ダメ上司を見習え! 3分で分かる仕事が楽しくなる秘訣

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「Aでしょ」「いやBでしょ」「違うCだ」 相手の意見の尊重をしない上司

配信日:2011年02月14日

こんにちは、グッチ55です^^

先日、ある仕事仲間との別れがありました。
寂しい気持ちが強いですが、新しい出発を意味するので、
振り返っていないで、先へ進みたいと思います。


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前回は、定時後に雑用を押し付けてくるダメ上司が
登場しました。

一言に雑用と言っても、
それを頼まれた人の気持ちというのは分からないものです。

同じことを頼まれても、
喜ぶ人もいれば、不満に思う人もいるでしょう。

自分が上司の場合、部下にお願いする場合はどうすべきか?
まず、最低限、自分で出来ることはやりましょう。
部下にお願いすることが当たり前だと思っていてはダメです。

部下の今の状況をよく観察し、お願いすることが適切な時かどうか
しっかり見定めましょう。

そして、
部下に感謝の気持ちをもって、お願いしてみてください。


さて、今回はどのような上司が登場するでしょうか?


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◇ ダメ上司を見習え! 3分で分かる仕事が楽しくなる秘訣 第84回
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このメルマガは上司と部下がおりなす物語を紹介します。

主人公である外村勝之が、様々な企業で働き、様々な上司と出会います。
いくつもの出逢いから外村は、自分が成長するためのヒントを得ていきます。

外村を支えるのは澤田康介。
澤田は外村と同じ立場、異なる立場にたって外村を支えていきます。

この2人が出会う上司は、良い面も悪い面も持った上司たちです。

この上司たちとのやりとりから

□部下から見た問題点
□部下として今どうすべきか
□自分が上司になった場合はどうしたらいいのか

の3つを学ぶことにします。


注意して頂きたいことがあります。

このメルマガは上司をバカにし、あざ笑うためのものではなく
上司を反面教師とし、将来の成長につなげるための物語であることです。



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◇ ケース: 「Aでしょ」「いやBでしょ」「違うCだ」 相手の意見の尊重をしない上司
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登場人物 
上司A(権代課長)
上司B(瀬田課長)
上司C(四夜課長)
部下A(外村)
部下B(澤田)
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わが社の簡単な組織構成とその責任者を示すと次のようになる。

 経営陣
(各取締役)
  ↓
総務・経理課 + 企画・開発課 + 営業課
(権代課長)   (瀬田課長)  (四夜課長)


課長以外に総務・経理課には5名、企画・開発課には10名、営業課には12名が働いている。
私こと、外村勝之は瀬田課長のもと、企画・開発課に所属している。
先日の取締役会でタイムカードの廃止が議論されたようで、継続・廃止の決定、
またはその後の運営を各課の課長同士で話し合い、決めるように言われたそうだ。


その課長同士の話し合いが面白かったので、紹介しよう。


まずは権代課長。総務・経理課の課長でタイムカード廃止には、
反対のようである。

次に瀬田課長。企画・開発課の課長でタイムカードの廃止には、
どちらとも言えない立場をとっている。

最後に四夜課長。営業課の課長でタイムカードの廃止には、
賛成のようである。


各課の思惑がもろに出て、話し合いは一向に進まない。
まずは、それぞれの主張を聞いてみよう。


権代:「総務の立場として、給料計算をするのに、
タイムカードは非常にやりやすい仕組みだと思う。
タイムカードをなくしたら、残業時間の計算はどうするのか? 
誰が集計するのか? 私たちの負担が増えては困る」

瀬田:「企画側の意見を言わせてもらうと、企画は時間ではかれないんだよ。
タイムカードを押した後に、いいアイディアが生まれて仕事に発展することがある。
かといって、ダラダラと仕事をされちゃ困るから、
時間で管理することも必要だ。だから、タイムカードはあってもなくても構わない」

四夜:「私達は、外に出ていることが多く、場合によっては、
社内に戻らずに直帰する場合だってある。そのため、
タイムカードをなくしてもらうと非常に助かる。
中にはタイムカードを押すためだけに、わざわざ遠くから帰ってくるものもいる。
それは時間の無駄であり、お金の無駄である」


3つの課の意見が分かれることは、いつものことだ。


外村:「相変わらず、全員が自分の意見ばかり主張しているよ」

澤田:「全くだよ。他人の意見を聞くことを知らないよね」

外村:「3人して器が小さく写るよ」


総務・経理課の権代課長と営業課の四夜課長が自分の意見だけを主張したと思えば、
企画・開発課の瀬田課長はどっちつかずの意見であいまいな態度をとる。

このように会社における決め事があると、3人で話合うことがあるが、
全員が自分の主張ばかりをして、人の意見を聞く様子がない。


権代課長が営業課に対して、

「会社に戻らずに、そのまま直帰すると、サボり癖の原因になる。
大事な資料を持ち歩いているわけだから、それを家に持ち帰るなんて考えられない。
それが外部に漏れたら、一体誰が責任を取るんだ」


と言ったと思うと、四夜課長は総務・経理課について、

「残業の計算が面倒とか言うが、それをするのが君たちの仕事じゃないのか? 
我々は天気のひどい日も関係なく外で頑張っているんだ。それをサポートし、
仕組みを作るのが君たちの仕事だろう。君らの言っていることは怠慢にしか思えない」

と反撃に出る。どちらも間違ったことは言っていないが、
どちらも相手の意見を聞かずに自分たちの思いだけを伝えようとする。

そうかと思えば、瀬田課長は、

「それでは、2人で決めて下さい。私たちはどちらでもいいので、
決まったほうに従います」

と、無責任なことを言う。私は別に自分の意見を主張しないという
態度をとっているつもりのようだ。


こんな話し合いを社内で行うものだから、聞いているほうはたまったもんじゃない。
聞いていて、醜いし、生産的ではないし、いいかげんにしろ、と言いたくなる。


外村:「結局、タイムカードは廃止することになったのかな?」

澤田:「知らない。どうせ、権代か瀬田が勝ったほうの意見が通るんじゃない」

外村:「そっか。何でいつも、あの3人に決定させるんだろうね」

澤田:「組織が機能していないと思うよ」

外村:「ホント、ホント」


自分たちの既得権益を守ろうとするためなのか、
わが社は同じ方向を向くことはなく、それぞれがバラバラになっている。
3人の課長に問題があるのか、それとも、会社組織に欠陥があるのか分からない。


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□ 部下から見た問題点
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課長達の会議は一向に収束しません。

自分の主張ばかりを通そうとする人。
無責任な人。
他の人の意見を尊重しない人。

外村は、課長達の会議での態度に失望しました。


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□ 会議の時はどう振る舞うべきか
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まず、討論と議論の違いを説明します。

討論は、意見の対立・第三者による帰結が前提とされます。

テレビでよくある討論番組で
相手の意見を聞かず、自分の主張ばかりする人を見かけないでしょうか。
正に今回のケースと同じです。
そして、その態度は討論に最も適しています。

討論での目的は相手の説得ではなく、第三者の説得にあります。
討論の帰結・決定は第三者に委ねられます。
そのため、自分の主張がいかに相手より正しいかを力説する必要があります。
相手の意見の穴を突き、自分の意見を優位に立たせるのです。

では、議論はどうでしょうか。

議論は、当事者達に帰結が求められます。
つまり、「合意形成」「全会一致」を目的とします。

討論のような態度では、一向に「全会一致」は望めません。
それでは、どのような態度が望ましいのでしょうか。

複数人で議論をする最大のメリットは「多角的な視点」です。
1人では視野が狭く気づかないことを、複数人では気づくかもしれません。
そのため、同じような思想・立場の人が集まるならば、議論の意味はありません。
1人で考えるのと大して変わりません。

議論の最大のデメリットは「意見の対立」です。
対立をしてしまうと、話し合いは平行線をたどり、議論が滞ってしまいます。
それならば、1人で全て決めてしまった方がどれだけ楽でしょうか。
しかし、その対立こそ議論が進展するチャンスとなります。

意見が対立する時は、各自の視点が低い時です。
各自が自分の周囲しか見えていません。
意見が対立した時は、必ず視点を上げてください。
今回のケースで言うならば、全員が「自分の課」のことしか考えていませんでした。
ここで、「経営陣」さらに「会社全体」と視点を上げたとします。
すると、タイムカード廃止に対して、「経費削減」や「業務効率化」など、
会社全体としての命題が見えてきます。

そのように視点を上げることで、「自分の課の利益」などという目先のことは、
議論では意味を持たなくなります。
すると、意見の対立自体がばかばかしく非生産的なことのように思えてくるものです。

以上で議論に必要な事項をまとめます。
・多角的な視点を持つ
・意見が対立した場合は、上の視点に立つ
そして何より、命題・難題に対し、全員で取り組む。
それが議論での正しい姿勢です。


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□ 編集後記
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「同じ立場の人たちだけで話し合うのじゃなく、一人、
司会者っていうか、話の流れを作る人が必要だと思う」

「歩み寄らせる人っていうか、まとめる人っていうか」

「そうだね。そう考えると、今回の場合は、
取締役の指示の出し方にも問題があったのかもしれない」

「取締役は取締役で、現場の人たちだけで決定して欲しい思いもあったんだと思うよ」

「課長の中で一人でも会社全体を見渡して、話できる人が必要だったんだよ。
実際同じ立場にたったら、自分の意見を主張したくなるけど、
それを一歩引けるやつから、部長に昇進していくんだよ」


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教えていただいた話から、グッチ55が物語を作り、
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