ダメ上司を見習え! 3分で分かる仕事が楽しくなる秘訣

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「こんな意見はバカげている」 意見を吸い上げる気のない上司

配信日:2009年06月01日

今日も、いい日ですね☆
こんにちは☆グッチ55です^^v


前回のダメ上司は、
頼りない上司のご紹介でしたね。

人柄はとても良く、部下から慕われている上司のはずなのに
ダメ上司になってしまいます。

部下の中には、頼りない上司を嫌って離れようとする者もいれば、
頼りない上司をサポートしようと一生懸命になる者もいると思います。

本当に、その上司が好きなのであれば
状況が変わるように、協力していければ良いですね☆



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ぜひ、ご意見・ご感想を聞かせて下さい。
あなたが出会ったダメ上司の話を教えて下さい。
教えていただいた話から、グッチ55が物語を作り、
紹介させていただきます。
↓↓↓↓↓
http://form.mag2.com/keniogiaho
★★・‥…―━━━―…‥・・‥…―━―…‥・・‥…―━━━―…‥・★★


さて、今回はどのような上司が登場するでしょうか?


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◇ ダメ上司を見習え! 3分で分かる仕事が楽しくなる秘訣 第14回
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このメルマガは上司と部下がおりなす物語を紹介します。

主人公である外村勝之が、様々な企業で働き、様々な上司と出会います。
いくつもの出逢いから外村は、自分が成長するためのヒントを得ていきます。

外村を支えるのは澤田康介。
澤田は外村と同じ立場、異なる立場にたって外村を支えていきます。

この2人が出会う上司は、良い面も悪い面も持った上司たちです。

この上司たちとのやりとりから

□部下から見た問題点
□部下として今どうすべきか
□自分が上司になった場合はどうしたらいいのか

の3つを学ぶことにします。


注意して頂きたいことがあります。

このメルマガは上司をバカにし、あざ笑うためのものではなく
上司を反面教師とし、将来の成長につなげるための物語であることです。



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◇ ケース: 「こんな意見はバカげている」 意見を吸い上げる気のない上司
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登場人物 
上司A(時田社長)
部下A(外村)
部下B(澤田)
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 僕の会社はコンサルティング会社に仕事を依頼している。

 人材育成や、利益計画、経営指導など、様々な助言をしてくれるコンサルティング会社だと、
時田社長が言っていた。時田社長はそのコンサルティング会社を非常にお気に入りのようで、
持ち込まれて良いと思った企画は積極的にやっていくと言っていた。


 朝礼では社長が全員の前であいさつをする。



時田:「みなさん、おはようございます」



 いつもの調子で、最近の社会状況を踏まえた、ありがた〜い、お話が約5分続く。
真剣に聞いている人もいれば、下を向いてウトウトしている人もいる。



時田:「私は社員のみんなと話をするときは、みんながやる気の出るように、
モチベーションがあがるように話をする。それがコミュニケーションの基本だと考えている。
ポジティブな話題を取り上げ、ポジティブに考え、ポジティブな意見を言う」


毎朝、ポジティブシンキングについて語り出す。
こういう日は社長のご機嫌が良いということになる。
確かに、時田社長はいつも、ポジティブな話をする。


円高で輸出産業がダメになろうが、
それこそが海外から新しい素材を仕入れて開発を行うチャンスだ。と言っていた。


企業の不正発覚が話題になっている矢先にわが社にも不正が発覚した時も、
不正をしてくれていた人のおかげでわが社も完全ではないことが分かった。立ち直ろう。と言っていた。



 ポジティブに物事を考えるのが、時田社長の理念らしい。


外村:「うちの社長って何だか、力強いよね」

澤田:「そうだね。他の会社の社長を知らないから、分からないけど、
パワーを感じる。でもさ、うちの母さんが専務の奥さんと友達らしいんだけど」

外村:「何なに? どうした、どうした?」

澤田:「時田社長はすっごいリーダーシップがあるらしい」

外村:「ふーん」

澤田:「でも、でも、でも〜」

外村:「なんやねん。早く言え」

澤田:「リーダーシップあるらしいんだけど、すっごいワンマンなんだって。
役員会を開いても、自分以外の人の意見をほとんど受け入れないらしい」

外村:「そうなんだ。ワンマンってありがちな社長像だよね」

澤田:「うん」



それから周囲から、社長がワンマンだっていう噂話をよく聞くようになった。
特に役職を持っている人たちからよく聞かれる。



「ねぇ〜、聞いた? 今度、社員全員にアンケート取るんだって。会社に望むことや、社長に望むことなど…」

外村:「どうしんだろ、急にアンケートなんて」

澤田:「コンサルティング会社が提案したそうだよ。社員の意見を吸い上げるためにとか言ってた」

外村:「へぇ。いいんじゃない、それ」


アンケートには次のような項目があった。
○ 弊社を好きか
○ 弊社の強い部分と弱い部分
○ 弊社が新しく進出すると良い産業は
○ 社長のことをどう思うか
○ 役員陣に求めることは何か



 項目は20か30はあったように思う。
主に会社についてと、社長・役員に関する質問が多かったように思う。
アンケートは集計して、全員に配られることになっている。


アンケートをとって1ヶ月以上がたとうとしていた。僕はアンケートのことなど忘れていた。



時田:「おはようございます。先日、皆さんにアンケートを記入していただいたと思います。
私は全てに目を通しました。わが社の未来を明るく見ている人もいれば、
悪く見ている人もいました。皆さんの強い思いが伝わり、
私自身もっと頑張らなければという気持ちになりました」



社員のみんなも、アンケートのことなど忘れていて、
自分が記入したことを思い出しながら社長の話を聞いているようでした。



時田:「社長のことをどう思うか、という質問がありました。その中でこんなことを書いている人が何人もいまいた。
   

「ワンマン経営」 と」
 


 一瞬、場の空気が凍ったのを感じた。



時田:「・・・」


時田:「ワンマン経営なのは、誰も頼れるやつがおらんからじゃー!!!」

社員:「(え〜。怒るの?)」



 社長は大声で叫び、アンケート用紙を全員の前で破り捨てました。
 場の空気が凍ったまま、朝礼を終えることになりました。



それから――



外村:「怒ってたね〜」

澤田:「ビックリしたよ。急にキレたよね」

外村:「意見聞いて怒るなら、初めから聞くなよって感じだよ」

澤田:「ほんと、ほんと」

外村:「あれが、社長のポジティブシンキングなのかな(笑)」

澤田:「めちゃくちゃ気に入らなかったんだろうね」

外村:「笑える。あの態度がまさにワンマン経営だっていうことに気がつかないのかな」

澤田:「気がつかないでしょ。だって人の意見を聞くために、アンケートとっているのに、聞く耳もってないじゃん」

外村:「意味ね〜。自分に対して良いことばっかり書いてくれると思ってたんじゃない?」

澤田:「だろうね。あの調子だと、他の幹部の人たちは社長にものを言えないんだろうね」

外村:「いつも、社長の機嫌をとるような言葉しか使えない」

澤田:「ワンマン経営って書いたのは、幹部の人たちなんじゃない?」

外村:「ありえる」

澤田:「日ごろ言えない言葉を伝えるためにも、アンケートをとったんだろから、
幹部はいつも言えないこと書いているだろうね」

外村:「でも、聞く耳なし。また幹部から素直な意見が出なくなる」

澤田:「社長は裸の王様だね」



それから、数日の間に部長、役員クラスの人たちが何人も辞めたことは言うまでもない。
「社長にとってのポジティブシンキング」は受入れらなかった結果だ。





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□ 部下から見た問題点
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社員からのアンケートの答えに対して、時田社長から直接反論されることで、
社員は社長との間に大きな壁を感じています。

これ以降、社員は社長への不満を上には上げなくなります。
不満は社員同士の間で広がり、いずれ好ましくない形で爆発してしまいます。





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□ 部下として今どうすべきか
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アンケートなどによる社員の意見は、上司に必ず変化を与えています。
表面上、上司から反論された意見でも、
上司の心の片隅に残っているものです。

なので、不満を上司に伝えることを諦めるのはまだ早いかもしれません。
続けることで、上司は少しずつ変わっていくと思います。





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□ 自分が上司になった場合にどうすべきか
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自分の行動に対して、部下から不満を伝えられた時、
真っ先に自分の行動を正当化してはいけません。
それでは何の解決にもなりません。

大事なのは、自分のどのような行動が部下に不満を持たせたかということです。
それは、自分の常識で推し量るのではなく、部下との話し合いで明確にすべき点です。



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□ 編集後記
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「こんなアンケート普通とるの? 社長のことをどう思うかって?」
「何が聞きたかったのか分からないよね」
「やっぱり社長の中ではワンマンっていうのは分かっているよね」
「だから怒るってこと?」
「うん。図星だから怒るんじゃないかな。図星をつかれたっていうことで、社長は何か変わるかもしれないよね?」
「偉くなればなるほど、プライドがあるから、変化しにくいかもしれない。新入社員のほうが変化には強いかもね」
「子供と大人の関係に似ている」
「大人も子供から教わることも必要だよね。上司が部下に教えられるように」
「いいこと言うね〜」
「ありがとうございます」


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