負けない経営 勝ち残る経営:会社を伸ばす秘密の視点

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【負けない経営 勝ち残る経営:第5号】経営参謀:ふるはた

配信日:2009年06月10日

━━ 第5号 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  負けない経営 勝ち残る経営     
  〜 会社を伸ばす秘密の視点 〜       2009/6/10

             関連サイト:http://www.keiei-senryaku.com/

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6月7日。日曜にも関わらず、都内某社で打ち合わせ。

それまでの打ち合わせの話の流れで、
経営の根本に関わる話をなんと4時間以上話すことに。


「折角だから」と急遽、ビデオ撮影しました。


・・・近々流出する・・・かも。


詳しくは「おしらせ」で。。。


では、メルマガ
「負けない経営 勝ち残る経営」第5号を始めましょう。


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【このマガジンの趣旨】

 もうかなり怒っています!
 経営の現場をわかっていない!としか言いようがありません。

 こんにちは。
 あなたの経営参謀:ふるはた です。

 複数の事業会社で経営に携わる役員、役職を経験しました。
 IT系やサービス系、販売業の事業立て直し、
 業績回復の支援にも数多く携わり成果を出していきました。


 この様な経験の中、巷の経営論やコンサルが語る手法は、
 実際の経営に携わる人にとって、
   「ずれている、足りない、視点が違う、適さない」
 ことに気づきました。

 巷の手法、理論は、表面的な事象の解決法、精神論ばかり。
 「なぜ?」を何回も言って考えていないことが多い、
 本質まで考え抜いている訳では無いことがわかりました。

 本気で会社・事業の改革と改善、
 業績の回復に取り組む経営者・管理職の方のために、
 『負けない、勝ち残る、そして伸びる経営』に変わるための視点を、
 このメルマガでお伝えしたい考えています。

 ここでの内容は、コンサルが気づいていない事が多いです。

 なぜなら、実際に経営に携わる過程で探り当て、
 実行して成果を得た内容ばかりだからです。

 このメルマガから、
 ひとつでも多くの気づきを得て実践し、
 あなたの会社を良くしていただきたいので全てお伝えします。


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◇第5号からお読みいただいている「あなた」へ

 星の数ほどあるメルマガの中から、
 当メルマガをお読みいただきありがとうございます。

 「面白い、役に立つ、ちょっといい感じ」と思っていただけましたら、
 経営に携わるお知り合いの方にも、転送・紹介して勧めてくださいね。

 メルマガへのご意見とご感想もお待ちしています。

 よろしくお願いします。

===================================

【今号の内容】

 ◇このマガジンの趣旨(毎回少し変えているのですが、、、)
 ◇第5号からお読みいただいている「あなた」へ

 ◆メインテーマ:<第5話> 本当は、、、違うのでは?

 ◆次号予定のメインテーマ
 ◇おしらせ
 ◇編集後記

===================================

 では順番に始めましょう!

 とその前に、メインテーマのタイトル部分の記載内容を補足します。

 ポイントの気づきレベル
            ★★★★★:基本編
            ★★★★☆:初級編
            ★★★☆☆:中級編
            ★☆☆☆☆:上級編


━ メインテーマ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

● 【第5話】 本当は、、、違うのでは?

                気づきレベル:★★★★☆:初級編

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某社にて。

役員と本部長以上が参加する月次の予実関連ミーティング。

必ず検討する議案のひとつが、前月の実績と今月、翌月の予定。

取締役管理本部長
  「前月の売上予算は¥○○、実績は¥○△、差額は¥□。
   今月は、売上予算¥◎○、今わかっている実績は¥◎△。
   翌月は、売上予算(中略)

   前月の営業利益は実績¥△△、予実の差は¥△□。
   今月は、営業利益(中略)

   営業の詳細状況は、営業本部長から説明してもらいます。」


取締役営業本部長
  「前月の売上差額は、X案件の失注とY案件の契約ずれ込み。
   今月は、Y案件が前月からのズレ込みで受注。
   受注目標は、Z案件、W案件で、
   予算は達成する予定。翌月は、(略)。」


受注確度や、時期、金額等について、
質疑が続いた後、


社長「前月は、案件のずれ込みもあって、
   売上も利益もマイナスだったが、
   今月は、ずれ込み案件も受注したし、
   獲得目標案件に注力して、確実に取ってください。

   そうすれば、今月は予算通りにいけますから。

   翌月の受注予定も視野に入れて、
   営業活動をおこなってください。」


議長「他に意見等ありますか。
   ないようでしたら、次の議案ですが、、、」


良くある会議、予実に関する討議です、、、か?



その後行われた、営業関連のミーティング。

取締役営業本部長、その他の営業役職者、リーダーが出席します。


取りかかり中の案件状況、受注確度、
見積提示内容が話し合われ、必要な決定が行われています。


取締役営業本部長
  「V社の案件の見積提示内容だけど、、、
   金額¥○○だよね。
   粗利は、、、えーっと¥△△で、粗利率は29%か、、、
   35%は無いとダメでしょう。」

(粗利35%は、額面に対して某社で定めている利率。
 この値以下だと、決裁者がより上位者に変わる仕組み。)


担当管理職
  「粗利35%にすると、
   提示額が¥○□になるので、
   お客様の今までの発言から予算額を考えると、、、
   受注がかなり難しくなります。

   次の2次案件もあるので、
   まずは受注して、不足の粗利相当は、
   2次の時に回収するつもりなのですが、、、」


取締役営業本部長
   「提示額の事はわかるけれど、粗利を確保しないと。
    35%以上の粗利がないと、業績上よろしくないし。

    2次案件はわかるけれど、、、
    このご時世だから確実ではないだろうし。

    粗利35%以上にならないと、ちょっと見積提示はできないな。」


担当管理職
  「35%に近づかないと、提示は難しいですか・・・。
   提示額そのままで、
   原価を見直して粗利率を上げますか・・・」

     ( 中 略 )


案件毎に、受注するための粗利額、粗利率の議論、
受注確度、受注時期の確認が続きました。

案件毎の議論を終えると、

取締役営業本部長
  「案件毎に議論した内容に沿って、
   受注に向けた活動をおこなってください。」

これで営業関連ミーティングは閉幕しました。


これも良くある営業系の打ち合わせでしょう、、、か?



【 お題目、、、です 】

某社の今期の一番の数値目標は「売上¥○○○」です。


予実関連ミーティング。

なにかおかしくないですか?
なにか議論が足りないと思いませんか?


今期の目標は、年間の売上¥○○○です。


月次の予実で確認するべき事は、
前月、今月、翌月、
各月毎の予実対比だけで充分でしょうか?

それで、年間売上¥○○○に辿り着くでしょうか?


ちなみに、、、
某社は、毎年売上予算額に大きく達することはありません。



前月売上の予実対比でマイナス差額が出ているなら、
今月その分がキャッチアップできるのか?を、
確認する必要があります。

例では、前月分の売上ズレ込みが今月獲れたので、
「良かった」という論調ですが、
これは摩訶不思議なことです。


前月売上が不足したなら、

今月の売上 = 当初の売上予定額 + 前月の不足分

になるはずです。


例の予実関連ミーティングの内容から言えることは、
前月どんなに予実にマイナスが発生していても、
「それは忘れてしまっていいですよ」です。

「今月は今月として、
 今月の予算数字達成に向けてがんばりましょう!」
なのです。


素朴な疑問!!!

前月のマイナス分は、一体いつ回収するつもりなのでしょうか?


予実のズレを考えない、忘れても構わない、ということは、
目標の「売上¥○○○」は、
達成しなくても別に気にならない、「お題目」だということです。


社員には「今期の目標」として言ってはみたが、
別に気にしなくてもいい、ということです。


経営側がこんな気持ち、対応で目標を扱うなら、
社員は会社が掲げる今期の目標など、
「全く気にしない」で淡々と業務をこなすでしょう。


目標が達成できるはずがありません。


前述したように、
この会社は、目標を達成できたこと、、、ありません。


目標策定の時間・・・無駄です。

社員に目標を伝えること・・・無駄です。



【 どっち? 】

某社の今期の一番の数値目標は「売上¥○○○」です。


各営業には、この数字を分解して、
目標売上数字が配賦されています。

営業職は目標売上数字の達成が、
人事考課における大きな評価項目になっています。


営業関連のミーティング内容を振り返ってみると、

なにかおかしくないですか?
なにか議論がずれていると思いませんか?


案件毎の議論ですから、
当然、売上額だけでなく、利益や原価の議論は必要です。


必要ですが、
「粗利」に固執することに違和感を感じます。



なぜなら、
  今期達成すべきは目標は「売上額¥○○○」
  売上額を営業個々に配分している
  営業個々の売上達成状況を対象に考課している
からです。


売上が獲得できるならば、多少粗利率がすくなくても、
すぐに案件として取りに行くことです。

にもかかわらず、取締役営業本部長が、
業績確保には粗利35%以上必要だと公言しています。



これを聴く社員は混乱するでしょう。


「会社の目標は売上獲得のはず。

 しかし、営業案件では、粗利の確保が求められる。

 粗利を無視して良いとは思わないが、
 35%に達さないと受注に向けた活動ができない。

 どうしたらいいんだ?

 その上、売上額の予実差で個人の評価がされる。

 売上?粗利?どっちに重きを置いたらいいの?」


この混乱に対する明快な回答はありません。


なぜなら、目標を声高に掲げている経営側でさえ、
わかっていないからです。
尋ねられても、明快な説明はできないでしょう。


混乱する社員は、回答もないので、
やがて考えることを止めます。

淡々と現業をこなします。

売上が未達でも、別に何とも思いません。

「何かアクションを起こして不足分を挽回しよう」
などとはこれっぽちも思いません。


案件の粗利が足りない、と言われれば、
安易に原価を削減し、数字の辻褄を合わせます。
その結果、受注後にコストが膨らみ、
粗利はビックリするほど少なくなります。



【 まとめ 】

この某社。

目標数字として売上を掲げています。


本当に売上が、その値が目標として適切なのか、
経営側でさえ、納得していません。
どうしても達成すべき目標とは思っていません。

更に言うと、本当は売上額ではなく、
営業利益・経常利益が達成すべき目標ではないでしょうか?


腹に落ちていないので、

 目標数字をどのように把握するのか?
 目標数字の状態をどのような観点で見るのか?
 目標実現のためにどの様な対応をしなければならないのか?

が全くわかっていません。


 予実関連ミーティングで、各月の予実対比で満足する、
 営業関連ミーティングで、案件の粗利に固執する、
その結果、社員を混乱させ、やる気を削ぎ、
淡々と仕事をこなす状況にしています。

経営側の責任は重いです。


あなたの会社の今期目標。

本当に達成が必要だと考えていますか?
達成するために、一貫した思考で仕事をできるようにしていますか?
社員を混乱に陥れていませんか?
  社員のやる気を削ぎ、不満を増幅していませんか?


一度チェックをしてみてください。



今回はここまでです。
では、次号でまたお目にかかりましょう。



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【 次号予定のテーマ 】

「強み」を活かせ!

良く聞く言葉です。コンサルタントも良く言います。
あなたは自分の強み、本当にわかっていますか?

詳しくは、次号で!

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【 おしらせ 】

◆業績向上の経営、勝ち残る経営の本質

 7日に急遽開催となった某社での学習会。

 急遽用意した家庭用ビデオで、セルフ撮影となりました。

 聴衆は、
 某社の経営に携わる中堅およびリーダー格の若手。

 内容の一部
 ・業績向上・回復をもたらす経営の要素とは?
 ・経営要素が効果を産みだす関係とは?
 ・なぜ戦略系コンサルでは成果が出にくいのか?
 ・会社の○○資源が重要な理由
 ・なぜ社員の「やる気」はでないのか?
 ・リーダーシップとは?
 ・率先垂範とは?
 ・上司、先輩がリーダーシップを発揮できない、
     率先垂範できない理由とは?

他にもコミュニケーションや仕事のやり方について、
約4時間以上に渡って説明しています。

 やる気満々の参加者なので、
  質問内容もかなり高等です。


これから編集します。

もしかしたら、、、流出するかも。。。

これから編集ですから、カット等もありますが、、、

流出等については、今後当メルマガにてお知らせします。


◆このメルマガでポイントはわかった。
 実践することを考えるとどうやったらよいのか?
 もっと詳しい事や方法を知りたい!

 経営に実際携わる方なら、この様な疑問を持たれるでしょう。

 そこで、このメルマガを読まれているあなたに提案があります。

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 役職者がMUST思考で活動できるようにするために、
 職務権限の中身と整理方法をお話ししました。


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