】

 もうかなり怒っています!
 経営の現場をわかっていない!としか言いようがありません。

 こんにちは。
 あなたの経営参謀:ふるはた です。

 複数の事業会社で経営に携わる役員、役職を経験しました。
 IT系やサービス系、販売業の事業立て直し、
 業績回復の支援にも数多く携わり成果を出していきました。

 この様な経験の中、巷の経営論やコンサルが語る手法は、
 実際の経営に携わる人にとって、
   「ずれている、足りない、視点が違う、適さない」
 ことに気づきました。

 本気で会社・事業の改革と改善、
 業績の回復に取り組む経営者・管理職の方のために、
 『負けない、勝ち残る、そして伸びる経営』に変わるための視点を、
 このメルマガでお伝えしたい考えています。

 このメルマガから、
 ひとつでも多くの気づきを得て実践し、
 あなたの会社を良くしていただきたいので全てお伝えします。


□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

◇第6号からお読みいただいている「あなた」へ

 星の数ほどあるメルマガの中から、
 当メルマガをお読みいただきありがとうございます。

 「面白い、役に立つ、ちょっといい感じ」と思っていただけましたら、
 経営に携わるお知り合いの方にも、転送・紹介して勧めてくださいね。

 メルマガへのご意見とご感想もお待ちしています。

 よろしくお願いします。

===================================

【今号の内容】

 ◇このマガジンの趣旨(毎回少し変えているのですが、、、)
 ◇第6号からお読みいただいている「あなた」へ

 ◆メインテーマ:<第6話> 本当に「強み」?

 ◆次号予定のメインテーマ
 ◇おしらせ
 ◇編集後記

===================================

 では順番に始めましょう!

 とその前に、メインテーマのタイトル部分の記載内容を補足します。

 ポイントの気づきレベル
            ★★★★★:基本編
            ★★★★☆:初級編
            ★★★☆☆:中級編
            ★☆☆☆☆:上級編

━ メインテーマ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

● 【第6話】 本当に「強み」?

                気づきレベル:★☆☆☆☆:上級編

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

某社にて。

事業計画を検討する際に、
自社の「強み」「弱み」の検討を始めました。


経営企画室がいろいろな計画立案方法を調べ、
自社の現状を把握するためにも、
強み・弱みを理解したほうが良いとの結論に達したとのこと。


  自社の「強み」に経営資源を集中して、業績回復を狙いたい!


これを基本の考え方にして、計画を練り上げる方針だそうです。


実際に事業の責任者やリーダー格の社員からヒアリングを重ね、
「強み」の項目を集めました。


それから、、、

経営計画の書籍やサイトに沿って、
SWOT分析をおこないました。


分析結果の一覧表が公開されましたが、、、

  「で、何がわかったの?」
  「実態とそぐわないんじゃないの?」
  「ポイントがよくわからない・・・」

という意見と疑問が飛び交ったそうです。


なぜこんな事に・・・



【 「強み」とは? 】

戦略策定の話になると必ずでてくる用語のひとつ。

それが「強み」。

  自社の「強み」を把握しましょう。
  自社の「強み」を分析しましょう。
  自社の「強み」に経営資源を集中しましょう。

まことしやかに語られることです。


「強み」は、

  経営戦略の根幹をなす考え方のひとつですが、
  なにをもって「強み」と判断するか、
  については一切説明されていません。


「強み」

耳心地が良い言葉ですが、、、
何をもって「強み」とするのか、
   あなたは明快に説明できますか?
   あなたはわかった上で「強み」を語っていますか?


実態は、、、

  必ずしもわかって「強み」を語っていない場合がほとんどです。


発言者、分析者、検討している人の主観で、
「これが当社の強みだ!」と語っているのです。


ちょっと思い返してみてください。



【 ありません・・・ 】

「強み」「弱み」を把握し、SWOT分析をおこない、
それぞれの領域の特性を踏まえ、戦略事項を策定する。

特に、SWOTの4象限で、
強みと機会が交錯する領域に経営資源を集中すると、
一気に競合を出し抜けるわけです。

他の象限についても、
伸ばす、回避する戦略を考えると良いわけです。


これが良く語られる戦略策定の方法。


SWOTのやり方は、書籍・サイト、
それこそたくさん書かれています。


しかし・・・

書かれていることは、、、
「強み」を認識して書きなさい、ということ。
「弱み」を洗い出して書きなさい、ということ。



「強み」としてどの様な事項を認識するのか?
「強み」とはそもそもどの様な事項を指すのか?

この説明はありません。



【 対象は、、、 】


「強み」としてどの様な事項を認識するのか?
「強み」とはそもそもどの様な事項を指すのか?


「強い」「弱い」の議論ですから、
当然、比較の対象が必要です。


通常、比較の対象は「競合企業」です。


比較対象である「競合企業」と比べて、
自社が圧倒的に優位である、優れている、
という事象が「強み」になるわけです。


ということは、、、
「強み」を議論するときには、
どのライバル・競合と比較するか!
ということが、明示されないといけないのです。


さぁ、あなたの会社ではどうでしょうか?


「強み」を議論する際に、比較対象の競合企業を明示していますか?



実態は、そんなことしていません。

「当社の販売における強みは?」などと質問しているだけです。



販売ひとつを考えても、
競合にはA社、B社、・・・と複数社あるでしょう。


例えあなたの会社がトップの一番手企業であっても、
2番手、3番手、中堅だけど伸びてきている企業等、
複数社が現在の競合、あるいは将来の競合になります。


 A社と比べた場合、○○が当社は強い。

 B社と比べると、○○はそれ程でもなく、△◇が有効に働いている。

 最近伸びてきたD社は、、、、


「当社の販売における強みは?」と尋ねれば、
ある人はA社を思い浮かべ意見を言い、
別の人はB社を相手に考えを述べるでしょう。

比較対象が異なる中でいろいろな意見が出てきます。


それをSWOTの分析表に並べて議論するので、
おかしくなってしまうのです。



本来は、A社、B社、D社それぞれ、
比較対象を明示した上で「強み」「弱み」を抽出し、
次に、どの競合と主に闘うかを決め、
それに対してSWOTを検討する必要があります。

あるいは、

A社、B社、D社それぞれ、
比較対象を明示した上で「強み」「弱み」を洗い出し、
各競合毎にSWOTを作成し、
もっとも効果が期待できる打ち手の相手を主競合と認識します。



しかし、、、

SWOT分析に関するどの書籍・サイトにも、
この点は触れられていません。



【 それでも足りない 】

では、競合を明示すれば、
抽出される「強み」「弱み」は適切なのか?という疑問があります。


正直に言います。


    適切とは言い切れません。


相手を明示して「強み」「弱み」を洗い出しても、
「まぁ、そういう見解・意見もあるよね〜。
 で、僕は他にこの点がうちの強みだと思う」
となります。


他の人が揚げる「強み」は否定はしないけれど、
全面的に納得できるわけではないのです。


「当たらずとも遠からず」

この意見が集まっても、的確な分析はできません。


ではなぜ、納得できないか?


競合企業の実状が、
優劣を比較できるほどよくわかっているか?というと、
そこがとても曖昧だからです。


発言者の認識によって変わるためです。



例えば、競合企業との販売チャネルの優劣。

感覚的に論じることができても、
実態はよくわからないモノです。

数字を詳細に把握できるわけでもなく、
風評を含む定性的な情報を元に、
考える、推測するしかないからです。


A社はXというチャネルによる販売が多い。

その理由は、、、
  ・A社のターゲットとXのターゲットが重なっている?
  ・X側の対応・体制?
  ・A社の提供方法の特徴?
  ・A社の仕切り価格?
  ・A社のサポート体制?   などなど

どれが主たる因子なのか?
なんてことは、類推しかできません。


Xにヒアリングしても、
なかなか本当のところはわかってきません。



競合を明らかにしても、
「エイヤッ!」と判断しなければならない場合も多いということです。



【 まとめ 】

安易に自社の「強み」を議論しても、
得られることあまりありません。


良くある結末は、
  「今まで言ってきたこと」に落ち着くこと。
  今後の対応に影響する事象に辿り着かないこと。

  SWOT分析したけれど、、、
  「で、それでどうした?」とスッキリしない結果に落ち着くこと。



比較対象を明示しても、
「強み」「弱み」の議論・抽出は、
人による認識の差があり、それは埋めることが難しいです。


では、「強み」「弱み」の議論は、やらなくても良いのか?


「強み」「弱み」を抽出する視点を変えると、
とても意味がでてきます。

視点をどこに置いて「強み」を考えたらよいのか?


それは、、、

独自配信メルマガ

「あなたの経営脳を活性化!『会社を伸ばす経営:秘密の処方箋』」
 → http://www.keiei-senryaku.com/mail-magazine/index2.html

でお話しします。



今回はここまでです。
では、次号でまたお目にかかりましょう。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【 次号予定のテーマ 】

一所懸命仕事をしているのに、ちっとも儲からない!

そりゃそうです。
大事な事を見落としているからです。。。

その大事なこととは?

詳しくは、次号で!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【 おしらせ 】

◆配信日は、、、

 配信日に関するアンケートクリックへのご協力、
 ありがとうございました。

 多数のクリックをいただきました。


 その結果、、、

 従来通りの水曜日配信の希望が半数を超えました。


 ということで、従来通り、
 水曜日の早朝に配信いたします。


 アンケートへのご協力をありがとうございました。


◆このメルマガでポイントはわかった。
 実践することを考えるとどうやったらよいのか?
 もっと詳しい事や方法を知りたい!

 経営に実際携わる方なら、この様な疑問を持たれるでしょう。

 そこで、このメルマガを読まれているあなたに提案があります。

 実践するための手法、手順、考え方、準備などをお伝えする
 無料メールマガジン

「あなたの経営脳を活性化!『会社を伸ばす経営:秘密の処方箋』」

 を配信中です。

 第5号では、
 計画を実現するために、
 「どうやって計画の質を高めるか?」
 「現場任せにしないための対応とは?」
 について説明しました。

購読登録
 → http://www.keiei-senryaku.com/mail-magazine/index2.html

 このメルマガのバックナンバーは、、、公開の予定がありません。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【 編集後記 】

最後までお読みいただき、ありがとうございます。


「鳩の乱」の顛末を、情報番組で扱っていますね。

評論家とか、議員、ジャーナリストが顔を揃え、
意見や経緯を語っています。

見ていて思うこと。。。

 なぜ他人の発言をしっかり聴かないのでしょう?
 → 質問に答えていない人ばかり。

 なぜ他人が発言しているのに、意見を言い出すのでしょう?
 → 発言は最後まで聴きましょうって習わなかった?

 なぜ、複数人が一度に話すのでしょう?
 → 視聴者には誰が何を言っているのかちっともわかりません。

 なぜ、論点があっちこっちに飛んでしまうのでしょう?
 → 何を議論しているんだっけ?わからなくなります。

 で、結局何を話、何がわかったのでしょう?
 → 五月蠅く騒いだだけですね〜。


小学校の学級会以下ですね〜。

議員さんや評論家やジャーナリスト。
一応、識者と言われる方達なのですが、、、



ここまで読んでくださって、ありがとうございました。


◎ご意見、ご感想、ご質問、「こんな事はどうなの?」といったテーマなど、
 どんなことでもメールください! 必ずお返事、書きます。
  メールアドレス:webmaster@keiei-senryaku.com
 (この配信メルマガへの返信でも、発行者へ感想等を送ることができます)


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 * 発行人:経営達人倶楽部
 *        ウィズスマイル 降旗 利弥 (ふるはた としや)
 * メール:webmaster@keiei-senryaku.com
 * 発行元:ウィズスマイル(With Smiles)
 *
 * 購読の解除はご自身でお願いいたします。
 *  → http://www.mag2.com/m/0000289413.html
 *
 * 社内・取引先・知人・友人の経営に携わる方への転送は自由です。
 * どんどん転送して広めてくださいね。
----------------------------------------------------------------------
 * 関連サイト:
 *         http://www.keiei-senryaku.com/ 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Copyright(C)2004-2009 With Smiles 無断転載・引用を固く禁じます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


メルマガ広告に関するご相談は無料です。お気軽にお問い合わせください。TEL:0120-109-744
ぺージ一番上へ