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ダメ上司を見習え! 3分で分かる仕事が楽しくなる秘訣
※メルマガ内容は省略されています。もっと詳しく見る
「必ず予備は10部用意すること」 同じ指示を何度もする上司
配信日:2011年03月07日
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こんにちは、グッチ55です^^
3月に入って、寒くなったり、暖かくなったり忙しいですね。
体調管理に気をつけて下さい。
前回は、周囲が盛り上がっているのに、
一人だけ冷めている上司が登場しました。
何を隠そう、昔の私です(笑)
この物語を書いたとき、グッチ55のメンバーの一人が
「これ、俺のこと?」
って言っていました。
このダメ上司は私だけじゃなかったですね^^
自分を振り返り、反省するいい機会になります。
このように自分の昔のダメッぷりを教えて下さい。
グッチ55がそれを物語にし、メルマガで公開させていただきます。
自己を振り返るいい機会にして、さらに、読者の皆様に同じ過ちを
犯さないように、アドバイスするいい機会になります。ぜひメールを下さい^^
→ m_gucci55☆yahoo.co.jp(☆を@にかえて下さい。)
さて、今回はどのような上司が登場するでしょうか?
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◇ ダメ上司を見習え! 3分で分かる仕事が楽しくなる秘訣 第86回
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このメルマガは上司と部下がおりなす物語を紹介します。
主人公である外村勝之が、様々な企業で働き、様々な上司と出会います。
いくつもの出逢いから外村は、自分が成長するためのヒントを得ていきます。
外村を支えるのは澤田康介。
澤田は外村と同じ立場、異なる立場にたって外村を支えていきます。
この2人が出会う上司は、良い面も悪い面も持った上司たちです。
この上司たちとのやりとりから
□部下から見た問題点
□部下として今どうすべきか
□自分が上司になった場合はどうしたらいいのか
の3つを学ぶことにします。
注意して頂きたいことがあります。
このメルマガは上司をバカにし、あざ笑うためのものではなく
上司を反面教師とし、将来の成長につなげるための物語であることです。
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◇ ケース: 「必ず予備は10部用意すること」 同じ指示を何度もする上司
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登場人物
上司A(具合係長)
部下A(外村)
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入社してちょうど1ヶ月目になる。
新人研修が終わり、今日が記念すべき1ヶ月と1日目スタートである。
初めて、今の部署に配属され、どんなすごいことが出来るのかと
期待に胸が膨らませて出社した。
僕の直属の上司は、4年前に入社したという具合係長だった。
10歳の年齢差があるため、話が合うかとても心配だった。
外村:「今日から、配属になりました外村です」
具合:「初めまして、具合です。一応、係長をやっています」
外村:「そうなんですか、肩書きついている先輩に教えてもらえるなんで、幸せですよ」
具合:「いや、そんなことはないさ。肩書きは形だけだよ。新人研修はどうだった?」
具合係長はとても気さくで優しい上司だった。
一人っ子の僕にとっては、兄貴のように思えた。
具合:「まず、業務日報の書き方を教えるから」
外村:「はい」
僕は、具合係長から教えられたことをノートにメモを取り、
必死で覚えようとした。
しかし、1度教わっても、なかなか覚えられず、何度も質問してしまった。
外村:「すいません。さっき教えてもらったばかりなのですが、
業務日報の提出はどうしたら・・・」
具合:「えーっとね、ここのボタンで保存を押したら、
送信画面が出てくるから、送信のボタンを押せば送れるよ」
外村:「あ、そうでした。すいません。ちゃんとメモとっておきます」
具合:「いいんだよ。何度も聞いてくれていいから」
外村:「はい!」
僕が困っていることがあると、丁寧に何度でも教えてくれた。
嫌な顔一つすることなく、僕が分かるようになるまで教えてくれた。
僕は、この先輩は偉くなると確信した。
それから、1ヶ月が経った。仕事にも慣れてきて、
日常業務は、指示がなくてもこなせるようになってきた。
具合:「社外セミナーの資料の準備の仕方を説明するよ」
外村:「はい」
定期的に社外に向けたセミナーを実施していて、
その準備役に僕が選ばれることになった。
前任は具合係長がやっていたが、新人に任せられる仕事と判断されたようだ。
具合:「社外参加者には、セミナー資料と会社案内パンフレット、
社内参加者にはセミナー資料だけ準備すること。
セミナーは基本的に事前に参加人数が決まっているため、
部数は決まっているんだけど、飛び入りで参加される方もいるから、
10部は必ず予備で用意しておくこと。足りないときは、
セミナー会場で準備できるように手配しておくから、そこで準備する」
外村:「セミナー会場にパソコンとプリンターを持っていくのですか?」
具合:「基本的には会場には印刷できる環境が整っていることが多いから、
心配はいらないよ。だから、事前に会場に確認をとっておく必要があるね」
外村:「会場にない場合は、こっちから持っていくんですか?」
具合:「その場合は、モバイルパソコンと小型プリンターがあるから、
持っていくよ。後で使い方教えるから」
外村:「分かりました」
僕はセミナーでの受付の仕事も任せられた。
初めての社外での仕事ということもあって緊張したが、
何とか役目を果たすことが出来た。
次のセミナーでは段取りを既に把握していたため、
セミナー案内や参加者との連絡も、僕がやることになった。
セミナーを行う上での、下準備は僕一人でやれることになり、充実感があった。
いつも教えられないと出来なかったが、一人で考え、実行できることが楽しかった。
具合:「準備は順調に進んでいる?」
外村:「はい。係長の丁寧な指導のおかげで、順調です」
具合:「そうか、それは良かった。予備は10部、
会場に印刷環境の確認をすることを忘れるな」
外村:「はい。ちゃんとメモにとって、段取りをまとめあるので、
忘れないように必ずチェックします。抜けることがあるかもしれないので、
またフォローをお願いします」
具合係長は僕のことを気にかけてくれて、
しっかり業務がこなせているか定期的にチェックしてくれた。
部下のことを全く気にかけてくれない上司が多いのに、
具合係長はすごい人だと思った。
さらに、1年半が経った。
今では、僕はだいたいの仕事は指示を受けなくても出来るように成長した。
成長実感があり、仕事がますます楽しくなってきている。
初めて一人で仕事をこなした社外向けセミナーはもう何十回やっただろうか。
最近では、次の新人にこの仕事を振ろうかという話が出ている。
僕はセミナーの仕事をマニュアル化していたため、
いつでも後輩に教える準備は出来ていた。
一人で仕事できているという喜びから、
僕は自分のやっていることを何でもマニュアル化していた。
なんと、そのマニュアル化で、社内で新人賞を獲得していたのだ。
次の社外セミナーは僕が担当する最後のセミナーになった。
最後ということもあって、いつも以上に気合が入った。
初期の頃の、手際の悪い段取りを懐かしく思い出しながら、準備を行った。
外村:「あの時は、指示がないと、出来なかったな〜」
具合:「え? どうした?」
外村:「あ、いえ、独り言です。何でもありません」
具合:「今回が最後だな。最後だから、仕事を手放せる喜びもあるが、寂しさもあるよな」
外村:「そうですよねぇ。やっぱり係長もそうでしたか」
具合:「複雑だったな。そういえば、予備は10部用意したか? 会場には確認したか?」
僕はこの質問に またか!? とウンザリとした気持ちになった。
具合係長は、これ以上成長しないのではないのか、とさえ思えた。
自分自身の成長とともに、具合係長に対する考え方も変わってきた。
この1年半、セミナーがあるたびに、いつも同じ質問ばかりされ気分が悪かった。
最初の頃は心配してくれているんだ、と嬉しく思えたが、
毎回同じことばかり言われ、しつこさを感じた。
上司として、確認すべきことだったのかもしれない。
しかし、僕は気持ちよく受け止めることが出来なかった。
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□ 部下から見た問題点
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具合係長は、外村に毎回同じ確認をします。
外村は成長と共にその確認がうざったくなりました。
それは、具合係長に自分の成長が認められていないように感じるからです。
「確認をしないと動かない部下」
外村はそう思われていることに腹を立てました。
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□ 部下として今どうすべきか
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外村の感覚は、子供と似ています。
親にとって、子供はいつまでも子供です。
親は子供をいつも心配しています。
そのため、子供がどこまで大きくなっても、声をかけ、注意を促し、助言をします。
しかし、それが子供の自尊心を傷つけてしまいます。
上司の指示を素直に受け入れられない外村は、そのような子供と同じです。
外村一人で大きくなったわけではありません。
親、友達、先輩、上司、
周囲の人が外村を気にかけてくれたからこそ、ここまでやってこられたのです。
それを忘れて、自分の小さなプライドで周囲の人を遠ざけてはいけません。
ましてや、見下してもいけません。
常に周囲への感謝を忘れずにいないと、誰も気にかけてはくれなくなります。
そして、誰も気にはかけてくれない状態。それが「孤独」です。
自分のことを気にかけてくれる人には、感謝を忘れないようにしましょう。
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□ 自分が上司になった場合にどうすべきか
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部下を放っておくことも必要です。
あまりに構いすぎると、自分がいないと動けない部下になってしまいます。
部下は自分の代わりになるように育てましょう。
自分がいなくても、部下が自分の代わりをしてくれるなら、
自分はより上の仕事が出来るようになります。
そうすることで、上司は昇進できるのです。
部下がこなせるレベルの仕事は部下に任せられるようにしましょう。
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ぜひ、ご意見・ご感想を聞かせて下さい。
あなたが出会ったダメ上司の話を教えて下さい。
教えていただいた話から、グッチ55が物語を作り、
紹介させていただきます。
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