負けない経営 勝ち残る経営:会社を伸ばす秘密の視点

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【負けない経営 勝ち残る経営:第3号】経営参謀:ふるはた

配信日:2009年05月27日

━━ 第3号 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  負けない経営 勝ち残る経営     
  〜 会社を伸ばす秘密の視点 〜       2009/5/27

             関連サイト:http://www.keiei-senryaku.com/

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蒸し暑くなってきました。
屋外は風が吹くと爽快感があるのですが、
屋内は、、、ムシッとすることが多いですね。

このムシムシ感、気分悪いです。(笑)


ではでは、
メルマガ「負けない経営 勝ち残る経営」第3号を始めます。


そうそう、このメルマガの読後感を教えてください。
メインテーマ後の「お知らせ」パートから、
ワンクリックです。

よろしくお願いいたします。


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【このマガジンの趣旨】

 もうかなり怒っています!
 経営の現場をわかっていない!としか言いようがありません。


 ◆ちょっと自己紹介

 こんにちは。初めまして。
 あなたの経営参謀:ふるはた です。

 複数の事業会社で経営に携わる役員、役職を経験しました。
 新規事業の立ち上げ、製品・商品開発、マーケティング、営業、
 ITシステム導入、システム開発、
 人事・労務など管理系の統括に携わってきました。
 
 IT系やサービス系、販売業の事業立て直し、
 業績回復の支援に数多く携わってきました。


 その様な経験の中、巷の経営論やコンサルが語る手法は、
 実際の経営に携わる人にとって、

 ずれている、足りない、視点が違う、適さない、

 ということに気づきました。


 ◆メルマガの趣旨に戻りますね。

 本気で会社・事業の改革と改善、
 業績の回復に取り組む経営者・管理職の方のために、

 『負けない、勝ち残る、そして伸びる経営』に変わるための視点を、

 このメルマガでお伝えしたい考えています。


 誌紙の記事を題材にしてもよいのですが、
 本当の実態が明かされない議論は、皆さんもう聞き飽きているでしょう。

 そこで、コンサル事例等、実際に起こった実話を元に、
 皆さんにポイントを伝えすることにしました。

 ここでの内容は、コンサルも実は気づいていない事が多いです。

 しかしあなたなら「あっ、そうだ!」と納得する内容でしょう。

 なぜなら、実際に経営に携わる過程で探り当て、
 実行して成果を得た内容ばかりだからです。

 このメルマガから、
 ひとつでも多くの気づきを得ていただき、
 実践してあなたの会社を良くしていただきたいので、
 全てお伝えします。

 気づいて実践すれば、
 もっと簡単にあなたの会社・事業は、
 『負けない、勝ち残る、そして伸びます。』


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◇第3号からお読みいただいている「あなた」へ

 星の数ほどあるメルマガの中から、
 当メルマガをお読みいただきありがとうございます。

 「面白い、役に立つ、ちょっといい感じ」と思っていただけましたら、
 経営に携わるお知り合いの方にも、 転送・紹介して勧めてくださいね。

 メルマガへのご意見とご感想もお待ちしています。

 よろしくお願いします。

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【今号の内容】

 ◇このマガジンの趣旨(毎回少し変えているのですが、、、)
 ◇第3号からお読みいただいている「あなた」へ
 ◆メインテーマ:<第3話> 勘違いが会社を蝕む
 ◆次号予定のメインテーマ
 ◇おしらせ(読後感ワンクリックあり)
 ◇編集後記

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 では順番に始めましょう!

 とその前に、メインテーマのタイトル部分の記載内容を補足します。

 ポイントの気づきレベル
            ★★★★★:基本編
            ★★★★☆:初級編
            ★★★☆☆:中級編
            ★☆☆☆☆:上級編


━ メインテーマ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

● 【第3話】勘違いが会社を蝕む

                気づきレベル:★☆☆☆☆:上級編

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「おいおい、
 あなた、自分の職位がわかっていないな〜」

ある会社の営業案件を検討する会議に、
アドバイザーとして出席していた私は、思わず呟いてしまいました。


【 報告?決めたい? 】

案件の検討会議で、営業部長のWさんが説明を始めました。

W 「△会社さんから□□の導入依頼がありました。
   ・・・(中略)・・・の提案にします。
   提示金額は□○万円。
   粗利は××円ですから、粗利率35%です。」

議長「何か質問・意見等ありますか?」

  (し〜ん)

議長「何もなければ、・・・」

思わず私は叫んでしまいました。

私 「ちょ、ちょっと待って。。。
   ○○さん、これは報告なの?それとも何か決める必要があるの?」

W 「え〜っとですね。。。まぁ、この提示内容で良いかどうか、
   判断していただくために、、、ですね・・・」

私 「提示額が□○万円で、粗利率30%以上でしょ。

   職務権限によれば、
   ・・・権限一覧の△行目を見て、、、

   これは営業部長の○○さんが決済する事案だよ。」

W 「え〜っと、、、
   う〜んとですね、、、ですから、
   この会議で決めていただくというか、、、報告というか、、、」

私 「Wさんが決定した後、営業の案件状況の報告ならわかるけど、
   この会議の議題にするとか、
   この場で承認を得るような内容ではないよ。」

W 「はぁ、・・・まぁ、そうなんですけどね。。。
   う〜ん、・・・それなら報告ということで、、、」
 
  と不満そうな顔をしながらWさんは引き下がりました。


私 「おいおい、Wさん、
   あなた、自分の職位がわかっていないな〜」



【 なぜ会議に? 】

Wさんは、自分の権限で決定できる事項を、
なぜ、会議という場に持ちだしたのでしょうか?

なぜ自分で決めずに、
他の人の承認を得ようとしたのでしょうか?


・職務権限の範囲を明確に伝えていなかった

 適切に伝えていたのか?というと、
 充分ではなかったでしょうね。

 では、しっかり伝えていたらどうだったのか?
 というと、それでもWさんは同じ様な行動をとったでしょう。


・議題の段階でチェックしていなかった

 チェックをすれば排除は可能ですね。

 今後、同じ様な状況が発生しないのか?というと、
 頻発すると思いますよ。
 なぜなら、根本がわかっていないからです。


【 わかっていない根本とは 】

職位に就くと、権限と責任が発生します。


『職務権限規定』書により、
職種職位の権限範囲が明記されます。


通常、決裁権限が記載されています。


決済以外にも、
職種職位に応じて権限と責任が発生しますが、
その内容はほとんど明記されていません。

そのことにも憤りを感じますが、
論旨からははずれるので、別の機会に触れますね。



話は戻って、、、


職位に就くと、権限と責任が発生します。

役職に就いた社員はどう思っているのか?

「□□の職位になったので、
 権限を行使することができる」と思っています。



「あたりまえじゃん!」と思いましたか?


重要なので、もう一度書きます。


「権限を行使することができる」と思っています。


よろしいでしょうか?


ほとんど、いや、多分99.9%の役職者が、

「行使することが『できる』」と思っています。


ここに落とし穴があります。


【 MUSTです 】

役職者は、その役職に付与された権限を、

「行使することができる」のではありません。

「行使しなければならない」のです。


CANではないのです。

MUSTなのです。


この間に精神的、意識上の大きなギャップがあることは、
容易にお判りになると思います。


大半、多分99.9%の役職者が、
MUSTであるべきをCANだと勘違いしています。


Wさんの場合、
もしMUSTの意識があれば、
今回の議題の案件は、自分で決定しようとします。


決定の責任を負うので、
わからないこと、不安なことは解消しようと、
いろいろ調べるでしょうし、相談もするでしょう。

「石橋を叩いて渡る」ことができます。


ところが、CANの意識でいるので、
決定に自信が持てない事項については、
権限を容易に放棄し、安易に合議による決定に持ち込むのです。

会議の参加者は、合議という仕組みの安易さに安心して、
責任の所在を不確かにしたまま決めてしまいます。

「石橋を叩く」どころか、
橋の有無すら確認せずに、みんなで渡ります。

「赤信号、みんなで渡れば怖くない」(古いです。(笑)です。


CAN意識がもたらすものは、
責任の不在と仕事の質の低下です。


【 伸びません 】

CAN意識でいると、安易に権限を放棄します。

わからないこと、できないことは、
安易な方法で決めてもらおうとします。

「決める」のではなく「決めてもらう」という意識です。


これが繰り返されるとどうなるのか?


ハッキリ言いますね。

役職者の質の低下を招きます。



よく「リスクをとる」という人がいます。

この「リスク」がよくわかっていない人達が多いです。


ここでの「リスク」は、役職者が負うリスクです。
会社が負うリスクではないので、間違えないでくださいね。


「本来やらなければならないことが、
 残念ながら今の自分では充分できない」

役職者がすべき事と、
今自分自身ができることの「ギャップ」がわかった上で、
できない部分に関する判断を下す際に発生するもの。

これが役職者が負っている「リスク」です。


この「リスク」を適切に理解している人は、
学習し、相談し、すべき事で今できないことを少なくします。

役職者が成長します。

それを見ている部下も、成長する機会ができます。


その結果、会社が負うリスクも減少していきます。



CAN意識の役職者には、このことが理解できていません。
「リスク」は会社が負うものだと考えています。

安易な道ばかり歩むので、部下も管理職を舐めてかかります。
頼りにもしません。



これが何を意味しているのかお判りですね?

CAN意識の役職者が増えるほど、
あなたの会社は、社員の質が低下する、ということです。

その結果、業務の質が低下する。
お客様から支持されなくなる。
儲からなくなる。
そして、そして、、、



【 ギャップ 】

社長や真剣に経営に携わる人は、
時に、役職者や部下の行動を見て、
「こいつら、一体何を考えているんだ!」と、
腹立たしく思うことがあるでしょう。


その原因の一つが、
CAN意識とMUST意識のギャップにあります。


社長は常に自らが決めなければなりません。

わからないことであるなら、
意見を聞く、調べる、勉強する、などなどを経て、
最後は自らが決断します。

MUSTの意識構造です。


ところが、今時の役員を含め、役職者の多くは、
CAN意識で動いています。

CAN意識は「寄りかかり」の意識構造です。

一方、MUST意識は「孤高」の意識構造です。


この間の意識ギャップはかなり大きいです。

CAN意識の人をMUST意識の人が見れば、
同じ仕事をするには腹立たしく思うことは当然なのです。


役職に就くことは、
MUST意識になれ!ということです。


役職者は、本来苦しく、大変で辛い職位です。
なぜなら、それだけの権限と責任を持つからです。
精神的な重圧が常に伴うからです。


MUST意識で仕事をすると、楽ではありません。
しかし、その分おもしろさや達成感が凄いですが、、、


「のほほ〜ん」としてられる役職者が居るとすれば、
その職位は不要です。

もし部下がいるなら、その部下は不幸です。


MUST意識を持てない人を役職者に据えてはいけません。
あなたの苦労が増すだけです。

MUST意識に変われないなら、
その人は自ら役職者を降りなければなりません。


【 まとめ 】

役職者には、MUST意識を持つ人を据えてください。

役職者に任ずるときは、
MUSTで行動することを説いて、約束させてください。

MUST意識を持っていない役職者は、
部下のいない一匹狼の専門職にしてください。


もしあなたの会社の役職者に緊張感が無いとしたら、
それはCAN意識でいるからです。

MUST意識が芽ばえると、
良い意味での緊張感が社内を覆います。

仕事の質を高め、社員の質も高まります。

すぐチェックしてみてください。

あなたの会社の役職者、
CAN意識なのか、MUST意識なのか。



今回はここまでです。
では、次号でまたお目にかかりましょう。



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【 次号予定のメインテーマ 】

 今期の方針は決まった。部門に展開もした。
 あとは実行するだけ。。。

 にもかかわらず、四半期後、半年後、一年後。
   実行されないたくさんの施策。
   達成されない目標。

 なぜ、実行できずに終わってしまうのか?

 それは、次号で!

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【 おしらせ 】

◆読後感を教えてください。
 以下の項目の内、当てはまるURLをクリックしてください。
 もしよろしければ、クリック後に表示されるアンケートにお応えください。


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 件名:【負けない経営 勝ち残る経営:第○号】経営参謀:ふるはた


 今までは、メインテーマのタイトルを件名に組み込みましたが、
 「わかりづらい」とのご指摘がありました。

 なので、毎回、同じ件名でお送りすることにしました。

 お間違いないよう、お願いいたします。


◆このメルマガでポイントはわかった。
 実践することを考えるとどうやったらよいのか?
 もっと詳しい事や方法を知りたい!

 経営に実際携わる方なら、この様な疑問を持たれるでしょう。

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 読み逃すと、かなりの大損です。


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【 編集後記 】

正直に告白します。(笑)


私、チョコレートが好きです。

どんなチョコでも良いわけではありません。
数種類のチョコに限られます。

ゴディバ?   イエイエ。
レオニダス?  イエイエ。

変に甘すぎず、良質のカカオを使っていて、
食べても気分が悪くならないヤツです。

この様なチョコ、数種類を好んで食します。



気楽な打ち合わせをやると、
必ずチョコレートを持ち込みます。

時々、つまんで口にします。


考えに行き詰まったとき。
考えを巡らさなければならないとき。

脳ミソに栄養を与えるために、チョコを食します。


口寂しい時もチョコです。(笑)
手持ちぶさたで、議論を眺めているときもチョコです。(笑)


ここまで読んでくださって、ありがとうございました。



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 どんなことでもメールください! 必ずお返事、書きます。
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