- ホーム
- 広告募集中のメルマガ一覧
- ビジネス
- 詳細
「顧客の専門家」マインドリーディング入門
※メルマガ内容は省略されています。もっと詳しく見る
【マインドリーディング入門】文化と行動経済学
配信日:2011年03月09日
■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■
「顧客の専門家」を目指そう!
マインドリーディング入門
2011年03月09日
No.832
Written by 松尾 順
■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■
『Marketinglish - 英語で学ぶマーケティング』有料メルマガ
2011年2月より発行!登録初月無料です。
http://www.mag2.com/m/0001233250.html
■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■
★英語で学ぶベーシック・マーケティング
・日時:3月27日(日)14:00-18:00
・場所:マイ・スペース&ビジネスブース池袋西武横店
マーケティングの基礎理論を学びつつ、マーケティング業務で
使われる英語表現・英単語が身に付く[4時間]の集中セミナー。
◆詳細&お申込み↓
https://www.insightnow.jp/applications/id/175
↓好評につき4月も開催します!
★Mindreading - マーケティング心理学セミナー
〔速習〕初級コース
・日時:4月24日(日)15:00-18:00
・場所:マイ・スペース&ビジネスブース池袋西武横店
マーケティングに応用できる、基本的な心理学の知識を
[3時間]で学べるマーケティング心理学の初級セミナーです。
(3月開催内容の一部改訂版です)
◆詳細&お申込み↓
https://www.insightnow.jp/applications/id/176
■────────────────────────────■
●文化と行動経済学
消費者の購買行動に与える「文化」の影響が、
相応に大きいことは、これまでも指摘してきました。
とりわけ、今後は、日本企業の多くが、
これ以上の成長が見込めない日本市場から飛び出し、
世界各国の消費者相手としたビジネスを
本格展開しなければならない。
ですから、各国の文化の特徴を理解すること
の重要性はますます増していると言えるでしょう。
さて、近代の経済学では、
「文化」を基本的に無視してきたことは
ご存知かと思います。
というか、人は経済合理性で行動するものである、
すなわち「得か・損か」で判断して行動する、
という前提を経済学では置いていましたから、
それ以外の要因は、文化も含めほとんど考慮して
こなかったのです。
しかし、近代経済学では人間の行動を
うまく説明できないことがはっきりしてきました。
このため、人間の非合理性にも着目する
「経済行動学」の勢いが近年は増してきています。
経済行動学でよく売れた本としては、
『経済は感情で動く−はじめての行動経済学』
などがありますね。
実は、私もまだまだ勉強不足でしたが、
行動経済学では、「文化」も重要な要素として
取り込み、各種研究が進んでいるのですね。
本日(2011/03/09)の日本経済新聞「経済教室」では、
行動経済学の枠組みで、「文化の差の影響」について
の研究が進められていることが書かれています。
それにしても、そもそも、文化とは何でしょうか?
今回は深入りすることは避けたいと思いますが、
端的に言えば、特定の国やコミュニティ、組織など
において「共有されている「価値観」や「信条」が
文化です。
「価値観」とは、何を大切にすべきであり、
逆に、何を大切にするべきではないかの判断基準。
また、「信条」とは、何を信じるべきか、行なうべきか、
逆に、何を信じるべきでないか、行なうべきでないかと
の判断基準だと理解すればいいでしょう。
価値観も信条も、ものごとの判断基準ですから、
購買行動にも大きな影響を与える可能性が高いのは
当然ですよね。
本日の経済教室では、日米のそれぞれの国民の世界観に
対する確信度と子育ての厳しさとの関係についての研究が
紹介されていました。
ここで、「世界観」についての確信度とは、
‘死後の世界がある’
‘神様、仏様がいる’
‘人間は他の生物から進化した’
といった信条に対し、どの程度賛成か、あるいは
反対かということです。
(ご存知の方もいると思いますが、欧米では、
人は神の創造物であり、他の生物から進化した
という説は認めない、と強く主張する人々がいます。)
調査の結果では、上記のような信条に対して、
明確に賛成・あるいは反対を示す傾向が米国人に強く、
日本人は、あまり明確に賛成・反対を示さない人が
多いことがわかりました。
要するに、日本人は信条があいまいというか、
「どちらともいえない」的な人が多いということですね。
それで、上記の結果と子育ての厳しさとの関係ですが、
確信度が高い、すなわち明確な信条を持っている人ほど、
子育てが厳しいという傾向は日米とも同じでした。
明確な信条を持っているということは、
「こうすべき、こうすべきでない」という判断基準
がはっきりしていることを意味しますから、
良くも悪くも親の信条を子供にも押し付けることに
なるのは容易に推測できますね。
ただ、前述したように、日本、米国それぞれの国民全体
としてみた場合、米国人の方が信条に対する確信度が高い
わけです。
ですから、子供に対するしつけは、
米国のほうが日本よりも厳しくなるはずですね。
これは、他の調査によって裏付けられています。
このように、文化が人々に与える影響の大きさは
様々な切り口で検証されつつあります。
消費者の購買行動に対する文化の影響度合いに
ついても、さらなる研究の進展を期待したいですね。
私も折に触れ、紹介していきたいと思います。
『経済は感情で動く−はじめての行動経済学』
http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4314010479/mindreading-22/ref=nosim
*上記内容は、マインドリーディング・ブログでも
公開しています。コメント、トラックバックをお願いします!
>> http://www.mindreading.jp/blog/index.html
■────────────────────────────■
★シナプス・マーケティング・カレッジ 受講者募集中!
http://www.cyber-synapse.com/college/
<松尾担当講座>
・マーケティングリサーチ入門
・マーケティング効果測定
・Webマーケティング
■────────────────────────────■
○マインドリーディング入門は、お客さまの心を的確に読み取る
ことができる「理論」や「知識」「ノウハウ」「スキル」を
マスターするために役に立つ内容をご提供します。
○目指すところは、「顧客の専門家」です。
商品やサービスの知識が豊富な専門家であるだけでは、
売上げをあげることは難しいですよね。
○むしろ、お客さまの本当に求めているものを的確に理解できる
「顧客の専門家」になれば、売れる商品・サービスを開発し、
心の通うコミュニケーションが楽々とできるようになりますよ。
■────────────────────────────■
★ツイッターアカウント: http://twitter.com/matsuoty
★Facebookアカウント: http://www.facebook.com/matsuoty
★Marketinglish - 英語で学ぶマーケティングページ:
http://www.facebook.com/marketinglish
★Mindreading - マーケティング心理学ページ:
http://www.facebook.com/mindreading
★最新刊『ブランディング戦略−ブランディングの基礎と実践』
(松尾順著、家弓正彦監修、誠文堂新光社
http://www.amazon.co.jp/dp/4416810458/
★『営業はリサーチが9割!売上倍増の“情報収集”完全マニュアル』
(松尾順著、日本能率協会マネジメント出版情報事業)
http://www.amazon.co.jp/dp/4820745131/
★『先読みできる!情報力トレーニング』
(松尾順監修、TAC出版)
http://www.amazon.co.jp/dp/4813231861/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
〔発行者〕有限会社シャープマインド 代表 松尾 順
〔マインドリーディング・ホームページ〕www.mindreading.jp/
〔メルマガ解除はこちらから〕www.mag2.com/m/0000172403.html
〔お問い合わせ先〕jmatsuo@sharpmind.co.jp
〔シャープマインド・ホームページ〕www.sharpmind.co.jp/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎「顧客の専門家」マインドリーディング入門
のバックナンバー・配信停止はこちら
⇒ http://archive.mag2.com/0000172403/index.html